野々村真がバイキングで肺がん発覚？世界ふしぎ発見は30年超！

「いいとも青年隊」時代には、パシリに使われたり、他のメンバーの喧嘩の仲裁に入るなど苦労の多い日々を過ごされた、野々村真（ののむらまこと）さんですが、１９８５年３月にはそんな「いいとも青年隊」を卒業。卒業後は、ピンでの活動が心配される中、「いいとも青年隊」時代に培った能力が花開きます。

「野々村真の若い頃は羽賀研二といいとも青年隊！劇男零心会にも！」からの続き

「いいとも青年隊」ではパシリと仲裁役

こうして、「いいとも青年隊」のメンバーに選ばれた野々村さんでしたが、記念すべき第１回放送では、ガチガチに緊張してしまい、本番前に「放送禁止用語には気をつけろ」と言われていたにもかかわらず、

ジェスチャー当てクイズでは、当てることに必死になりすぎて、「土○」「ぎっ○ょ」などと放送禁止用語を連発し、初日でいきなり、このコーナーが終わるのではないかと思われるほどの幕開けとなったほか、

本番以外では、「いいとも青年隊」は、ＡＤよりも立場が下だったそうで、特に野々村さんは「いいとも青年隊」の中でも一番年下だったことから、朝、新宿の松屋にスタッフ全員分の牛丼を買いに行かされたり、

生放送中でも、しょっちゅう、舞台裏で、スタジオまで響くほどの大喧嘩を始める、メンバーの久保田篤さんと羽賀研二さんの仲裁に入ったりと、苦労の耐えない日々を送られたのでした。

（そのため、何度も解散させられそうになったそうです）

（左から）羽賀研二さん、タモリさん、久保田篤さん、野々村さん。

「いいとも青年隊」を卒業

そして、ニ年の月日が流れ、いよいよ「いいとも青年隊」を卒業することになるのですが、

卒業が間近に迫った頃には、

（卒業後）ひとりでこいつ大丈夫か？

という雰囲気がスタッフの間にあり、

心配してくれたくれたスタッフが、当時、野々村さん同様に、レギュラーから卒業となり心配されていた三田寛子さんと、二人だけのコーナーを作ってくれたそうで、

そんなスタッフの温かい気遣いの中、１９８５年３月、野々村さんは、「いいとも青年隊」を卒業されたのでした。

ちなみに、野々村さんは、「笑っていいとも」に出演されたことについて、

笑えないハプニングもありましたけど、それが生放送の醍醐味（だいごみ）だったんですよね。最高の番組に出させてもらってたんだなと今さらながら思います。

と、明かされています。

ソロデビュー～「世界ふしぎ発見！」のレギュラー３０年超

ただ、卒業後は、八百屋を営んでいる実家からは、

「もう帰ってきて店を手伝え」
「いい青春の思い出ができたろ」

と、いうような空気が流れ、

野々村さん自身も、

（いいとも青年隊）では、あのふたり（久保田さんと羽賀さん）がいなかったら僕のキャラは成立しなかったと思うんです。

と、一人でやっていくことには不安を覚えていたそうですが、

それでも、野々村さんの中では、

いいとも青年隊で終わりたくない

という思いが強かったそうで、

そんな中、事務所がソロでＣＤデビューさせてくれることになり、１９８５年６月、ファーストシングル「純情時代」で歌手デビュー。

「純情時代」

そして、この曲で歌番組に出演された際、一人でトークすると（緊張で何をしゃべったのか覚えていないそうですが）、それがウケて会場が爆笑の渦に包まれたそうで、楽屋に戻ると、マネージャーからは、

どうした、おまえ！　ひとりでできるじゃないか！

と、驚かれたそうで、

その後、１９８６年４月には、新しく放送が開始するクイズ番組「世界ふしぎ発見！」のレギュラー回答者に抜擢されると、優等生の黒柳徹子さんに対し、一般常識では考えられないような珍回答を連発するなど、会場の笑いをとるボケ役として出演。現在もなお、愛されキャラとして番組を盛り上げられています。（都合３０年以上ということになります。）

（左から）野々村さん、黒柳徹子さん、草野仁さん、出水麻衣アナ。