１９７３年、「ダウン・タウン・ブギウギ・バンド」を結成し、ファーストシングル「知らず知らずのうちに」でデビューすると、その後は、バンド活動と並行して、山口百恵さんに提供した「横須賀ストーリー」「プレイバック part2」をはじめ、数々の名曲を世に出してきた、宇崎竜童（うざき りゅうどう）さんですが、そのかたわら、俳優として、映画やテレビドラマにも出演しています。今回は、そんな宇崎さんの出演作品を画像を交えてご紹介します。
「宇崎竜童が山口百恵と親しくしなかった理由とは？」からの続き
出演作品（映画）
それではここで、宇崎さんの俳優としての主な出演作品をご紹介しましょう。
映画では、
１９７５年「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」
「トラック野郎・御意見無用」
１９７８年「曽根崎心中」※主演
１９７９年「下落合焼とりムービー」
「その後の仁義なき戦い」
「戦国自衛隊」
「曽根崎心中」より。宇崎さんと梶芽衣子さん。
１９８０年「ミスター・ミセス・ミス・ロンリー」
１９８１年「駅 STATION」
１９８２年「TATTOO＜刺青＞あり」※主演
「コールガール」
１９８４年「上海バンスキング」
「TATTOO＜刺青＞あり」より。
１９８８年「海へ～See you～」
１９９４年「四十七人の刺客」
２０００年「どら平太」
２００１年「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」
「かあちゃん」
「四十七人の刺客」より。
２００２年「突入せよ! あさま山荘事件」
２００３年「g@me.」
２００４年「アンテナ」
「デビルマン」
２００５年「KARAOKE-人生紙一重-」
「デビルマン」より。
２００７年「オリヲン座からの招待状 」
２００８年「ブラブラバンバン」
「音符と昆布」
「春よこい」
「ホームレス中学生」
「春よこい」より。宇崎さんと西島秀俊さん。
２００９年「僕らのワンダフルデイズ」
２０１０年「パーマネント野ばら」
２０１２年「任侠ヘルパー」
２０１３年「ペコロスの母に会いに行く」
「かぐや姫の物語」※声の出演
「パーマネント野ばら」より。菅野美穂さんと宇崎さん。
２０１５年「グラスホッパー」
２０１７年「破門 ふたりのヤクビョーガミ」
２０１９年「波乗りオフィスへようこそ」
２０２０年「ファンシー」
「罪の声」
「罪の声」より。宇崎さんと小栗旬さん。
出演作品（テレビドラマ）
テレビドラマでは、
１９７６年「必殺仕業人」※ナレーター
１９７９年「阿修羅のごとく」
１９８７年「雪の朝に」
１９９０年「夢の椅子」
１９９５年「CRANE/突然の訪問者」
１９９７年「ギフト」
「風のねがい」
「風のねがい」宇崎さんと山崎直子さん。
１９９９年「海に帰る日」
「キャッチボール日和」
「ナニワ金融道 パート4」
２０００年「最後のストライク」
２００１年 NHK大河ドラマ「北条時宗」
「非婚家族」
２００２年「救急救命士・牧田さおりシリーズ」
「盤嶽の一生」
２００３年「メッセージ〜言葉が裏切っていく〜」
２００７年「ハゲタカ ROAD TO REBIRTH」
「めぞん一刻」
「ハゲタカ ROAD TO REBIRTH」より。
２００８年「刑事の現場」
２０１１年「クルマのふたり〜TOKYO DRIVE STORIES」第1話
２０１２年「アナザーフェイス〜刑事総務課・大友鉄〜」
２０１３年「松本清張没後20年特別企画・留守宅の事件」
２０１４年「相棒 Season12 元日スペシャル」第10話
「相棒 Season12 元日スペシャル」より。
２０１５年「天使と悪魔-未解決事件匿名交渉課-」
２０１６年「ラヴソング」
２０１８年「99.9-刑事専門弁護士-」SEASON II 第3話
「執事 西園寺の名推理」第5話
「大阪環状線 Part4 ひと駅ごとのスマイル」第9-最終話
「99.9-刑事専門弁護士-」より。
２０１９年「モンローが死んだ日」
「THE GOOD WIFE / グッドワイフ」第5話
「ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜」
「ドクターX～外科医・大門未知子～」
「ドクターX～外科医・大門未知子～」より。（左から）宇崎さん、鈴木浩介さん、米倉涼子さん。
２０２０年「警視庁遺失物捜査ファイル」
２０２１年「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」
２０２１年「99.9-刑事専門弁護士-～完全新作SP新たな出会い篇～」（写真出演）
「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」より。
など、数多くの作品に出演されています。
監督作品（映画）
また、
１９８２年には、「ROCK is SEX さらば相棒」
１９９２年には、「魚からダイオキシン!!」
など、監督もされています。
受賞歴
そんな宇崎さんは、
１９８１年には、映画「駅 STATION」で「日本アカデミー賞助演男優賞」「日本アカデミー賞最優秀音楽賞」
「駅 STATION」より。宇崎さんと鳥丸せつこさん。
１９８４年には、映画「上海バンスキング」で「日本アカデミー賞助演男優賞」
「上海バンスキング」より。風間杜夫さん（左）と宇崎さん（右）。
１９９９年には、テレビドラマ「海に帰る日」で「第25回放送文化基金賞・男優演技賞」
ほか、数々の賞も受賞されています。
「痛くない死に方」に出演
ところで、宇崎さんは、２０２０年、長尾和宏さんのベストセラー小説「痛くない死に方」「痛い在宅医」を原作とする、在宅医療をテーマにした映画「痛くない死に方」で、末期ガンの在宅患者という役を演じているのですが、
初めて臨終のシーンまで演じたんですが、役作りには全く苦労しませんでした。40年以上の友人で、義理人情の深い高橋伴明監督のキャラクターを僕のフィルターを通して伝えただけです。
僕はただセリフを発すればその役ができ上がっているほど、脚本が素晴らしかったです。病床の中、粋（いき）でユーモアあふれる川柳を詠むシーンがあるのですが、あの五・七・五の中に、彼の隠れた姿が見えるようでした
と、語っています。
「痛くない死に方」出演時の宇崎さん。
また、宇崎さんは、自分らしい死に方（生き方）について、
最後の臨終シーンで、在宅医役の柄本佑君の『何時何分ご臨終です』という言葉を目を閉じたまま聞いたのは、ある意味一つの凄い体験です。カメラマンや若いスタッフに見守られる中で『最期は大勢の人に看取ってもらいたい』と強く感じました。
仲間たちが棺を担いで唄いながら参列者の間を通って行く場面は、最高に美しいシーンです。本作のテーマは「死に方」ですが、「死に方」は同時に「生き方（暮らし方）」です。
ここ最近は密葬が多いですし、ましてやコロナの中、遺族も骨としか対面できない思いもよらない事態が起っています。が、僕の葬式は生演奏の中、多くの家族や友人に見送られて火葬まで連れて行ってもらいたい。この映画を観て、もう一度自分の最期の理想の選択を考えてほしいと思います
と、語っています。
音楽活動
最後に、宇崎さんの音楽活動ですが、１９８１年に「ダウン・タウン・ブギウギ・バンド」を解散すると、
１９８４年～１９９０年には、「竜童組」で、
１９９３年～１９９８年には、元「ザ・スパイダース」の井上堯之さんと共に結成した、「宇崎竜童&RUコネクション with 井上堯之」で活動し、
１９９８年にはソロ活動を開始し、以降、変わらない渋い魅力で、多くのファンを魅了し続けています。
「竜童組」
