女優の寺島しのぶさんと交際し、結婚秒読みと言われる中、突然、高校時代からの友人で資産家の令嬢である、関園子さんと結婚した、十代目松本幸四郎(じゅうだいめ まつもと こうしろう)さんは、結婚披露宴の1ヶ月後、寺島さんから暴露本を出されたといいます。

「松本幸四郎(10代目)は妻と結婚直前まで寺島しのぶと真剣交際していた?」からの続き

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18歳の時に交際していた6歳年上の元女優との間に隠し子がいることが判明

1997年1月、女優の寺島しのぶさんとの交際が明らかとなった幸四郎さんですが、同年7月には、國學院大學1年生(18歳)の時に交際していた6歳年上の元女優との間に、隠し子がいることが週刊誌の報道で判明します。

(寺島さんが、いつ頃その事実を知ったのかは不明)

すると、この報道を受け、幸四郎さんは、同月、大阪で会見を開き、

子供がいることは事実。6年前に誕生した私の子どもです

(子どもの母親と)真剣に付き合っていたので認知した

と、認めます。

寺島しのぶと結婚秒読みと言われるも、高校時代の友人・園子との結婚を発表

これに、寺島さんのお父さんの七代目尾上菊五郎さんは激怒。

ただ、寺島さんは、幸四郎さんが忘れられず、交際を続けることになり、やがて、「結婚秒読み」とまで言われるようになったのですが・・・

2003年1月、突如、幸四郎さんは、都内で記者会見を開き、高校時代の友人・園子さんとの結婚を発表したのでした。

(幸四郎さんと園子さん二人そろってインタビューに応じています)

寺島しのぶに暴露本を出される

これに対して、寺島さんは、同年5月、雑誌「婦人公論」で、

30歳になったら、その人(幸四郎さん)と結婚しようと決めていました。その思いが裏切られたというか・・・結婚してもいいけど、私には違うことを言っていたから・・・

と、悲痛な思いを激白すると、

(取材したマスコミ関係者たちの話によると、寺島さんは、幸四郎さんとはつかず離れずでも、最終的には自分のもとに帰ってくると思っていたことから、相当なショックを受けていたそうで、寺島さんのあまりの落ち込みように、自殺するのではと心配したほどだったそうです)

幸四郎さんの披露宴が行われた翌月の2003年12月には、タイミングを合わせるかのように、幸四郎さんとの交際から破局に至るまでを赤裸々に綴った、自叙伝「体内時計」を発表しています。


体内時計

(「体内時計」は、単なる暴露本ではなく、寺島さんのサクセスストーリーにもなっているそうです)

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父・二代目松本白鸚の誠意を込めた謝罪で寺島しのぶの父・尾上菊五郎と和解していた

ちなみに、以来、松本家と尾上家は絶縁状態となり、尾上菊五郎・富司純子夫妻(寺島さんの両親)は、幸四郎さんの披露宴を欠席するほか、音羽屋(尾上家)と高麗屋(松本家)は共演NGとなり、襲名、追善、顔見世といった歌舞伎界全体の催し以外は、完全に無視という状態が続いたそうですが、

(特に、菊五郎さんの憤慨は凄まじく、「よくも娘をもてあそんだな」と、松本家に乗り込もうとしたそうですが、妻の富司純子さんに、「あんな男(幸四郎さん)、別の女性と結婚してくれてよかったのよ」と制止されたと言われています)

2006年、幸四郎さんの父・二代目松本白鸚さんが誠意を込めて菊五郎さんに謝罪したことで和解したのだそうです。

(また、どうにも憎めないところがある天然系の幸四郎さんに、菊五郎さんも怒り続ける気力が薄れていったともいわれています)

「松本幸四郎(10代目)の息子は市川染五郎(8代目)!娘は?婚外子も!」に続く

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