2022年10月15日、阪神タイガース監督就任が正式に発表された、岡田彰布(おかだ あきのぶ)さんですが、阪急阪神ホールディングス角和夫会長の猛プッシュだったことも含め、球団内では、岡田さんの監督就任に反対する声も多かったといわれています。
「岡田彰布の2008年監督辞任の本当の理由は阪神フロントとの確執だった!」からの続き
阪神内には阪急の介入を嫌う者も多く、阪急・角和夫会長押しを快く思わない者も
2022年10月15日、阪神タイガース監督就任が正式に発表された岡田さんですが、球団内では、チーム運営や編成にも口を挟み、注文をつける、岡田さんの監督就任に反対する者も多かったといいます。
(実際、岡田さんも鳥谷敬さんとの対談で、2008年に阪神監督を辞任した本当の理由が阪神フロントとの確執にあったことを明かしています)
また、元阪神球団社長の野﨑勝義氏は、
チームがうまくいっていないタイミングで、再登板する可能性は大いにあると思っています。しかも、岡田さんと阪急の角会長は同じ早大卒。以前から親しい間柄だと聞いています
とはいえ、です。阪神は村上ファンドによる買収劇によって阪急と経営統合し、阪急がイニシアチブを握る形になりましたが、阪神出身者の立場からすると、やはり阪神が球団のオーナーであり続けるべきだと思っています。仮に、阪神が阪急に忖度する形で監督を決めるようなことがあれば、それは残念なことです
と、語っており、
阪神内には、阪急の介入を嫌い、かつ恐れ、阪急の角会長押しを快く思わない者が一定数いると思われます。
再三に渡って監督再登板が噂されながら長年実現しなかった要因
さらに、岡田さんの再登板に否定的な意見として、
岡田さんは野球脳が優れた人ですが、現役時代からお山の大将で、監督就任時に意見したコーチを解任するなど、時にフロントや現場に軋轢(あつれき)を生んだ。評論家としても阪神へ批判的な発言をすることが多く、これを面白くないと受け止めている親会社、球団の人間もいます。
これが08年の監督退任以降、再三にわたって監督再登板が噂されながら、実現しなかった要因になっているともいえる。今回も矢野監督が今季(2022年)限りで退任することが決まっているとはいえ、曲がりなりにもチームはシーズンを戦っている最中。
開幕当初は低迷するも、6月は14勝7敗1分けと巻き返し、4位に浮上(6月29日時点)。Aクラス入りもありうる状況だけになおさらです(某阪神OB)
(岡田さんの監督就任に反対するのは)在阪のスポーツ紙もそうです。岡田さんは監督時代、どの新聞、雑誌に対しても分け隔てなく接してきましたが、監督退任後はデイリースポーツの評論家を務めている。
デイリー以外の他紙からすれば、記事作成やネタ収集のためにも、自社のお抱えの評論家が監督になってもらうに越したことはありませんから(某在阪の放送関係者)
などの声も挙がっています。
2度目の阪神タイガース監督に就任
そんな中、今回も監督就任の話は立ち消えになるかと思われたのですが、2022年9月27日、サンケイスポーツが、「阪神新監督に岡田彰布氏が内定」と報じると、
10月15日、岡田さんの阪神タイガース監督就任が正式に発表されたのでした。
「岡田彰布は2023年阪神監督ではDeNAと広島に猛追を受けていた!」に続く