高校在学中に「準ミス・エールフランス」に輝き、高校卒業後、松竹に入社された、香山美子(かやま よしこ)さん。以降、長きに渡り、松竹映画の主力として活躍されるほか、時代劇「銭形平次」では、平次の妻お静役を14年間演じ、お茶の間でも人気を博しました。


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年齢は?本名は?リカちゃん?

香山さんは、1944年1月1日生まれ、
東京都練馬区のご出身、

身長160センチ、
体重45キロ、

血液型はO型、

本名は、
渡辺紀子(旧姓:岩本)、

学歴は、
富士見高校卒業、

趣味は、油絵を描くこと、

ちなみに、リカちゃん人形(本名:香山リカ)は、
香山さんがモデルとなったそうです。

映画「にっぽんぱらだいす」で「製作者協会新人賞」を受賞

香山さんは、1955年、小学校5年生の時に、
児童劇団「こまどり」(現・グループこまどり)に入団されると、
子役として教育映画などに出演され、

1961年、高校在学中には、「松竹」「エール・フランス」共催の、
「ミス・エール・フランス・コンテスト」「準ミス・エールフランス」に輝き、
高校卒業後の1962年、松竹に入社。

当時の香山さん

その後、

1962年「学生芸者 恋と喧嘩」
1963年「七人の刑事」
     「危ない橋は渡りたい」
     「ちゃらんぽらん物語」
     「嵐を呼ぶ十八人」

などの映画に出演されると、

翌年の1964年には、
映画「にっぽんぱらだいす」で主演に抜擢。

「にっぽんぱらだいす」より。
(左から)加賀まりこさん、香山さん、ホキ徳田さん。

江戸時代から続く赤線地帯「桜原」で、進駐軍向けの、
慰安事業を営んでいた蔵本親子(加東大介さん、長門裕之さん)
のところにやって来た、愛らしく可憐な少女みっちゃんが、
プロの売春婦になるまでを鮮やかに演じ、
「製作者協会新人賞」を受賞されたのでした。

出演ドラマ映画

以降、香山さんは、

1965年「青雲やくざ」
     「日本ゼロ地帯・夜を狙え」
     「天下の快男児」

1966年「熱い血の男」
1967年「若社長レインボー作戦」

「天下の快男児」より。竹脇無我さんと香山さん。

では、竹脇無我さんと、

1965年「涙にさよならを」
     「すっ飛び野郎」
     「あの娘と僕/スイム・スイム・スイム」

1966年「恋と涙の太陽」
1968年「夜明けの二人」

「恋と涙の太陽」より。香山さんと橋幸夫さん。

では、橋幸夫さんと共演されるほか、

1965~1970年にかけては、
数多くの青春映画、メロドラマに出演され、

その後も、

映画では、

1969年「でっかいでっかい野郎」
1970年「やくざの横顔」
1971年「あゝ声なき友」
1972年「影の爪」
1973年「花と龍」

「やくざの横顔」より。渡哲也さんと香山さん。

1976年「天保水滸伝 大原幽学」
1977年「江戸川乱歩の陰獣」
1985年「きみが輝くとき」
1992年「修羅の伝説」

2001年「風花」
2009年「島田洋七の佐賀のがばいばあちゃん」
2010年「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」
2015年「ソ満国境 15歳の夏」

「島田洋七の佐賀のがばいばあちゃん」より。
(左から)高島礼子さん、島田洋七さん、香山さん、瀬上祐輝くん。

テレビドラマでは、

1966年「若者たち」
1968年「おやじ太鼓」
1969年「三匹の侍」
1970年「銭形平次」
1971年「愛と死の砂漠」

1972年「燃える兄弟」
1973年「赤ひげ」第43話
1974年 NHK大河ドラマ「勝海舟」
1975年「放浪家族」
1976年「玉ねぎ横丁の花嫁さん」

「玉ねぎ横丁の花嫁さん」より。(左から)沢村貞子さん、
杉浦直樹さん、大坂志郎さん、香山さん、春川ますみさん、
石立鉄男さん、荒木康一郎さん、佐野浅夫さん。

1977年「分水嶺」
1978年「やあ!カモメ」
1984年「花王 愛の劇場『雪舞』」
1985年「夢家族」
1986年「夫を殺された二人の女」

1988年「風少女」
1991年「君だけに愛を」
1992年「土曜ワイド劇場『日本縦断殺人ルート』」
1993年 NHK朝の連続テレビ小説「ええにょぼ」
1995年「御家人斬九郎」

「風少女」より。(左から)津川雅彦さん、三上祐一さん、
香山さん、野村宏伸さん、後藤久美子さん。

1996年「奇跡のロマンス」
1999年「身辺警護3」
2001年「京都迷宮案内スペシャル『時効直前、15年目の真実!』」
2002年「修善寺温泉殺人事件」

2003年「温泉へ行こう4」
2008年「恋を捨て夢に駆けた女~エド・はるみ物語~」
2009年「浅見光彦~最終章~」第4話
2013年「警部補・佐々木丈太郎5」

「温泉へ行こう4」より。
(左から)田中実さん、加藤貴子さん、香山さん。

と、数多くの作品に出演されています。

ちなみに、時代劇「銭形平次」では、1966年~1984年の放送のうち、
1970~1984年(第209話から最終回の第888話最終回)の、
14年もの長期間に渡って、主人公 平次の妻、お静役を演じられ、
お茶の間でお馴染みの存在となられています。

「銭形平次」より。大川橋蔵さんと香山さん。

夫は?

そんな香山さんは、1973年、男性コーラスグループ、
「鶴岡雅義と東京ロマンチカ」のメインヴォーカル、
三條正人(さんじょうまさと)さんと結婚されているのですが、

なんと、お二人は、テレビのお見合い番組で知り合われたそうで、
当時、人気者のお二人の結婚は世間を驚かせたことでしょうね。

当時の香山さんと三條正人さん。

以降、お二人は、40年以上に渡り結婚生活を送られていたのですが、
2017年に三條さんが「悪性リンパ腫」のため74歳で他界され、

香山さんは、

あの人は本当にすごい。
死の間際まで日常会話ができたんです。あっぱれでした。

最後に聞いた言葉は、
「明日手鏡を持ってきてくれ。それからいつものメガネも」でした。
人の命ってこんなにあっけないものなのかと。

と、コメントされています。

息子は?

ところで、香山さんと三條さんとの間には、
息子さんがひとりいらっしゃいます。

お仕事が忙しかったのか、香山さんが39歳の時に、
出産されたそうですが、

香山さんは、息子さんについて、

(実家の)居心地がいいようで、まだ独身なんですよ。
そういう意味では楽しくこき使われています(笑)。

時々、息子が飲み屋から「一緒に飲まない」と、
電話をかけてくるんです。
息子にとっては、親孝行のつもりなのかもしれません。

33歳(2016年)になっても仲良くしてくれるのは嬉しいですね。
息子の職業?普通の会社員です。

と、明かされており、
親子の仲はとても良いようですね。

ちなみに、香山さんは、息子さんの職業を、
「普通の会社員」と、おしゃっていますが、

日本大学医学部を卒業後、聖路加国際病院に、
外科医として勤務されているという噂があり、
もし本当だとすると、とても優秀な息子さんですね。

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現在は?

さて、近年は、すっかり、
芸能活動から遠ざかっている香山さんですが、

2016年のインタビューでは、

私は今まで仕事をやりすぎたんです。
プライベートな時間がまったく持てず、
子供が生まれても傍にいてあげられなかった。

だから、死ぬまでカメラの前、舞台の上に立つという気持ちよりも、
もっと力を抜いて、自分の人生を楽しみたくなったんです。

とおっしゃっており、

現在は、絵を描いては展覧会に出展したり、
ジムに通ったりして、気ままに暮らされているとのこと。

ご主人が亡くなってからまだ間もないこともあり、
今はまだ寂しいことと思いますが、少しづつ元気を取り戻して、
たまには、また、私達の前に姿を見せてほしいですね。

応援しています!!

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