大のギャンブル好きで、負けた総額は13億円に上るほか、ギャンブルのため、定期預金と生命保険の解約までしていることを明かしていた、徳光和夫(とくみつ かずお)さんですが、そんな中でも、家を建て、子供たちが育ったのは、奥さんのお陰だったといいます。
「徳光和夫の出演ドラマ映画テレビ等と著書を画像で!」からの続き
妻は「キューピー3分クッキング」にアルバイトに来ていた
徳光さんは、1965年、24歳の時、一般人の早苗さんと結婚しています。
実は、奥さんは、日本テレビの斜め向かいの喫茶店の娘で、徳光さんが司会を担当していた「キューピー3分クッキング」に、アルバイトに来ていたことで知り合ったそうですが、
徳光さんが、「いい子だな」と思っていると、ある日、先輩から、「(最近)とちりが多いけど、好きな子でもできたのか」と言われたそうで、ドキッとして、奥さんへの恋心を先輩に打ち明けると、なんと、その先輩が喫茶店に出向き、奥さんに直談判してくれたそうで、「あとは自分でやれ」と言われたのだそうです。
とはいえ、徳光さんがデートに誘うも、なかなか応じてくれず、4回目の誘いでようやく応じてくれ、交際に発展。結婚に至ったそうです♪
妻のやりくりのお陰で卒なく生活できていた
そんな奥さんは、結婚後は、ギャンブル狂で、お金があればあるだけ使ってしまう徳光さんに、文句一つ言わず、しっかり家計管理をし、徳光さんが知らない間に、家を建て、子供たちを育ててくれていたそうで、
徳光さんは、様々なインタビューで、
わたくしが生活のことを考えずに毎日が送れて安心して仕事ができるというのも、思えばカミさんのおかげなんですよ
「あなたは馬券を買っているから今があるんだ」みたいなことを言ってくれますんで、いいかみさんですよね
「あなたはギャンブルをやってるからよく働くんだし、ギャンブルをやってるからこの家が建ったのよ」って。競馬競艇をやってなければ、こうはならなかったかもしれないってマジに言うんですよ。
大きなことを言ったって小市民もいいところで、まあ(自分は)小心者なんですよ。アルバイトでさんざん稼ぎながらもそれを全部遣っているかといったら、そんなことはしてないわけですね。(ギャンブルで散財しながらも、奥さんがしっかり家計管理をし、家を建ててくれていた)
ですから、ホントにカミさんに感謝しているし、昔はホントに絶対に俺より先に逝っちゃいけないみたいな亭主関白みたいなことを、あの歌の文句のようなことを言っていましたけどもね、いまこういう言い方をするとホントにいい人になっちゃうんですけども、置いては逝けないなっていう気持ちですね。
※徳光さんは、サラリーマン時代、結婚式の司会等のアルバイトで稼いだお金を全てギャンブルに注ぎ込んでいたそうです
56年も一緒に連れ添ってまいりますと、もう体の一部だね、よく言われるように。空気みたいなもんで。空気っていうか酸素だね。カミさんっていう酸素を吸わなければ、俺も生きていけないし。
向こうはそうでもないかもしれないけども。でもいまだに緊張するわけですから、家へ帰ったら俺は一番緊張してますからね。仕事場ではホントに気を抜いてるというか、リラックスしてるっていう感じで。
と、語っています。
徳光さん夫妻。
現在、妻は軽度の認知症
ただ、そんな奥さんも、最近は、たった今言ったことを忘れて、1分後には同じことを言うほか、その日のことよりも思い出話が多く、マッカーサー陸軍元帥を見に行ったこと、かちどき橋(隅田川に架かる橋で、1970年まで船の運航のために橋を上げていたそうです)の上がる時間など、昔の思い出を繰り返して言うようになったそうで、
徳光さんは、2021年8月10日、トーク番組「徹子の部屋」に出演した際、奥さんが軽度の認知症になっていることを明かしているのですが、
それでも、
誰でも年齢がくると多少なりはあるんじゃないかと思っている
明るく、ゆっくり認知症を重ねている感じです
と、語っており、
せっかく思い出話が出てくるのだから、それをどう聞き出すかを考え、さらに、それをただ聞くだけではなく、その都度、初めて聞いたかのように聞くよう心がけ、マッカーサーのことなら、マッカーサーの質問をしたりするなど、アナウンサーの特質を活かした対応をしているのだそうです。
最近は妻のため自宅にいることが増えている
ちなみに、奥さんの某知人も、
何カ月も前に徳光さんのご自宅で芙蓉の花が咲きまして、見に行きました。そのとき、奥さんは「花がきれいでしょう」と何度も繰り返されていて・・・
ほかの話題に移った後も前の話に戻って、同じことを言ってらっしゃって。「認知症の私の母と同じだな」と思いました。本人も自覚されているようで、「車の運転は危ないからやめた」とおっしゃっていましたね。
と、明かしているのですが、
徳光さんは、奥さんのためにか、以前より自宅にいることが増えているとのことでした。