20歳の時、「大阪放送劇団付属研究所」に入って以来、30年以上に渡り、俳優として活動を続け、60歳後半に差し掛かる現在も、なお現役で活躍されている、國村隼(くにむら じゅん)さん。今回は、そんな國村さんの出演作品を画像を交えてご紹介します。
「國村隼は韓国映画「哭声/コクソン」で人生初の俳優賞を受賞していた!」からの続き
出演作品(テレビドラマ)
それではここで、國村さんのデビューからの主な出演作品をご紹介しましょう。
テレビドラマでは、
1987年「橋の上においでよ」
1988年「ダウンタウン物語」
1990年「ドラマスペシャル ドラムカン」
1995年「この指とまれ!!」
1997年「この指とまれ2」
1998年「ふたつの愛」
「この指とまれ2」より。
2000年「合い言葉は勇気」
2001年「カバチタレ!」第3話
2002年「ナースマン」
2003年「はみだし刑事情熱系」
「ナースマン」より。國村さん(左)と伊藤俊人さん(右)。
2004年「人間の証明」
2005年「冬の運動会」
2006年「奇跡の動物園~旭山動物園物語~」
2006~2007年 NHK朝の連続テレビ小説「芋たこなんきん」
「芋たこなんきん」より。國村さんと藤山直美さん。
2008年「あんどーなつ」
2009年「空飛ぶタイヤ」
2010年「獣医ドリトル」
2011~2012年 NHK朝の連続テレビ小説「カーネーション」
2013年「スターマン・この星の恋」
「スターマン・この星の恋」より。國村さんと角替和枝さん。
2014年「おやじの背中」第6話
2015年「妻と飛んだ特攻兵」
2016年「石川五右衛門」
2017年「BORDER (金城一紀)」
2018年「SUITS/スーツ」
2019年「八つ墓村」
2020年「金魚姫」
2021年「生きるとか死ぬとか父親とか」
「生きるとか死ぬとか父親とか」より。吉田羊さんと國村さん。
出演作品(映画)
映画では、
1981年「ガキ帝国」
1985年「二代目はクリスチャン」
1989年「ブラック・レイン」
1991年「王手」
1992年「ハードボイルド/新・男たちの挽歌」※香港映画
1993年「月はどっちに出ている」
1994年「さらば英雄 愛と銃撃の彼方に」※香港映画
1995年「平成無責任一家 東京デラックス」
「ガキ帝国」より。
1996年「通称!ピスケン」
1997年「野獣の瞳」※香港映画
1998年「愛を乞うひと」
1999年「セカンドチャンス」
「愛を乞うひと」より。
2000年「オーディション」
2001年「真夜中まで」
2002年「陽はまた昇る」
2003年「キル・ビル Vol.1」※ハリウッド映画
2004年「海猿 ウミザル」
「キル・ビル Vol.1」より。國村さんとルーシー・リューさん。
2005年「ローレライ」
2006年「花よりもなほ」
2007年「やじきた道中 てれすこ」
2008年「シルク」※日本・フランス合作
2009年「ジェネラル・ルージュの凱旋」
2010年「相棒 -劇場版II- 警視庁占拠! 特命係の一番長い夜」
2011年「メモリーズ・コーナー」※日本・フランス合作
2012年「月光ノ仮面」
2013年「そして父になる」
2014年「渇き。」
「そして父になる」より。國村さん(左)と福山雅治さん(右)。
2015年「進撃の巨人」
2016年「ちはやふる」
2017年「KOKORO」※ベルギー・フランス合作
2018年「かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―」」
2019年「ミッドウェイ」
2020年「ステップ」
2021年「太陽の子」
「ミッドウェイ」より。
ほか、数多くの作品に出演されています。
「かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―」に出演
ところで、國村さんは、2018年、「RAILWAYS」シリーズの第3作目で、鹿児島県阿久根市など美しく彩り豊かな南九州の西海岸を走る「肥薩おれんじ鉄道」を舞台に、愛する人を失った、血のつながらない3人の家族の再出発を描いた作品「かぞくいろ -RAILWAYS わたしたちの出発-」で、シングルマザー・晶(有村架純さん)の義父で、鉄道運転士の仕事一筋に生きてきた節夫役を演じているのですが、
主な登場人物は皆不器用なんです。中でも不器用なのが、僕の演じた節夫です。仕事=人生だった人だから、家族がバラバラになってしまった。そんな節夫は、寡黙であり、感情も表には出さない人というイメージでした
(自身との共通点について)饒舌(じょうぜつ)で周りを飽きさせない人ではないし、そこは節夫に近いんでしょうが、僕はもう少しはコミュニケーションを取ろうとするタイプ
僕は、ときに言葉というのは一番不自由なものだと思っています。だから現場では言葉を使うよりも役者としてはやって見せる方が早いし、僕の考えやイメージが伝わります。
それでよければいいし、ちょっと違っていたら「ここはこうしてほしい」と相手が言ってくれる。そんなやりとりをしているうちに、信頼関係はできてくるものなんです
と、語っています。
ちなみに、國村さんは、これが初めての鹿児島で、現地についたら、黒じょか(鹿児島特有の酒器)で芋焼酎を飲もうと楽しみにしていたそうで、1軒探し当てると、ずっと入り浸っていたとのことでした。
(近年の若い世代はそういう飲み方をしないということで、店を見つけるのに苦労したそうです)
「かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―」より。