デビュー当初20代の時は伸び悩むも、30代になって、「金田一耕助シリーズ」で一躍ブレイクされた、古谷一行(ふるや いっこう)さん。今回は、そんな古谷さんのデビューからの出演作品を画像を交えてご紹介します。
「古谷一行の若い頃は?金田一耕助ブレイク前はメロドラマ俳優だった!」からの続き
出演作品(テレビドラマ)
それでは、ここで、古谷さんのデビューからの主な出演作品をご紹介しましょう。
テレビドラマでは、
1970~1971年 NHK連続テレビ小説「虹」
1972年 NHK大河ドラマ「新・平家物語」
1972~1973年「荒野の素浪人 第1シリーズ」第33,46,63話
1974~1975年「鞍馬天狗」
1975年 NHK大河ドラマ「元禄太平記」
1976~1977年「三男三女婿一匹」
1977~1978年「おおヒバリ!」
1977~1978年「横溝正史シリーズ」
1979年「青春諸君!」
1980年「87分署シリーズ・裸の街」
1981年「思えば遠くへ来たもんだ」
1982~2007年「土曜ワイド劇場『混浴露天風呂連続殺人シリーズ』
「混浴露天風呂連続殺人シリーズ」より。古谷さんと木の実ナナさん。
1983年「金曜日の妻たちへシリーズ パートⅠ」
1983~2005年「金田一耕助シリーズ」
1984年「オレゴンから愛」
1985年「金曜日の妻たちへシリーズ パートⅢ」
1986年「恋する時間です」
1987年「男たちによろしく」
「男たちによろしく」より。(左から)古谷さん、泉谷しげるさん、田村正和さん。
1988年「松本清張スペシャル・やさしい地方」
1989年「過ぎし日のセレナーデ」
1990年「お父さん」
1991年「松本清張スペシャル・数の風景」
1992年「木曜日の食卓」
1993~2001年「盲人探偵・松永礼太郎シリーズ」
「盲人探偵・松永礼太郎 復讐幻想」より。(左から)古谷さん、高橋一生さん、一色彩子さん。
1994年「松本清張スペシャル・喪失の儀礼」
1995~1997年「親子弁護士の探偵帖シリーズ」
1996年 NHK大河ドラマ「秀吉」
1997年「失楽園」
1998年「びんぼう同心御用帳」
1999年「京都始末屋事件ファイル」
「親子弁護士の探偵帖シリーズ」より。(左から)大滝秀治さん、古谷さん、水野美紀さん。
2000年「金曜日の恋人たちへ」
2002年 NHK大河ドラマ「利家とまつ~加賀百万石物語~」
2003年「夜桜お染」
2004年「ブラックジャックによろしくSP~涙のがん病棟編~」
2005年「上を向いて歩こう~坂本九物語~」
2006年「小早川伸木の恋」
「夜桜お染」より。古谷さんと若村麻由美さん。
2007年「女帝」
2008年「サラリーマン金太郎」
2009年「神の雫」
2010年「検事・鬼島平八郎」
2011年「下町ロケット」
2012年「剣客商売 御老中暗殺」
2013年「ドクターX~外科医・大門未知子~」
2014年「福家警部補の挨拶」第7話
2015年「わたしをみつけて」
2016年「ヒポクラテスの誓い」
2017年 NHK連続テレビ小説「ひよっこ」
2018年「執事 西園寺の名推理」
2019年「悪魔の手毬唄〜金田一耕助、ふたたび〜」
「福家警部補の挨拶」より。檀れいさんと古谷さん。
「ひよっこ」より。(左から)木村佳乃さん、有村架純さん、古谷さん。
「執事 西園寺の名推理」より。古谷さんと上川隆也さん。
出演作品(映画)
映画では、
1969年「新選組」
1970年「富士山頂」
1971年「刑事物語 兄弟の掟」
1979年「金田一耕助の冒険」
1981年「アッシィたちの街」
「モーニング・ムーンは粗雑に」
「金田一耕助の冒険」より。峰岸徹さん(左)と古谷さん(右)。
1982年「凶弾」
1985年「時代屋の女房2」
1986年「ジャズ大名」
1994年「ベトナムのダーちゃん」
1996年「CAB」
1999年「残侠 ZANKYO」
「ジャズ大名」より。財津一郎さんと古谷さん。
2002年「宣戦布告」
2003年「手紙」
2004年「新しい風」
2010年「さよなら夏休み」
2014年「喰女-クイメ-」
2016年「はなちゃんのみそ汁」
2019年「マチネの終わりに」
「マチネの終わりに」より。福山雅治さん(左)と古谷さん(右)。
ほか、数多くの作品に出演されています。
失楽園が大ヒット
ところで、古谷さんは、1997年には、渡辺淳一さんの大ベストセラー小説を原作とする、テレビドラマ「失楽園」で、主人公の久木祥一郎を演じられているのですが、
不倫をテーマにした、激しい性描写のあるこのドラマは、(同年、映画がヒットしたこともあり)平均視聴率20%を超える大ヒットを記録。
最終回は、1992~2004年の12年間のプライムタイムの全連続ドラマの中で最高となる、視聴率27.3%を記録しています。
「失楽園」より。川島なお美さんと古谷さん。
失楽園の主演は石田純一の代役だった?
しかし、このドラマ、実は、当初、石田純一さんが主演する予定だったのだそうです。
というのも、2015年、古谷さんの相手役を演じた川島なお美さんが他界され、その通夜に列席された石田純一さんが、
『失楽園』は渡辺淳一先生が僕をイメージして書いたと聞いて、ドラマ化のときは主演に決まっていた。僕が推していた女優さんもいた。結局、僕が報道番組(スーパーJチャンネル)の司会をやることになって降りてしまった。
その後、古谷一行さんに決まり、女優さんも川島さんに決まった。ずっと言えなくて心に引っかかっていました。でも、僕が降りて彼女の人生が開けた。今日は(遺影に)『ごめんね』と言いました。
と、明かされているのです。
とはいえ、トレンディドラマで大ブレイクしていた石田さんより、むしろ、「金曜日の妻たちへ」などで不倫モノを演じていた古谷さんだからこその、大ヒットだったのかもしれませんね。
「古谷一行は混浴露天風呂連続殺人で温泉ギャルと不倫していた!」に続く