「劇団四季」に入団して以来、常に主役を張り、「劇団四季」退団後も、映画やテレビドラマで次々と主演を務められるなど、華々しい活躍を続けてこられた、鹿賀丈史(かが たけし)さんですが、そんな鹿賀さんをずっとライバル視していた「劇団四季」の同期・市村正親さんも、ついに花開く時が来ます。

「鹿賀丈史と市村正親は劇団四季の同期だった!」からの続き

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市村正親が「オペラ座の怪人」で一躍脚光を浴びる

鹿賀さんは、1979年に「劇団四季」を退団した後も、映画やテレビドラマで次々と主演を務め、華々しく活躍されるのですが、

一方、市村さんも、1988年には、ついに、「オペラ座の怪人」で主演を務めると、一躍、脚光を浴び、翌年の1989年には、ミュージカル俳優として、初めて「第40回NHK紅白歌合戦」に出場。

以降、「劇団四季」の看板俳優として活躍されると、1990年には「劇団四季」を退団し、ミュージカル、ストレートプレイ、テレビドラマ、ナレーション、一人芝居など、様々な分野で活躍されるまでになります。

「ラ・カージュ・オ・フォール~籠の中の道化たち~」でのコンビが大盛況

そんな市村さんは、1993年には、舞台「ラ・カージュ・オ・フォール~籠の中の道化たち~」で、主人公・アルバン役を演じると、これが当たり役となり、以降、上演を重ねられているのですが、

2008年には、相棒・ジョルジュ役に、ライバル視していた鹿賀さんを迎え、その後も、2012年、2015年と、コンビで出演されると、いずれの公演も、初日から千秋楽まで、連日、スタンディングオベーションという大成功を収められています。


「ラ・カージュ・オ・フォール~籠の中の道化たち~」で男同士の夫婦を演じられた、鹿賀さん(左)と市村正親さん(右)。

鹿賀丈史も市村正親をライバル視していた

そんなお二人は、2018年、バラエティ番組「爆報!THEフライデー」(5月4日放送)に出演されているのですが、

市村さんが、

浅利さんにクレソンと言われたときに、うっと思ったけど、「いつかステーキになってみたいな」って気持ちもあった。丈史という存在をずっと見てたから「俺もああなりたい」と思った。

丈史が四季を辞めたから俺にいい役が来たわけじゃない。いなくなったときに、こっちがずっと「ああいうふうになりたい」って気持ちがあったからこそ、(主)役と出会ったんじゃないか。

と、鹿賀さんへの思いを明かし、

鹿賀さんが、

お肉とクレソンの話じゃないけど、(市村は)普通のクレソンじゃないですから。大地にダーっと根を張ってる。肉よりも強いんじゃないかって。同じ俳優だけど、持ってる素質・資質が違う。悔しいっていうか。

と、返されると、

市村さんは、思わず、鹿賀さんに抱きつかれており、お二人がいかに強い友情で結ばれているかが伺えます。


突然、鹿賀さんを抱きしめる市村さん♪

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ミュージカル「生きる」でダブル主演

また、2020年には、黒澤明監督作品をミュージカル化した舞台「生きる」で、鹿賀さんと市川さんは、ダブル主演を務められているのですが、

都内で実施されたインタビューで、改めてお互いの印象を聞かれ、

市村さんが、

(鹿賀は)昔から主役路線を走っていて、僕はその周りの役が多かった。それが一つの役をやり合えるようになったわけだから、僕も頑張ったなと。自分の頭を撫でてあげたいね。

と、言うと、

やはり、鹿賀さんは、

(何を言ってるんだか(笑)とツッコミを入れつつ)お互いに自分の歩む道があって、50年以上前からの付き合い。市っちゃんの舞台に掛ける情熱は、他の人には真似が出来ないですよ。

と、市村さんの俳優魂を絶賛されており、お二人の友情の強さが分かります。

「鹿賀丈史は妻と離婚していた!息子は?現在の恋人は上戸彩似美人?」に続く

「生きる」より。市村正親さん(左)と鹿賀さん(右)。

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