「仁義なき戦い 広島死闘篇」「柳生一族の陰謀」などで存在感を示し、「キル・ビル」など、ハリウッドにも進出された、千葉真一(ちば しんいち)さんですが、今回は、その他の出演作品でのエピソードほか、デビュー以来の主な出演作品を画像を交えてご紹介します。
「千葉真一にタランティーノやサミュエルLジャクソンも虜になっていた!」からの続き
出演作品(テレビドラマ)
それでは、千葉さんの主な出演ドラマをご紹介しましょう。
1960年「アラーの使者」
1963年「浅草の灯」
1964年「鉄道公安36号」
1965年「くらやみ五段」
1968年「キイハンター」
1969年「特命捜査室」第9話
1970年「柔道一直線」
「キイハンター」より。
「柔道一直線」より。桜木健一さん(左)と千葉さん(右)。
1972年「刑事くん」
1973年「ロボット刑事」
1974年「ザ・ボディガード」
1975年「ザ★ゴリラ7」
1976年「大非常線」
1977年「新伍とんでけ捕物帳」
1978年「柳生一族の陰謀」
「ザ★ゴリラ7」より。
「柳生一族の陰謀」より。(左から)千葉さん、目黒祐樹さん、志穂美悦子さん、島英津夫さん。
1980~1985年「影の軍団シリーズ」
1981年「警視庁殺人課」第1話
1982年「宇宙刑事ギャバン」
1983年「宇宙刑事シャリバン」
1984年「素晴らしきサーカス野郎」
1986年「深夜にようこそ」
1987年「太閤記」
「影の軍団」より。
「宇宙刑事ギャバン」より。
1988年「徳川家康」
1989年「夢に見た日々」
1990年「十七人の忍者」
1991年「武田信玄」
1992年「徳川無頼帳」
1993年「森蘭丸〜戦国を駆け抜けた若獅子〜」
1996年「聖龍伝説」
「聖龍伝説」より。
1997年「寺子屋ゆめ指南」
2001年「できちゃった結婚」
2005年「アストロ球団」
2007年 NHK大河ドラマ「風林火山」
2011年「秘密諜報員 エリカ」#13
2014年「おわこんTV」
「風林火山」より。
「おわこんTV」より。(左から)千葉さん、小泉孝太郎さん、片瀬那奈さん。
ほか、数多くのテレビドラマに出演されています。
ドーベルマン刑事
ちなみに、千葉さんは、1977年には、平松伸二さんのマンガを原作とする、大都会・東京を舞台に、沖縄県石垣島からやってきた刑事・加納錠治が、芸能界での成功を夢見る新人歌手とその背後でヤクザたちが絡み合った事件を解決していく様子を描いた、映画「ドーベルマン刑事」(深作欣二監督)で、
「ドーベルマン」の異名を持ち、凶悪犯罪者なら、たとえそれが、名士、女性、未成年、社会的弱者、障害者であろうとも、容赦はしない主人公・加納錠治役を演じられているのですが、
「ドーベルマン刑事」より。千葉さんと松方弘樹さん
千葉さんは、主演でのオファーを受けた当初は、
僕じゃないでしょう
と、渋ったそうですが、
深作さんから原作とはかなり違う脚本を渡され、
これならできるかもしれない
と、この役を引き受けられたのだそうです。
出演作品(映画)
それでは、次に千葉さんの主な出演映画をご紹介しましょう。
1961年「風来坊探偵シリーズ」
1962年「南太平洋波高し」
1963年「海軍」
1964年「地獄命令」
1965年「あの雲に歌おう」
1966年「太陽に突っ走れ」
「海軍」より。北大路欣也さん(左)と千葉さん(右)。
「風来坊探偵 赤い谷の惨劇」より。北原しげみさんと千葉さん。
1967年「組織暴力」
1968年「陸軍諜報33」
1969年「日本暗殺秘録」
1970~1971年「やくざ刑事シリーズ」
1972年「狼やくざシリーズ」
1973年「仁義なき戦い 広島死闘篇」
1974年「殺人拳シリーズ」
「日本暗殺秘録」より。
「仁義なき戦い 広島死闘篇」より。
1975年「けんか空手 極真無頼拳」
1976年「脱走遊戯」
1977年「ドーベルマン刑事」
1978年「柳生一族の陰謀」
1979年「蘇える金狼」
1980年「復活の日」
1981年「冒険者カミカゼ -ADVENTURER KAMIKAZE-」
「けんか空手 極真無頼拳」より。
1982年「伊賀野カバ丸」
1983年「里見八犬伝」
1984年「コータローまかりとおる!」
1985年「最後の博徒」
1986年「キャバレー」
1987年「必殺4 恨みはらします」
1989年「将軍家光の乱心 激突」
「里見八犬伝」より。千葉さんと薬師丸ひろ子さん。
1991年「極道戦争 武闘派 」
1992年「いつかギラギラする日」
2002年「実録 安藤昇侠道伝 烈火」
2003年「キル・ビル」
2003~2005年「新 影の軍団シリーズ」
2004~2005年「銭道シリーズ」
2006年「THE WINDS OF GOD -KAMIKAZE-」
「キル・ビル」より。左が千葉さん。
2007年「親父」
2012年「修羅の花道シリーズ」
2013年「日本統一シリーズ」
2014年「歌舞伎町はいすくーる」
2015年「エイプリルフールズ」
2016年「神人~ザンの末裔~」
2017年「極道天下布武シリーズ」
「エイプリルフールズ」より。
ほか、映画も数多くの作品に出演されています。
神人~ザンの末裔~
ちなみに、2016年に出演された映画「神人~ザンの末裔~」は、ほぼすべて沖縄のスタッフ・キャストで制作されているのですが、
千葉さんは、沖縄の映画に出演されたことについて、
僕は沖縄が日本本土に復帰する前から興味があって、特に琉球の時代からのものに非常に興味持っていて、結構来ているんです。映画に関係なく。
で、沖縄でいろんな、見たり、泳いだり、遊んだり、慶良間島で潜ったり、そんなことを数多くやっているうちに友達もたくさんできて。まぁそういうことしているうちに作ることになりました。
我々が東映に入ったころ、東映には第二東映というのがありまして、もう当時は(映画を)作れば客が入るという時代でしたから、第二東映はまだ作品が少なかったから、もう「作れっ作れ作れ」って。
眠っている暇なんてない。みーんな必死になって映画を作っているあの頃の姿を、沖縄の人に感じたんですよ。「神人~ザンの末裔~」のスタッフに。(当時は、映画2本を2週間で撮ることも当たり前の時代だったそうす)
こんな時代あったなぁって。お金もねぇのに必死になって「ああしようか、こうしようか、どうしよっか」ってね。
必死になってやるスタッフの姿を見ていて、思わず「俺にできることがあったらやるよ」って言ったら、「本当ですか!?」って言うから、「うん、やろやろ」って。みんなで楽しんで、お祭り騒ぎをしただけです。
と、語っておられました。
「千葉真一の元妻は野際陽子!馴れ初めは?夫婦生活は?」に続く