1979年、「甲状腺機能障害」の休養生活からの復帰を遂げた、天地真理(あまち まり)さんですが、休養中、実は「甲状腺機能障害」ではなく「ウツ(精神疾患)」だったのでは、との噂が飛び交っていたといいます。
「天地真理発狂説」が飛び交っていた
というのも、1977年に天地さんが芸能活動を休止してまもなく、週刊誌に、「天地真理発狂説」との見出しで、
別府杉の井ホテルでのショー、司会者が語りかけても答えようとしない(1977年1月9日)
文化放送ダイナミックレーダーに出演した天地真理は明らかに異常(1977年1月11日)
東海ラジオ東海ハイウェイに出演した天地真理の異常は、もはや覆うべくもなく(1977年1月13日)
などと、天地さんの奇行が報じられたそうで、
本当は「甲状腺機能障害」を患っているのではなく、「ウツ(精神疾患)」になっており、その治療のために芸能活動を休止したのでは、という噂が広がったのでした。
約40年の時を経て天地真理本人が噂を認める
それでも、当時は、噂の真相が明かされることはなかったのですが、約40年の時を経た、2015年、天地さん本人が、「週刊新潮」(10月1日号)のインタビューで、
25歳のとき、甲状腺機能障害ということで入院して、2年間、芸能活動を休止しました。本当は人気がなくなってきて、寂しくなって、ウツ病になっていたんです。
1カ月入院したんですが、その間に、渡辺プロと病院の先生が話し合って、“嘘の病名を作ろう”ということにしたのが真相なんです。
と、この噂を肯定。
天地さんの奇行とも言える行動を懸念した「渡辺プロダクション」の渡辺美佐副社長が、天地さんを入院させ、
その約1ヶ月後に退院した後は、埼玉県の山寺で20日間療養させ、以降、約2年半にわたり、芸能活動を休止させていた、というのが真相だったのでした。
ウツの原因は短期間での人気急落
ところで、天地さんは、前述の「週刊新潮」のインタビューで、ウツになった原因について、
人気がなくなってきて、寂しくなって、ウツ病になっていたんです
と、明かされているのですが、
実際、天地さんは、1972~1973年、異例ともいえるほどの爆発的な人気を誇り、1973年には、アイドル雑誌「明星」における人気投票で、145,846票の1位を獲得したにもかかわらず、
翌年の1974年には、26,562票の7位と、たった1年で人気が急落しており、このことがよほどショックだったようで、
天地さんは、1974年夏、某生放送番組に出演されていた際、突然、なんの脈絡もなく、客席に向かって、
私は、いつまでも、みんなの真理ちゃんでいたいの
と言って、周囲を困惑させたことがあったそうです。
「天地真理は昔アイドルからアダルトに転身しAVにも出演していた!」に続く