「日活」の看板女優・浅丘ルリ子さんとの大恋愛、国民的人気歌手・美空ひばりさんとの結婚・離婚と、プライベートもジェットコースターのような人生を歩んでいた、小林旭(こばやし あきら)さんですが、ようやく落ち着ける人生の伴侶と巡り合います。
「小林旭と美空ひばりの離婚原因は?」からの続き
青山京子と再婚
美空ひばりさんとの離婚から3年後の1967年、小林さんは、女優の青山京子さんと再婚されています。
お二人は、1966年に行われた報知新聞主催のボウリング大会で知り合い、交際に発展すると、
こういう女はそばにいて安心感を与えてくれるだろうし、支えにもなってくれる。
と、小林さんが思われたことから、交際後まもなくプロポーズされ、結婚に至ったそうで、
結婚後、青山さんは、
結婚すれば仕事は二の次
と、芸能界を引退し、主婦業に専念。
ちなみに、小林さんは、後に、
家庭がしっかりしてるからオレが自由に動き回れるんですよ。女房には本当に感謝しています。
と語っておられ、
小林さんが借金地獄から脱出することが出来たのは、奥さんの存在が大きかったようです。
青山京子とは?
ちなみに、青山さんは、高校在学中に、「東宝」のオーディションを受けて合格し、1952年に、映画「思春期」で女優デビューされると、1954年には、映画「潮騒」でヒロインに抜擢。
「潮騒」より。
1958年には、「東宝」を退社されると、以降、フリーとして活動し、1967年に、小林さんと結婚するまで、約70本の映画に出演されていたそうです。
「やんちゃ娘行状記」より。宝田明さんと青山京子さん。
妻・青山京子が死去
そんな青山さんは、小林さんが不動産業に失敗し、多額の借金を抱える中でも、明るく小林さんをサポートし続けたそうですが、2020年1月12日、「肺ガン」のため、84歳で他界されています。
関係者によると、青山さんは、2018年の、定期検診で「肺ガン」が見つかると、全国ツアーの合間をぬって駆けつける、小林さんとの他愛のない日常会話に勇気づけられ、また、小林さんの活躍を励みに、闘病生活を続けていたそうで、晩年も意識ははっきりしていたそうです。
ただ、2020年1月12日、家族全員がそろう中、まるで、最期の時を自分で決めるかのように、大きく息を吐くと、眠るように息を引き取られたとのこと。
小林さんは、そんな奥さんの手をずっと握りしめ、奥さんが息を引き取った後もしばらく遺体に付き添われていたそうで、コメントを出せる状態ではなかったそうですが、落ち込んだ様子を見せないよう、周りには気丈に振る舞われていたとのことでした。
葬儀・告別式は気丈に振る舞う
そして、同年1月23日、東京・西五反田の桐ヶ谷斎場で、しめやかに、葬儀・告別式が執り行われると、俳優の高橋英樹さん、丹古母鬼馬二さん、タレントのなべおさみさんら約100人が参列。
小林さんは、「北へ」「ついて来るかい」から始まる自身の楽曲の数々を織り込んだ詩を引用しながら、喪主のあいさつをされると、
最後に、
皆さまの熱き心をいただいて本人も悠々と旅立てたと思います。ありがとうございました
と深々と頭を下げられたそうで、
葬儀の最中、娘の真実さんが泣き崩れる場面もあったそうですが、小林さんは、最後まで気丈に振る舞い、喪主を務めあげられたそうです。
青山京子(本名・小林みどり)さんの葬儀が営まれた品川区の斎場。
娘は?息子は?
そんな小林さんと青山さんの間には、娘さんと息子さんが一人ずつおられるのですが、
娘の小林真実(こばやし まみ)さんは、以前、女優をされていたようですが、現在は小林さんの個人事務所の社長を務められているとのこと。
小林真実さん
また、息子の小林一路(こばやし かずみち)さんは、小林さんご自身のレーベル「マイトガイレーベル」の代表取締役社長を務められているそうです。
小林一路さん
さて、いかがでしたでしょうか?
小林さんの、
- 年齢は?出身は?身長は?学歴は?
- 本名は?ニックネームの由来は?
- 少年時代から活発で正義感が強かった
- 子役&エキストラとして映画に出演
- 「日活第3期ニューフェイス」に合格
- 厳しい上下関係
- ごろつきの吹き溜まりだった「日活」の大部屋
- 大部屋では凄まじいイジメに遭っていた
- 椅子をわざと蹴飛ばし転ばされたことも
- 我を忘れて日本刀を持ち出し待ち伏せしたことも
- 凄まじい反骨精神でスターに
- 石原裕次郎や浅丘ルリ子と共演して人気を博す
- 「南国土佐を後にして」が大ヒット
- ダイスを振って縦一列に並べるシーンは2度目で成功
- 「ギターを持った渡り鳥」でスター俳優の仲間入りを果たす
- 「渡り鳥」シリーズでは本物の拳銃を使っていた
- 浅丘ルリ子とのコンビが絶大な人気を博す
- 「銀座旋風児」シリーズでスターの座を不動のものに
- 出演作品(テレビドラマ)
- 出演作品(映画)
- 「黒い賭博師」の撮影で35日間意識不明になっていた
- 石原裕次郎は最初から映画スターだった
- 石原裕次郎は「スター」、小林旭は「大部屋上がりの子飼い」という扱い
- 「日活」が石原裕次郎を特別扱いした理由は?
- 石原裕次郎から弟のように可愛がられていた
- 豪快過ぎるエピソード
- 「日活」を退社し「東映」に移籍
- 「仁義なき戦い」シリーズで強烈な存在感を示す
- 「仁義なき戦い」で主演を務めるはずだった
- 撮影で川谷拓三を本気で壁に叩きつけていた
- ヤクザの親分とのゴルフコンペに参加していた
- ヤクザの親分との親交をあっけらかんと認める
- 本職の人から教わっていた
- 現在はマル暴の強化で映画界とヤクザの関係も変化
- 歌手としても人気を博す
- 「自動車ショー歌」でコロナ鎮静祈願?
- あまりの歌のうまさに歌手デビューが決まっていた
- 14億円の借金を「昔の名前で出ています」で完済
- リゾートホテル経営の失敗で借金51億円
- 地方の営業回りで借金51億円を完済
- 浅丘ルリ子と交際&同棲
- 浅丘ルリ子の父親の反対で破局していた
- 浅丘ルリ子との破局の真相は?
- 浅丘ルリ子とデュエット曲を発売
- 美空ひばりに好意を抱かれる
- 山口組組長・田岡一雄の脅しで美空ひばりと結婚
- 美空ひばりとの結婚でマスコミから激しいバッシングを浴びる
- 新婚旅行で美空ひばりが自殺未遂
- 美空ひばりに恋愛感情を抱くようになるも・・・
- 山口組組長・田岡一雄の脅しで美空ひばりと離婚
- 青山京子と再婚
- 青山京子とは?
- 妻・青山京子が死去
- 葬儀・告別式は気丈に振る舞う
- 娘は?息子は?
について、まとめてみました。
2017年には、情報バラエティ番組「バイキング」で、芸能生活初のコメンテーターとして出演された小林さんですが、小林さんの自由過ぎる言動にアナウンサーが謝罪すると、ここから、他局のアナウンサーが司会の坂上忍さんにダメ出しするなど、ちょっとしたトラブルに発展。
昭和のスターだった小林さんにとっては、窮屈な世の中だと思いますが、体には気をつけて、これからも末永く活躍してもらいたいものです。
ロケと新婚旅行を兼ねたブラジルでの青山さんと小林さん(1968年)