舞台を中心に活動し、存在感のある演技で高い評価を受けてきた、市村正親(いちむら まさちか)さんですが、プライベートはどのようなものだったのでしょう。今回は、そんな市村さんのプライベートをご紹介します。
「市村正親のデビューからの出演映画ドラマ舞台を画像で!」からの続き
最初の妻は女優の八重沢真美
市村さんは、1984年、「劇団四季」の舞台「アンデルセン物語」(後に「ハンス」)での共演がきっかけで知り合った、元バレエダンサーで、「劇団四季」の女優・八重沢真美(やえざわ まみ)さんと結婚されています。
八重沢真美さん。
八重沢さんは、結婚後も、しばらくは、「劇団四季」の舞台に出演し、1989年には、「M.バタフライ」で市村さんと夫婦共演。ただ、1993年には、「劇団四季」退団すると、自身の仕事をセーブして、主婦業と市村さんのサポートに専念していたのですが・・・
八重沢真美との離婚理由は?
2002年10月には別居が報じられます。
これに対し、市村さんは、「妻が十数年ぶりに劇団四季の舞台に復帰するために仕事を優先する」と、その理由を説明していたのですが・・・
2003年5月には、正式に離婚。
ちなみに、離婚の理由は、市村さんの派手な女性関係だったそうで、
八重沢さんは、離婚後、
いつかはそうなると予感がしていて、子供も作らなかった。
と、語っており、早い段階ですでに夫婦生活は破綻していたようです。
(八重沢さんは、2003年、離婚と同時期に、「劇団四季」に再入団し、現在も、「劇団四季」に在籍されています)
篠原涼子との馴れ初めは?
さておき、八重沢さんと離婚した市村さんは、2005年(56歳)に、24歳年下の女優・篠原涼子さん(当時32歳)と再婚。
市村さんと篠原さんは、2001年、舞台「ハムレット」での共演がきっかけで知り合ったそうですが、
市村さんは、篠原さんに、「お芝居のセンスがある」と感じ、自らアドバイスを始めたそうで、当初、篠原さんは、娘のような存在だったそうですが、(舞台の役柄同様)やがて、その気持は恋愛感情へと変わっていき、お二人は、プライベートでも親しくなっていったのだそうです。
市村正親が舞台初挑戦の篠原涼子を支えていた
ちなみに、篠原さんは、もともとアイドルとして活動していたのですが、その後、バラドルに転身し、さらには、1994年にリリースした、小室哲哉さんプロデュースの「恋しさと せつなさと 心強さと」が、200万枚を超える大ヒットを記録し、一躍ブレイク。
これで、篠原さんは、アーティストの仲間入りを果たしたかと思われたのですが・・・その後はヒットがなく、活動の場を女優業にシフト。
ただ、こちらの方も、メインの役どころではなく、ゲスト出演や準レギュラー的な役回りが多く、女優業もパッとしませんでした。
そんな中、蜷川幸雄さん演出の舞台「ハムレット」で、市村さん演じるハムレットの恋人、オフィーリア役に起用されているのですが、(本格的には)舞台初挑戦で戸惑う篠原さんを、精神的に支えたのが、市村さんだったそうです。
(この舞台で、篠原さんは、女優として大きく飛躍して、一躍、トップ女優の仲間入りを果たしており、いかに、市村さんの存在が大きかったかが伺えます)
舞台「ハムレット」より。篠原涼子さんと市村さん。