小学生の頃から音楽に興味を持ち始め、中学生の時には既に音楽活動を始めていた、木根尚登(きね なおと)さん。高校生の時には、宇都宮隆さん、高校卒業後には、小室哲哉さんを加えて、音楽活動を続けられるのですが・・・
年齢は?本名は?
木根さんは、1957年9月26日生まれ、
東京都立川市のご出身、
身長174センチ、
体重66キロ、
血液型はB型、
学歴は、
日本大学明誠高等学校卒業、
本名も、
同じく、木根尚登、
だそうです。
中学でフォークデュオ「おんざろっく」を結成
木根さんは、小学生の頃、
グループサウンズに興味を持ち始めると、
中学2年生の時には、
お兄さんが弾かなくなったフォークギターをもらい、
学校の休み時間に友達と曲作りに励むようになったそうで、
「枯れ果てた世界」という曲を作ると、
クラス対抗作曲コンクールでは、
中学の体育館で演奏されたそうです。
また、同級生の音楽仲間と2人で、
「おんざろっく」というフォークデュオも組まれたそうです。
(中学3年生の時には、「フリーダム&ピース」というグループで、
文化祭に出場されていたそうで、他にも複数のグループを、
掛け持ちされていたのかもしれません。)
宇都宮隆と音楽活動開始
そして、木根さんは、高校入学後も、
「おんざろっく」としての活動を続け、
途中、新メンバーが2人加わって、
4人体制でライブを開催されたそうですが、
全くお客さんが入らなかったことで、
再び2人体制に戻されます。
そんな中、小学2(3)年生の時の同級生だった、
宇都宮隆さんがギターを始めたことを聞きつけたそうで、
イケメンだった宇都宮さんをヴォーカルに勧誘。
ただ、オリジナルメンバーだった同級生が辞めてしまったため、
木根さんは、宇都宮さんと2人のフォークデュオとして、
音楽活動を開始されたのでした。
ロックバンド「フリースペース」~「SPEEDWAY」
その後、木根さんと宇都宮さんは、片っ端から、
オーディションを受けたり、レコード会社やラジオ局に、
デモテープを送られたそうですが(その数100本超)、ほぼ全滅。
そんな中、「おんざろっく」は、
ロック好きな同級生にバックバンドをやってもらった影響か、
徐々に、フォークデュオからロックバンドへと変わっていったそうで、
高校卒業後の1976年には、他の仲間を加えて、
新たに、ロックバンド「フリースペース」を結成され、
東京、八王子を中心に活動すると、
アマチュアバンドながらファンクラブが結成されるほどの、
高い人気を誇ります。
そして、翌年の1977年には、
都内の楽器店で行われたコンテストを総なめにするなど、
人気だけでなく実力も発揮すると、
1978年には、楽曲がラジオでオンエアされるようになり、
1979年、ついに、ファーストシングル「夢まで翔んで-DreamAway-」で、
メジャーデビューを果されたのでした。
(グループ名を「フリースペース」から「SPEEDWAY」に改名されています)
「夢まで翔んで-DreamAway-」より。
左端が木根さん、中央が宇都宮隆さん。
小室哲哉が加入
そして、1980年には、
東京府中で別のバンドとして活動していた小室哲哉さんに、
バンドを手伝うように声をかけ、小室さんが新たに加入。
実は、木根さんは、1975年頃から、
「府中には、小室哲哉っていうすごいキーボーディストがいる」
と、小室さんのことを知っていたそうで、
地元で噂になっていた小室さんを、
宇都宮さんと見に行かれたことがきっかけで、
小室さんと友達になっていたのでした。
(左端から)小室哲哉さん、宇都宮隆さん、
右から2人目が木根さん。
木根さんは、小室さんとの出会いを、
自分たちの出番の前にほかのバンドを見られるから、
宇都宮くんと一緒に「噂の小室哲哉を見てやろう」ってことに。そしたら、全員が黒のジャンプスーツを着て、髪はロン毛の金髪!
小室くんはキーボードを何台か並べて、小難しい音楽を奏でていました。さらに、曲はすべて英語でオリジナル!
僕とウツ(宇都宮氏)がイライラしてきたところに、ボーカルが、
「最後の曲は、キーボードの小室哲哉がサイパンの浜辺で書いた曲です」
とか言いやがって(笑)。僕たちは飛行機すら乗ったことなかったから、それでカチーンとね(笑)。
「アイツとは友達になれないわ」という会話が、
いまでも耳に焼き付いています(笑)。
でも、彼のほうが1コ下だったこともあって、
ライブのあとに向こうから挨拶に来てくれたんですね。そしたらロン毛の金髪はカツラで、普通の短髪&黒髪。
話してみたらいいヤツで、そこから友達になったんです。
と、明かされています。
全国ツアー敢行も、小室哲哉が脱退
こうして、「SPEEDWAY」には、
小室さんが新しく加入されたのですが、
その小室さんが、突然、
「全国ツアーをやろう」
と言い出されたそうで、
「SPEEDWAY」のメンバーは、車2台に楽器を積み込み、
東京、静岡、名古屋、大阪、神戸、京都、金沢の7大都市をまわることに。
しかし、7大都市をまわって、
来てくれた観客はたったの8人!
それで嫌になったのか、帰った頃、
小室さんが今度は、突然、
「ボクや~めた」
と言って、脱退されたのでした。
それで、残った木根さんらは、音楽性のほか、髪型、衣装も変えるなど、
できることは全てやったそうですが、まったく成果は出ず。
そして、それから半年くらい経ったある日、
突然、小室さんが木根さんの家に訪ねて来られ、
「2人でやろうよ」
と、木根さんを誘われたのでした。
「木根尚登の小説キャロルがベストセラー!TMではGet Wildが大ヒット!」に続く