小原礼の生い立ちは？高2で鈴木茂と林立夫とSKYEを結成しベースに転向していた！

1971年、20歳の時、「サディスティック・ミカ・バンド」に参加して以来、数々のバンドで活動するほか、ベーシスト、作曲家、音楽プロデューサーとして、長きに渡り、日本の音楽シーンに多大な貢献をしてきた、小原礼（おはら れい）さん。

そんな小原礼さんは、3歳の時からクラシックピアノを習い始めると、やがて、6歳年上のお兄さんの影響で、ラジオから流れてくる洋楽に興味を抱くようになったそうで、小学校高学年の時には、ビートルズに衝撃を受け、中学生の時には、本格的にギターを始め、林立夫さんらとバンドを結成したといいます。

小原礼のプロフィール

小原礼さんは、1951年11月17日生まれ、
東京都大田区の出身、

血液型はA型、

学歴は、
青山学院中等部・高等部
⇒武蔵野美術大学短期大学部生活デザイン学科

ちなみに、「小原礼」は本名です。

小原礼は3歳の時にクラシックピアノを習い始めていた

小原礼さんは、松竹蒲田撮影所の撮影監督のお父さん・小原譲治さんと開業医のお母さんのもとに誕生すると、3歳の時には、クラシックピアノを習い始めるなど、音楽に恵まれた環境で育ったそうで、

やがて、6歳年上のお兄さんの影響で、ハンク・ウィリアムス、エルヴィス・プレスリー、チャック・ベリーなどのレコードやFENラジオ放送（在日米軍向けの放送）を聴くようになったそうです。

小原礼は中学生の時からギターを始めていた

そんな小原礼さんは、小学校高学年の時には、FENから流れてきたビートルズの音楽を聴いて衝撃を受け、ほうきをギターに見立てて遊ぶようになったそうですが、

中学生の時には、本格的にギターを始め、ベンチャーズの楽曲をコピーするようになったそうです。

小原礼は中学2年生の時に林立夫らと4人組のバンド「MOVERS（ムーバーズ）」を結成

そして、中学2年生の時には、同級生の林立夫さんらと4人組のバンド「MOVERS（ムーバーズ）」を結成すると、リードギターを担当し、ダンスパーティーという名目でライブ活動をしたそうですが、

バンド「MOVERS」のレパートリーは、バッファロー・スプリング・フィールド、モビー・グレープなどマニアックなものばかりだったそうです。

小原礼は高校2年生の時に鈴木茂と林立夫とバンド「SKYE（スカイ）」を結成しベースに転向していた

また、小原礼さんは、1968年、高校2年生の頃には、鈴木茂さん、林立夫さんと、3人でバンド「SKYE（スカイ）」を結成すると、ベースに転向し、

イギリスのロックバンド「ヤードバーズ」や「クリーム」などのコピーを中心に活動したそうです。

ちなみに、小原礼さんが鈴木茂さんと知り合ったのは、「MOVERS」として細野晴臣さん（当時は立教大学の学生）らが主催するイベント「PEEP」のオーディションを受けた時だそうですが、

小原礼さんがベースに転向したのは、そのオーディションの際、「MOVERS」ではカバーをあきらめていた難しい曲を、いとも簡単に弾いていた鈴木茂さんの才能を目の当たりにしたことが一因だったといいます。

（細野晴臣さんも、鈴木茂さんの高校生とは思えぬ卓越した演奏に驚愕していたそうで、1969年には、鈴木茂さんを「はっぴいえんど」に引き抜き、そのため、「SKYE」は、自然消滅したのだそうです）

小原礼は18歳の時に高橋幸宏と共に「ガロ」（GARO）のバックバンドとして活動していた

その後、小原礼さんは、「SKYE」として学園祭に出演した際、フォークグループ「ガロ」のメンバーと知り合うと、音楽仲間だった高橋幸宏さんと共にバックバンドに加わることを申し出たそうで、

1969年、18歳の時には、ベースとして、高橋幸宏さん（ドラム）と2人で「ガロ」（GARO）のバックバンドに加わったのだそうです。

ただ、1972年、「ガロ」が「学生街の喫茶店」をヒットさせ、以降、歌謡曲路線へと変更したため、音楽性が合わず、高橋幸宏さんと共に「ガロ」を脱退したそうです。

小原礼は高校卒業後は高橋幸宏を誘い武蔵野美術大学短期大学部生活デザイン学科に入学していた

ちなみに、小原礼さんは、当初は医大を目指していて、一浪していたそうですが、一転、高橋幸宏さんを誘い、（理由は不明ですが）武蔵野美術大学短期大学部生活デザイン学科に入学したそうで、

高橋幸宏さんは、その時のことを、

バンド仲間の小原礼が「ムサビに行かないか」と誘いに来たんです。後に一緒にサディスティック・ミカ・バンドに参加することになる小原君は僕の一年先輩なんですが、その頃からふたりでいろんなバンドやセッションに参加していて、彼はその頃一浪中だった。

で、デザインの勉強をしておくのも悪くないかな、なんて感じで、受けたわけですね。

と、語っています。

「【画像】小原礼の若い頃はサディスティックミカバンド！ソロではピカレスクほか！」に続く