松平健(まつだいら けん)さんといえば、テレビ時代劇「暴れん坊将軍」を連想しますが、そのほかにも数多くの作品に出演されています。今回は、そんな松平さんの出演作品を画像を交えてご紹介します。
「松平健の「暴れん坊将軍」は勝新太郎のアドバイスで役作りしていた!」からの続き
出演作品(映画)
それではここで、松平さんのデビューからの主な出演作品をご紹介しましょう。
映画では、
1976年「風立ちぬ」
1991年「ストロベリー・ロード」
2004年「石井のおとうさんありがとう」
2006年「バルトの楽園」
「MAMAN」
2009年「クジラ 極道の食卓」
「風立ちぬ」より。三浦友和さん(左)と松平さん(右)。
「クジラ 極道の食卓」より。(左から)斎藤工さん、松平さん、辻岡正人さん。
2010年「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」
2011年「劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル」
2013年「あさひるばん」
2016年「真田十勇士」
「浅草・筑波の喜久次郎〜浅草六区を創った筑波人〜」
2019年「武蔵 -むさし-」
「武蔵 -むさし-」より。
出演作品(テレビドラマ)
テレビドラマでは、
1973年「剣客商売」第15話、第19話
1974年「日本沈没」
1975年「座頭市物語」第23話
1976年「人間の條件」
1977年 NHK大河ドラマ「花神」
1978~2003年「暴れん坊将軍」
「花神」より。
1979年「赤穂浪士」
1981年「八幡鳩九郎」
1983年「松本清張の西海道談綺」
1987年「野風の笛 鬼の剣 松平忠輝 天下を斬る!」
1989年「奇兵隊」
1991年「戦国乱世の暴れん坊 斎藤道三 怒濤の天下取り」
「松本清張の西海道談綺」より。中村敦夫さんと松平さん。
「奇兵隊」より。
1992年「平清盛」
1993年「こちら禅寺探偵局・和尚法元の殺人説法・姿なき炎の犯罪トリックを解く!」
1996年「事件・市民の判決」
1997年「新春時代劇スペシャル/弁慶」
1999年 NHK大河ドラマ「元禄繚乱」
2001年「鞍馬天狗」
「元禄繚乱」より。高岡早紀さんと松平さん。
2002年 NHK大河ドラマ「利家とまつ〜加賀百万石物語〜」
2003年「麻婆豆腐の女房」
2004年「大友宗麟〜心の王国を求めて」
2005年 NHK大河ドラマ「義経」
2006年「死亡推定時刻」
2007年「遠山の金さん」
「利家とまつ〜加賀百万石物語〜」より。(左から)唐沢寿明さん、松嶋菜々子さん、松平さん。
「義経」より。松平さん(左)と滝沢秀明さん(右)。
2008年「新春ワイド時代劇徳川風雲録 八代将軍吉宗」
2009年「任侠ヘルパー」
2010年「柳生武芸帳」
2011年「世にも奇妙な物語 21世紀 21年目の特別編『通算』」
2012年「37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜」
「37歳で医者になった僕〜研修医純情物語〜」より。(左から)田辺誠一さん、斎藤工さん、松平さん、鈴木浩介さん。
2013年「鬼平外伝 正月四日の客」
2015年「京都人情捜査ファイル」
2016年「顔」
2017年 NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」
2018年「PTAグランパ2!」
「おんな城主 直虎」より。
「PTAグランパ2!」より。松平さんと安達祐実さん。
出演作品(演劇)
また、演劇では、
1980、1982~1987、1989年、1990年、「暴れん坊将軍」
1981年「松平健オンステージ-若獅子の出発ち-」
1986年「風と共に去りぬ」
1998年「王様と私」
「王様と私」より。紫吹淳さんと松平さん。
2008年「DRACULA」
2009年「座頭市・唄う絵草子」
2010年「忠臣蔵」
2011年「アンタッチャブル」
2012年「王様と私」
2015年「三匹のおっさん」
2016年「祇園の姉妹」
2017年「キス・ミー・ケイト」
2019年「サザエさん」
「サザエさん」より。(左から)藤原紀香さん、高橋恵子さん、松平さん。
ほか、数多くの作品に出演されています。
「暴れん坊将軍」の収録では一度も病欠なし
ちなみに、松平さんは、1978年から2008年まで、30年という長期間に渡って、時代劇「暴れん坊将軍」で主演を務められているのですが、その間、病気で収録を休んだことは一回もなかったそうで、
主役が休めばすべての撮影が滞ります。監督、カメラ、照明、殺陣師の先生などすべての撮影スタッフに迷惑をかける。特に舞台は主役がいないと幕が開かないわけですから、絶対に病気はできないという自覚だけは持っていました。
ただ、一度だけ仕事を休んだことがあった。たまたま暴れん坊将軍の撮影が終わって、次の舞台に向けた稽古中でしたので、本チャンで迷惑をかけたわけではないが、その一回だけ。稽古を休んだ理由は貧血でした。朝から体が重く、栄養失調だったのかもしれません
と、おっしゃっています。
ただ、撮影の前日にお酒を飲み過ぎ、新幹線で東京から京都(太秦(東映京都撮影所))に行くのに、うっかり寝過ごして岡山まで行ってしまうという、お酒による遅刻は何度かあったそうです(笑)
「暴れん坊将軍」より。
殺陣(たて)の評価は?
また、松平さんといえば、「殺陣(たて)」を連想する方も多くいらっしゃるかと思われますが、
殺陣は、見る人が見ると、「上手」「下手」がわかってしまうようで、斬る人の演技が「下手」でも、斬られ役の演技が上手だと、なんとか見れるとのこと。
刀さばきは、役者それぞれ違うのはもちろん、同じ役者でも役によって違うそうなので、斬られ役の人は大変な苦労をされているようです。
さて、そこで、気になる松平さんの殺陣ですが、殺陣の速さ、鋭さ、正確さが評価されているようです。
昔は時代劇も多かったので、殺陣が上手な人も大勢いたようですが、最近ではめっきり少なくなってきているそうなので、松平さんのような殺陣の上手な役者は貴重な存在ですね。