若い頃には俳優として活動するも、2004年に「列島縦断 鉄道12000キロの旅~最長片道切符でゆく42日」に出演して以来、現在は、ほぼ、「鉄道の旅シリーズ」のみの出演で、「鉄道の旅シリーズ」がライフワークとなっているという、関口知宏(せきぐち ともひろ)さんですが、
実は、関口知宏さんには、2022年から取り組み始めたという、熱海にギリシャ神殿のような家を建てるという壮大なプロジェクトがあるといいます。
「関口知宏の若い頃は俳優!「鉄道の旅」を始めた理由はお告げだった?」からの続き
関口知宏は熱海にギリシャ神殿のような家を建てるプロジェクトを開始していた
関口知宏さんは、2022年、芸能活動とは別に、熱海を舞台に新たなプロジェクトに取り組み始めているといいます。
それは、幼い頃に繰り返し夢で見たという、ギリシャ神殿のような家を建てること。
関口知宏さんは、2歳の時まで(←2歳の時からではありません)毎日、
- 中庭の真ん中に噴水が一つある
- その中庭の周りをギリシャ神殿のような柱が囲う
- 自分は中庭の廊下に立っている
- ハーブのような香りが風に漂っている
という夢を繰り返し見ていたそうで、
時々、神殿から続く坂道を親友と駆け下りたり、婚約者と思われる人が中庭を横切ったりするなど、この夢の続きを見ていたのだそうです。
ちなみに、関口知宏さんは、この夢について、
2歳の記憶なんてない人がほとんどだし、その頃はもちろん古代ギリシャの存在を知るはずもないから、普通にあり得ないですよね。両親にいくら話してもスルーされました(笑)。
でも、旅番組で世界各地に行ったでしょう? あちこちでこの夢を思い出すことがあったんです
と、語っています。
(実際、旅番組で2006年にギリシャのアテネを訪れた際には、パルテノン神殿が見える坂道で「この道、夢で見たんだよ。似ている」と、つぶやき、イタリアのポンペイでも夢の風景を思い出していたといいます)
関口知宏はギリシャ神殿のような家を建てるプロジェクトを遂行するため熱海に1700坪の土地を購入していた
そこで、関口知宏さんは、2009年、熱海に1700坪の土地を購入したそうですが、なぜ、熱海を選んだかと言うと、
(知人に相談し、紹介された土地だったそうです)
小高い丘の上にあり、明るい日差しが降り注ぎ、山と海が見渡せる熱海の土地を見た瞬間、「あ、ここだ!」と感じたからだそうで、
関口知宏さんは、
夢で見た中庭のある家はここに建つ。地球上にここしかない。買わなきゃいけないと思って即決したんです。3日間くらいは気持ちがぞわぞわしました
と、語っています。
(関口知宏さんは、おじいさんや両親の影響から、幼い頃から熱海が好きで、旅行といえば、海外ではなく、いつも熱海に行きたいと両親にせがむほどだったそうです)
しかし、せっかく熱海に土地を購入したものの、イメージする家が壮大過ぎて、建てることが非現実的に思え、断念したのだそうです。
こうして、そのまま土地は放置していたそうですが、土地を購入して13年の歳月が経った2022年、放置していた丘の上の草や樹木が伸び放題となり、対処してほしいと地域の組合から連絡が来たそうで、
この時、コロナ禍で旅の仕事がなくなり、時間だけはたくさんあったことや、偶然にも同じタイミングで、複数の知人から「熱海の計画、やってみたら」と言われていたことから、一度は断念したギリシャ神殿のような家を建てるプロジェクトに取り掛かることにしたのだそうです。
関口知宏は半年程で設計図も描かずにギリシャ神殿のような家の模型を完成させていた
ただ、本当に進めていいものだろうかと迷いながら、土地を更地にし、まずは模型作りに取り掛かると、
100円ショップなども利用して柱などのパーツを買い集めるほか、発泡スチロールをドライヤーの熱で温めながら曲線をつくるなど、持ち前の芸術的センスを活かしつつ、設計図も書かずに半年ほどかけて完成させ、
後日、CGにするために模型を数値化したところ、驚くことに、不思議と地形にピッタリ合う設計になっていたのだそうです。
関口知宏はギリシャ神殿プロジェクトチームを結成するも費用の問題で解散させていた
また、関口知宏さんは、このプロジェクトを遂行するためにチームを結成し、大手ゼネコンのOBにもチームに入ってもらうほか、現役の社員も交えて定期的に打ち合わせを行ったそうですが、
建物の面積は1600㎡以上あり、費用を試算すると、10億、20億と膨らみ、なかなか話が進まなかったそうです。
そこで、関口知宏さんは、プロジェクトを開始して1年半経った頃、いったんすべてをストップし、チームを解散させたそうで、
その理由について、
親のお金をあてにしていると思われていそうだったので、みんなにはっきり伝えたんです。『親父(関口宏)はお金を出しませんよ。もらったら意味ないし』と。それでも誰も降りなかったので、面白いプロジェクトだと思ってくれたのかもしれません。
ただ、コンセプトをつめるほど大企業の人が考える論理ではつくれない気がしてきました。ほしいのは調整や慣れ合いじゃなくてアイデア。資金を集める計画も自分の意思からずれていきました
と、語っています。
関口知宏は3Dプリンターを知り、ギリシャ神殿のような家を建てるプロジェクトを再始動させていた
しかし、その後、関口知宏さんは、住宅を作れる3Dプリンターの存在を知ったことから、2024年2月現在、ギリシャ神殿のような家を建てるプロジェクトを再始動しようとしているといいます。
ちなみに、3Dプリンターで住宅を作る場合、建築に関わる専門家や職人が不要で、木材の取引価格にも左右されないことから、費用を大幅に下げることができるほか、曲線のあるデザインを設計できるため、現実的に、関口知宏さんが望むような家を建てられる可能性が高まってきたのだそうです。
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