ハードロックでキレのあるテクニシャンなドラマーとして活躍していた1972年、20歳の時、ミッキー・カーチスさんに引き抜かれ、「キャロル」の正式メンバーとなると、解散するまでキャロル2代目ドラマーとして活躍した、ユウ岡崎(ゆう おかざき)さん。

そんなユウ岡崎さんは、1975年に「キャロル」が解散した後は、様々なバンドに参加し、ライブ活動を中心に、音楽活動をしていたといいます。

今回は、ユウ岡崎さんの若い頃(キャロル時代)から現在までの経歴をデビューから時系列でまとめてみました。

ユウ岡崎

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ユウ岡崎のプロフィール

ユウ岡崎さんは、1951年12月14日生まれ、
東京都豊島区の出身です。

ユウ岡崎の本名は?芸名の由来は?

ユウ岡崎さんの本名は、「石崎隆友(いしざき たかとも)」というそうですが、

「キャロル」に加入する前、ハードロックをしていた時は、「トムトム」という愛称で親しまれていたそうです。

また、ユウ岡崎と呼ばれるようになったのは、「キャロル」のメンバーと初顔合わせの時、

YOUたちなんかやってるのは、アレでしょ。ロッケンロールでしょ?

と、言ったことが由来となったそうです。

ユウ岡崎は20歳の時に2代目ドラマーとして「キャロル」の正式メンバーとなっていた

ユウ岡崎さんは、ハードロッカーとして、いくつかのアマチュアバンドやセミプロバンドで活躍し、引く手あまたのドラマーだったそうですが、

1972年11月、ミッキー・カーチスさんに引き抜かれ、ロックバンド「キャロル」の正式メンバーとなったそうです。

ちなみに、前月の1972年10月頃、初代ドラマーの今井英雄さんが脱退しており、ユウ岡崎さんは今井英雄さんの代わりに「キャロル」に加入したのでした。

ユウ岡崎は21歳の時に「キャロル」としてのデビュー曲「ルイジアンナ/最後の恋人」でブレイク

こうして、ユウ岡崎さんは、「キャロル」として、1972年12月20日、ファーストシングル「ルイジアンナ」でレコードデビューすると、革ジャンにリーゼントというスタイルでストレートなロックンロールを歌う「キャロル」は、たちまちブレイク。

そんな中、ユウ岡崎さんは、テクニシャンなドラムプレイで聴くものを驚かせる凄腕のドラマーにもかかわらず、「キャロル」時代は、矢沢永吉さんとジョニー大倉さんの陰に隠れ、あまり目立たない存在でした。

また、ユウ岡崎さん自身、「キャロル」時代には、

俺、喋んの苦手だからなぁ

と、言っており、

無口ながら、周囲に気遣いのできる人だったと言われています。

キャロル
「キャロル」(左から)ジョニー大倉さん、内海利勝さん、矢沢永吉さん、ユウ岡崎さん。

ユウ岡崎は21歳の時に逮捕されるも仮釈放後「キャロル」に復帰していた

そんな中、ユウ岡崎さんは、2枚目のシングル「ヘイ・タクシー/恋の救急車」(1973年1月25日発売)のレコーディング終了後、薬物に関する不祥事を起こし、逮捕されてしまいます。

ただ、3枚目のシングル「やりきれない気持ち/ホープ」(1973年2月25日発売)のレコーディング終了後、仮釈放されると、「キャロル」に復帰しているのですが・・・

ユウ岡崎さんが逮捕されている間、代わりにドラムスとして加入していた相原誠さんは、矢沢永吉さんとレコード会社の意向で、ユウ岡崎さんが仮釈放されると同時にクビになっており、

このことを後で知った、ジョニー大倉さんと内海利勝さんは憤慨し、この一件以来、矢沢永吉さんとの亀裂が生じたと言われています。

(また、相原誠さんの落胆は相当なものだったそうです)

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ユウ岡崎は脳梗塞に見舞われていた!現在は?

さておき、ユウ岡崎さんは、その後、1975年に解散するまで「キャロル」で活動を続け、「キャロル」解散後は、複数のバンドで活動すると、

1999年頃には、「C’s Graffiti Japanese Rockn Roll Band」に参加すると、キャロル時代の楽曲やオリジナル曲を演奏するなど、ライブ活動を展開したそうです。

(ユウ岡崎さんはソロでアルバムはリリースしていないようで、バンド活動やライブ活動を中心に音楽活動をしていたと思われます)

しかし、いつ頃かは不明ですが、脳梗塞を患っていたといいます。

それでも、コアなファンの方の情報によると、2013年頃には懸命なリハビリにより復活を遂げ、2015年には名古屋のライブハウスで内海利勝さんとライブを競演していたといいます。

(ただ、キレキレだったドラミングは、弱く、たどたどしくなってしまっていたそうで、ユウ岡崎さんは、汗をかきながら一生懸命ドラムを叩いていたそうです)

現在、ユウ岡崎さんがどうされているかは不明ですが、お元気にされているといいのですが・・・

お読みいただきありがとうございました

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