作家としての地位を確立するかたわら、テレビ番組「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」では、型破りな行動で野生動物と触れ合うほか、麻雀では日本プロ麻雀連盟初代十段位(全3期優勝)、借金3億円返済など、破天荒な人生を送ってきた、ムツゴロウこと畑正憲(はた まさのり)さんですが、その横にはいつも妻の純子さんの存在がありました。今回は、そんなムツゴロウさんと純子さんの馴れ初めやエピソードなどをご紹介します。

「ムツゴロウ(畑正憲)のデビューからの著書を画像で!」からの続き

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妻との馴れ初めは?

ムツゴロウさんは、大学生の時、純子さんと学生結婚をしているのですが、ムツゴロウさんが純子さんと初めて知り合ったのは、中学2年生の時だったそうで、別々のクラスで、お互い、学級長だったことから、級長たちが集まる会で、一緒に実務作業をしたことがきっかけで、ムツゴロウさんが純子さんを好きになったのだそうです。

(実は、ムツゴロウさんは、純子さんを小学校の頃から知っており、(当時の小学校は男女別だったそうですが)たまに、一緒に授業を受けることがあったそうで、その時、クラスの中で、リーダー的な立場にいて、目立っていた純子さんに惹かれていたのだそうです)

妻に自分の名前を含む男子4~5人の名前を書いたメモを渡していた

そんなムツゴロウさんは、純子さんのクラスに行き、「あんた、おしゃべりだね」と言いながら、純子さんにメモを渡したそうですが(純子さんは、級長として、よく意見を言っていたそうです)、

純子さんによると、そのメモには、ムツゴロウさんを含め、男子の名前が4~5人書いてあったそうで、その中から誰を選ぶか、というメモだと理解した純子さんは、押しに弱く、ムツゴロウさんの名前にチェックを入れて返したそうです。

(ムツゴロウさんは、このことを覚えていないそうです(笑))

ラブレターを渡し交際に発展

それからしばらくして、ムツゴロウさんは、再び、純子さんのクラスに行き、すっと、純子さんの机の上にラブレターを置いて行ったそうで、

そこには、「好きだよ」と書いたそうですが、これに対し、純子さんからも、「好きです」という返事をもらい、交際するようになったのだそうです。

ちなみに、純子さんは、ムツゴロウさんと知り合う前から、「とても頭のいい人がいるらしい」と、ムツゴロウさんの噂がクラスまで聞こえてくるほか、何かと注目を集めていたムツゴロウさんにほのかに憧れていたそうで、ラブレターをもらったことで、ムツゴロウさんへの気持ちが憧れから恋愛感情に変わったのだそうです。

中学生同士の恋愛は禁止されていた

ただ、当時(1940年代後半)は、戦争が終わり、ようやく男女共学が始まったばかりの頃で、中学生同士が自由に恋愛を謳歌することは禁止されていたそうで、

(ムツゴロウさんが住んでいた田舎町(大分県日田市)では、デートをする人は誰もおらず、喫茶店で男女が一緒にいるだけで大騒ぎになるほどだったそうです)

ムツゴロウさんが一番信頼していた学校の先生でさえも、家に来て、「畑くんはちょっと怪しい。女の子とつき合っているみたいです。これがバレたら退学ですからね」と、両親に告げ口したほどだったそうです。

(ムツゴロウさんは、もし、勉強のことを指摘されたのなら、「フザけるな! お前なんかより、よっぽど勉強はできるよ!」と、喰ってかかっていたところ、恋愛が禁止というのは、理屈ではなく、当時の社会風俗だったため、反論することができなかったのだそうです)

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人目を忍んでデートをしていた

それでも、ムツゴロウさんと純子さんは、(公園のベンチで話すこともできなかったため)日が暮れてからの学校、神主のいない神社、田んぼの中など、人目を忍んでデートを楽しんでいたそうですが、

1~2時間くらい話をしたら、「今日は楽しかったね。さようなら」と言って帰るようなデートだったそうです。

「ムツゴロウ(畑正憲)の妻との高校時代のデートが切ない!」に続く

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