1974年、「われら青春!」でテレビドラマデビューすると、いきなりブレイクし、その後も主演ドラマが次々と大ヒットとなった、中村雅俊(なかむら まさとし)さん。今回は、そんな中村さんの出演作品を画像を交えてご紹介します。
「中村雅俊は昔「俺たちの旅」「心の色」が大ヒットしていた!」からの続き
出演作品(映画)
それではここで、中村さんのデビューからの主な出演作品をご紹介しましょう。
映画では、
1974年「ふれあい」
1975年「想い出のかたすみに」
1976年「凍河」
「俺たちの時」
1977年「坊っちゃん」
「男はつらいよ 寅次郎頑張れ!」
「凍河」より。中村さんと五十嵐淳子さん。
1979年「悪魔が来りて笛を吹く」
1980年「ニッポン警視庁の恥といわれた二人 刑事珍道中」
1982年「次郎長青春篇 つっぱり清水港」
1983年「喜劇 家族同盟」
1984年「ねずみ小僧怪盗伝」
「ニッポン警視庁の恥といわれた二人 刑事珍道中」より。勝野洋さんと中村さん。
1987年「この愛の物語」
1990年「バカヤロー!3 へんな奴ら」第三話
1992~1995年「夜逃げ屋本舗シリーズ」
1999年「オサムの朝(あした)」
2001年「走れ!イチロー」
「夜逃げ屋本舗」より。(左から)中村さん、高木美保さん、益岡徹さん。
2005年「ビートキッズ」
「HINOKIO」
2007年「アメリカンパスタイム 俺たちの星条旗」
2008年「空へ-救いの翼RESCUE WINGS-」※特別出演
2009年「60歳のラブレター」
「60歳のラブレター」より。原田美枝子さんと中村さん。
2010年「恋愛戯曲 〜私と恋におちてください。〜」※友情出演
「LEONIE(レオニー)」※友情出演
「武士の家計簿」
2011年「夜明けの街で」
2012年「終戦のエンペラー」
「終戦のエンペラー」より。
2013年「謎解きはディナーのあとで」
「武士の献立」
2014年「ふうけもん」
2018年「北の桜守」
「一夜再成名」
「ふうけもん」より。
出演作品(テレビドラマ)
テレビドラマでは、
1974年「われら青春!」
1975年「俺たちの勲章」
「俺たちの旅」
1976年「結婚前夜シリーズ さよなら・インバネス」
1977年 NHK大河ドラマ「花神」
「花神」より。
1978年「ゆうひが丘の総理大臣」
1979年「われら行動派!」
1980年「さすらいの甲子園」
1981年「われら動物家族」
1982年「おまかせください」
「ゆうひが丘の総理大臣」より。
1983年「外科医 城戸修平」
1984年「若き血に燃ゆる〜福沢諭吉と明治の群像」
1985年 NHK大河ドラマ「春の波涛」
1986年「白虎隊」
1987年「Wパパにオマケの子?!」
「春の波涛」より。松坂慶子さんと中村さん。
1988年「京大アメリカンフットボール部誕生秘話 君に涙は似合わない」
1989年 NHK大河ドラマ「春日局」
1990年「たそがれに愛をこめて -心臓外科医と死刑囚-」
1991年「結婚の理想と現実」
1992年「しあわせの決断」
「たそがれに愛をこめて -心臓外科医と死刑囚-」より。柄本明さんと中村さん。
1993年「愛情物語」
1994年「陽のあたる場所」
1995年「君を想うより君に逢いたい」
1996年「ふたりのシーソーゲーム」
1997年「父さんは森に隠れる」
「ふたりのシーソーゲーム」より。中村さんと篠ひろ子さん。
1998年「太陽がいっぱい」
1999年「夜逃げ屋本舗」
2000年「エイジ」
2001年「歓迎!ダンジキ御一行様」
2002年「松本清張没後10年特別企画・たづたづし」
「太陽がいっぱい」より。中村さん(左)とモト冬樹さん(右)。
2003年 NHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」
2004年「愛情イッポン!」
2005年「美空ひばり誕生物語 おでことおでこがぶつかって」
2006年「次郎長背負い富士」
2007年「真実の手記 BC級戦犯 加藤哲太郎『私は貝になりたい』」
2008年「男装の麗人〜川島芳子の生涯〜」
2009年「戦力外通告」
2010年「ルビコンの決断」
2011年「黄昏流星群 〜C-46星雲〜」
2012年「積木くずし 最終章」
「積木くずし 最終章」より。(左から)高島礼子、中村さん、成海璃子さん。
2013年「あさきゆめみし〜八百屋お七異聞」
2014年「東京スカーレット〜警視庁NS係」
2015年「木曜時代劇風の峠〜銀漢の賦〜」
2020年「病院の治しかた〜ドクター有原の挑戦〜」
2021年「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」
「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」より。
ほか、数多くの作品に出演されています。
「おしん」に出演
ところで、中村さんは、1983年、NHK朝の連続テレビ小説「おしん」で、奉公先から逃げてきた主人公・おしん(小林綾子さん)を助ける猟師・俊作役を演じると、全放送期間中のたった1週間(第3週)しか出演していないにもかかわらず、大きな反響を呼んでいるのですが、
中村さんは、そのことについて、
俊作はおしんに、おしんの「しん」は、「信じる」や「心」、また「辛抱のしん」の意味があるいい名前だと教えて、強く生きるように励ますなど、いいこと言ってるんですよ(笑)
ほかにも、与謝野晶子の詩やハーモニカをおしんに聞かせたり、印象的な場面が多かったことも影響していたのかもしれません。
ただ、当時はNGを出すともう一度シーンの頭から撮り直しだったので、与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」を読む時には途中で詰まったらどうしようと緊張したことも思い出です。
と、語っています。
「おしん」より。中村さんと小林綾子さん。
ちなみに、中村さんは、ちょうど、山形ロケの最中に、「心の色」がヒットし、生放送の歌番組「ザ・ベストテン」に中継で出演しているのですが、実は、山の上のロケ現場までは電波が届かず、下山して歌っていたのだそうです。