1974年から、実に50年近くにわたり、ラジオ番組「ありがとう浜村淳です」のパーソナリティとして活躍されている浜村淳(はまむら じゅん)さんですが、「ありがとう浜村淳です」のゲストコーナー「朝からようこそ」ほか、自身のテレビ番組には、日本人、外国人問わず、俳優から歌手まで様々な方をゲストとして招かれています。今回は、その中でも、浜村さんが特に印象に残っているというゲストたちとのエピソードをご紹介します。

「浜村淳の「ありがとう浜村淳です」が約50年も続いている秘訣とは?」からの続き

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石原裕次郎とのエピソード

浜村さんは、ある時、「ありがとう浜村淳です」のゲストに石原裕次郎さんを招いたことがあったそうですが、

石原さんは、出番までまだ時間があったにもかかわらず、突然、放送中のスタジオに入って来て、浜村さんの背後に立って両肩に手を乗せ、

しばらくでした!

と、言われたそうで、浜村さんは大変びっくりされたそうです。

また、リスナーには、石原さんが出演することは伝えていなかったため、ラジオを聴いたリスナーからは、「今のは石原裕次郎さんの声では?」との問い合わせの電話が殺到したのだそうです。

フランスの俳優アラン・ドロンとのエピソード

また、浜村さんは、当時、世界的なスターだった、フランスの映画俳優・アラン・ドロンさんを招かれたこともあるのですが、

その際、浜村さんが、アラン・ドロンさんに、

「お嬢さん、お手やわらかに!」(1959年)が公開された時は、「あなたの真似をして金のネックレスをつけました!」

「あの胸にもういちど」(1968年)が公開された時は、劇中ハーレーダビッドソンのバイクで走り回っていたのを見て、「僕もあなたの真似をしてハーレーダビッドソンに乗ったんです!」

と、伝えると、その場の緊張がほぐれただけでなく、アラン・ドロンさんも大喜びしてくれたのだそうです。

(実は、ハーレーダビッドソンには乗っていないそうです(笑))

というのも、浜村さんは、ゲストを迎える前に、初対面だと感じさせず、親しみを感じてもらおうと、そのゲストの出演作品や過去の仕事などを調べて、できるだけ頭に入れておくように心がけているそうで、アラン・ドロンさんの時もいつものように出演作品を下調べしていたことが功を奏したのでした。


「お嬢さん、お手やわらかに!」より。アラン・ドロンさん(左)とミレーヌ・ドモンジョさん(右)。


「あの胸にもういちど」より。ハーレーダビッドソンに乗ったアラン・ドロンさん(右)とマリアンヌ・フェイスフルさん(左)。

アラン・ドロンは口先だけの男?

ちなみに、浜村さんは、アラン・ドロンさんから(同じ時かは不明)、

あなたが掛けている眼鏡のフレームは顔に似合わない。僕はフランスで眼鏡のフレームを作る会社を経営してるんだ。君の顔にピッタリのフレームを作るから、住所氏名を書いて秘書に渡しておきなさい

と、言われたそうですが、

アラン・ドロンさんは、記者会見が終わった後も、再び浜村さんのところに来て、

住所を書いてくれたかい?

と、確認しに来たそうで、

浜村さんは、住所氏名を書いて秘書に渡されたそうですが・・・

それから20年が経った現在も、アラン・ドロンさんからは何も送られて来ていないそうです(笑)

また、浜村さんは、このことを、フランス人監督・パトリス・ルコントさんをゲストに招いた際、話したところ、監督は、ニコッと笑って、

彼は口先だけの男だよ

と、教えてくれたとのことでした(笑)

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イタリアの女優ソフィア・ローレンにセクハラしていた?

ところで、浜村さんは、当時、世界的に有名だった、イタリアの女優・ソフィア・ローレンさんも、自身が司会を務める毎日放送のテレビ番組にゲストで招かれているのですが・・・

その際、隣に並んで座っていた浜村さんは、ローレンさんの胸元を覗き込みながら(ローレンさんは胸元がV字に開いたドレスを着ていたそうです)、

彼女のバストは96㎝なんです!

と、言ったというのです。

すると、ローレンさんはいきなり立ち上がり、

立ちなさい!

と、浜村さんに声を上げたそうで、

その瞬間、スタジオは凍りつき、浜村さんも直立不動。

しかし、次の瞬間、ローレンさんは、

立ったら、(私のバストが)もっとよく見えるでしょ(笑)?

と、ニコッと笑ったそうで、事なきを得たそうですが、

浜村さんは、この出来事について、

今だとセクハラ事件にもなる僕の大失態ですが、彼女のウイットに富む、相手を傷つけない受け答えに救われ、感動しました。

ユーモアセンスのある語りは、真面目すぎる日本人の苦手とするところですが、そのあたりを見習いたいなと思いましたね。

と、今でも忘れられないと語っておられました。


往年のソフィア・ローレンさん。

(ちなみに、ローレンさんは、この来日時、夫で、世界的に有名な映画プロデューサーのカルロ・ポンティさんと、電話でよく夫婦喧嘩をしていたそうで、その当日も機嫌が悪かったそうですが、テレビ収録では、大阪名物きつねうどんを食べてもらうという、浜村さんいわく「しょうもない」企画にも出演してくれたうえ、快くきつねうどんを食べてくれたそうです♪)

「浜村淳が北川景子に激怒した理由とは?」に続く

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