1960年代から、声優として数多くのテレビドラマ、映画、アニメ作品に出演するほか、国民的人気アニメ「ドラえもん」ではジャイアン役を26年間務め、不動の人気を博した、たてかべ和也(たてかべ かずや)さん。

今回は、そんなたてかべ和也さんの、若い頃の活躍や経歴をデビューから時系列でまとめてみました。

たてかべ和也

「たてかべ和也の生い立ちは?幼少期はイジメられ疎開先ではおねしょも!」からの続き

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たてかべ和也が30代の時は「ど根性ガエル」の五利良イモ太郎(ゴリライモ)ほか

33歳の時に「黄金バット」のダレオ役

たてかべ和也さんは、1964年、30歳の時に、「狼少年ケン」でアニメデビューすると、1967年、33歳の時には、「黄金バット」のダレオの声を務めています。

「黄金バット」
「黄金バット」より。

38歳の時に「ど根性ガエル」の五利良イモ太郎(ゴリライモ)役

以降、たてかべ和也さんは、数多くのアニメ作品に脇役で出演すると、1972年、38歳の時には、「ど根性ガエル」の五利良イモ太郎(ゴリライモ)の声を務めています。

「ど根性ガエル」
「ど根性ガエル」より。左がゴリライモ。

ちなみに、ゴリライモ役は、オーディションではなく、決め打ちでオファーがあったのだそうです。

たてかべ和也が40代の時は「ドラえもん」のジャイアン、「はじめ人間ギャートルズ」のドテチン、「ヤッターマン」のトンズラーほか

40歳の時に「はじめ人間ギャートルズ」のドテチン役

たてかべ和也さんは、1974年、40歳の時には、「はじめ人間ギャートルズ」のドテチンの声を務めています。

「はじめ人間ギャートルズ」
「はじめ人間ギャートルズ」より。右がドテチン。

43歳の時に「ヤッターマン」のトンズラー役

たてかべ和也さんは、1977年、43歳の時には、タイムボカンシリーズ「ヤッターマン」のトンズラーの声を務めています。

「ヤッターマン」
「ヤッターマン」より。右端がトンズラー。

ちなみに、たてかべ和也さんは、タツノコプロの初代社長・吉田竜夫氏に気に入られており、

プロデューサーに、

これから、タツノコ作品にはたてかべさんを使う

と、推薦してもらったこともあったそうで、

「ヤッターマン」のほかのタイムボカンシリーズにも、声の出演をしています。

45歳の時に「ドラえもん」の剛田武(ジャイアン)役

そして、1979年、45歳の時には、「ドラえもん」で剛田武(ジャイアン)役に起用されると、国民的アニメのメインキャラクターを演じたことで、一躍、人気を博しているのですが、

実は、たてかべ和也さんは、ジャイアン役のオファーが来た際、ドラえもんのことも、原作者の藤子不二雄(藤子不二雄A藤子・F・不二雄)さんのことも知らなかったそうで、「仕事が入った」ぐらいにしか考えていなかったのだそうです。

(ジャイアン役は、「ど根性ガエル」のゴリライモからの流れでキャスティングされたそうです)

とはいえ、喜怒哀楽が激しくて自分勝手なジャイアンを演じるにはエネルギーが必要なため、1日20本タバコを吸い、週6日お酒を飲んで、ジャイアン役に挑んでいたといいます。

「ドラえもん」
「ドラえもん」より。

45歳の時に「オフィス央」を設立すると堀内賢雄を見出していた

そんなたてかべ和也さんは、1979年、45歳の時には、「オフィス央」を設立しています。

ただ、「オフィス央」は、1984年に「ぷろだくしょんバオバブ」に吸収合併されています。

また、たてかべ和也さんが、「オフィス央」時代に才能を見出し、声優の世界に引き込んだ堀内賢雄さんが、その後、「ぷろだくしょんバオバブ」から独立し、「ケンユウオフィス」を立ち上げると、たてかべ和也さんもそちらに移籍し取締役を務めています。

47歳の時に「ヤットデタマン」のアラン・スカドン役

たてかべ和也さんは、1981年、47歳の時には、タイムボカンシリーズ「ヤットデタマン」のアラン・スカドンの声を務めています。

「ヤットデタマン」
「ヤットデタマン」より。右がアラン・スカドン。

たてかべ和也が50代の頃は「ミスター味っ子」のカモン役

たてかべ和也さんは、1988年、54歳の時には、「ミスター味っ子」のカモン役の声を務めています。

「ミスター味っ子」
「ミスター味っ子」より。左端がカモン。

また、たてかべ和也さんは、「ミスター味っ子」の収録現場に見学に来ていた、まだ駆け出しだった高木渉さんをキャスティングし、「ミスター味っ子」で声優デビューさせています。

たてかべ和也が60代の頃は「タイムボカン2000 怪盗きらめきマン」のオンドレー

たてかべ和也さんは、2000年、66歳の時には、「タイムボカン2000 怪盗きらめきマン」のオンドレーの声を務めています。

「タイムボカン2000 怪盗きらめきマン」
「タイムボカン2000 怪盗きらめきマン」より。右端がオンドレー。

たてかべ和也は70代の時に様々な賞を受賞

そんなたてかべ和也さんは、70代の時には、

  • 2005年(71歳)「第14回日本映画批評家大賞」で田山力哉賞
  • 2006年(72歳)「第11回アニメーション神戸」で特別賞
  • 2007年(73歳)「東京国際アニメフェア2007」で第3回功労賞

と、様々な賞を受賞しています。

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たてかべ和也は80歳の時に急性呼吸不全により死去

しかし、2009年、75歳の時に、胃ガンが判明し、胃を全摘出すると、手術は成功し、その後、ガンが再発することはなかったのですが、

2015年6月18日、急性呼吸不全のため、80歳で他界されています。

「たてかべ和也の死因は急性呼吸不全!ガンで胃全摘出後は体調が優れなかった!」に続く

お読みいただきありがとうございました

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