歌舞伎界の未来を背負う、次世代のスターとして注目を集めている、八代目市川染五郎(はちだいめ いちかわ そめごろう)さんですが、2022年、あと1年で、高校卒業&大学進学というところで、幼稚園から長年通った一貫校を中退したといいます。
「市川染五郎(8代目)の出演舞台ドラマ映画を画像で!」からの続き
ブレイクで仕事が激増し、学業と仕事の両立が難しくなっていた
幼稚園から通っていた一貫校を、あと1年で高校卒業&大学進学というところで、中退したという染五郎さんですが、
歌舞伎関係者によると、
昨年(2021年)公開のアニメ映画(「サイダーのように言葉が湧き上がる」)で声優に初挑戦し、モデル業もこなすなど、ここ数年で異業種の仕事が激増。
(NHK大河ドラマ)『鎌倉殿の13人』も高校に通いながら撮影に臨んでいました。そんな生活が続き、進級するための出席日数と成績に届かなくなり、留年が濃厚になったことで中退を決意したと聞いています
と、ブレイクが背景にあったといいます。
歌舞伎が何より大好きだった
ただ、染五郎さんは、4歳で歌舞伎の初舞台に立った時から歌舞伎に魅了され、幼少期から、インタビューでも、「お芝居をすることがいちばん楽しい」と言い続けるほど、お芝居が大好きだそうで、
別の歌舞伎関係者は、
(染五郎さんは)勉強は苦手ながら高校はきちんと卒業したいという思いもあったそうですが、歌舞伎役者として成長していくなかで、いちばん大切な時期でもあります。そこで、“芸事がおろそかになるくらいなら”と中退を決断したのでしょう。
と、染五郎さんが、歌舞伎役者として生きていく覚悟を決めたからだと、語っています。
(父親の十代目松本幸四郎さんも染五郎さんの覚悟を聞いて、中退を承諾したそうです)
勉強が苦手で学業と芸事の両立に苦労していた
ちなみに、染五郎さんは、中学生になった頃から、学業と芸事の両立に苦労していたそうで、歌舞伎の演目についての文献を調べるのは好きだそうですが、学校の勉強では、好きな科目はなく、「全て嫌い」と断言するほどだったそうで、
「婦人公論」(2018年1月23日号)のインタビューでも、
歌舞伎のセリフを頭に入れるより、英単語を覚えるほうがずっと大変(笑)。テストの前は、お稽古の合間の時間を使って勉強しています
雑誌「MORE」(2018年12月号)のインタビューでも、
勉強が世界になければもっとのびのび生きられるのにって思います
と、語っています。
歌舞伎をやめたいと思ったことは一度もなかった
そんな染五郎さんですが、
市川染五郎は父が長年名乗ってきた名前ですし、それを受け継いだことにプレッシャーを感じることもあります。ただ、とにかく僕は歌舞伎が好きなので。自分の意思で選んだ道ですし、やめたいと思ったことは一度もありません。(2019年2月24日付「With online」)
いま、大人でも子どもでもありません。でもこの時期にしかできないこと、出せないことがある。それを大切にしたいんです(2022年5月8日付「スポーツ報知」)
と、歌舞伎に対する想いを力強く語っており、
高校を中退し、歌舞伎役者として生きていく覚悟を決めた染五郎さんに、歌舞伎界が大きな期待を寄せるのもうなずけます。
さて、いかがでしたでしょうか。
八代目市川染五郎さんの、
- 年齢は?出身は?身長は?本名は?
- 家族・親族
- 家系図
- マイケル・ジャクソンの大ファン
- 仏像フィギュア収集も
- 歌舞伎座「門出祝寿連獅子」で初舞台
- 26年ぶりに十代にして歌舞伎座で主演を務めていた
- NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で木曽義高役
- 出演作品(歌舞伎)
- 出演作品(テレビドラマ)
- 出演作品(ミュージックビデオ)
- 出演作品(映画)
- 出演作品(劇場アニメ)
- ブレイクで仕事が激増し、学業と仕事の両立が難しくなっていた
- 歌舞伎が何より大好きだった
- 勉強が苦手で学業と芸事の両立に苦労していた
- 歌舞伎をやめたいと思ったことは一度もなかった
について、まとめてみました。
2017年に発売された、「儚」でのインタビューで、
舞台って儚(はかな)い。演じた瞬間から、消えていく。だから、この一瞬に魂を込める
と、語っていた染五郎さん。
4歳で初舞台に立って以来、歌舞伎に魅了されているという染五郎さんが、これからどんな芝居を見せてくれるのか期待が膨らむばかりです。