四代目河原崎長十郎さんと河原崎しづ江さんを両親に持ち、歌舞伎劇団「前進座」の子役として舞台デビューすると、その後、10歳の時には、映画「にごりえ」に出演するほか、数多くの映画やテレビドラマに出演した、河原崎建三(かわらさき けんぞう)さん。
今回は、そんな河原崎建三さんの、若い頃(子役時代)から現在までの出演作品(テレビドラマ、映画)や経歴をご紹介します。
河原崎建三のプロフィール
河原崎建三さんは、1943年11月3日生まれ、
東京都武蔵野市の出身、
身長174センチ、
血液型はAB型、
学歴は、
早稲田大学文学部中退、
趣味は、読書、バロック音楽を聞くこと、絵を描くこと
特技は、日本舞踊、長唄、狂言、
ちなみに、「河原崎建三」は本名です。
河原崎建三の父親は四代目河原崎長十郎、母親は河原崎しづ江、兄弟には河原崎長一郎と河原崎次郎、岩下志麻はいとこ
河原崎建三さんは、
- 父が、歌舞伎役者(河原崎座座元)の四代目河原崎長十郎さん
- 母が、女優の河原崎しづ江さん
- 長兄が、俳優の河原崎長一郎さん
- 次兄が、俳優の河原崎次郎さん
- 義理の姉(長兄・河原崎長一郎さんの妻)には、女優の伊藤榮子さん
- 従姉妹(母親が姉妹関係)には、女優の岩下志麻さん
という俳優一家です。
河原崎建三の子役時代(幼少期)は映画「にごりえ」「足摺岬」に出演
河原崎建三さんは、お父さんの四代目河原崎長十郎さんと、お母さんで女優の河原崎しづ江さんのもと、3人きょうだいの末っ子として誕生すると、
お父さんが創立に関わった歌舞伎劇団「前進座」の子役として舞台デビューし、1953年、10歳の時には、映画「にごりえ」に、1954年、11歳の時には、映画「足摺岬」に、子役として出演しています。
河原崎建三は25歳の時に映画「愛奴」で本格的に俳優デビュー
そんな河原崎建三さんは、1964年、21歳の時には、「俳優座養成所」に16期生として入所すると、1968年、25歳の時には、映画「愛奴」で本格的に俳優デビューを果たし、
以降、二枚目から悪役、シリアスからコメディまで、幅広く演じこなせる名バイプレイヤーとして、数多くの映画やテレビドラマに出演しています。
河原崎建三は「新・必殺仕置人」での「死神」役ほか時代劇にも数多く出演
また、河原崎建三さんは、時代劇にも数多く出演しており、特に、「新・必殺仕置人」での「死神」役が有名ですが、
そのほかにも、「必殺シリーズ」では、「必殺仕事人IV」「必殺仕事人V」「必殺仕事人V・激闘編」などにゲストで出演するほか、
「桃太郎侍」「大岡越前」「遠山の金さん」(杉良太郎版)「銭形平次」「江戸の用心棒」「鬼平犯科帳」「暴れん坊将軍シリーズ」にも出演しています。
「新・必殺仕置人」で「死神」に扮する河原崎建三さん。
また、「三姉妹」「樅ノ木は残った」「武田信玄」「炎立つ」「平清盛」など、NHK大河ドラマにも数多く出演しています。
「武田信玄」で梁田政綱に扮する河原崎建三さん。
河原崎建三の出演作品(映画)
それでは、最後に、河原崎建三さんのそのほかの出演作品もご紹介しましょう。
映画では、
- 1953年「ひろしま」※子役
「ひろしま」より。 - 1954年「足摺岬」※子役
- 1955年「しいのみ学園」※子役
- 1969年「喜劇 女は度胸」
- 1970年「男はつらいよ フーテンの寅」
- 1971年「儀式」
- 1974年「卑弥呼」
- 1974年「鍵」
- 1974年「青春の蹉跌」
「青春の蹉跌」より。(左から)河原崎建三さん、萩原健一さん、桃井かおりさん。 - 1974年「あばよダチ公」
- 1978年「オレンジロード急行」
- 1978年「愛の亡霊」
- 1979年「戦国自衛隊」
- 1983年「セカンド・ラブ」
- 1990年「マドンナのごとく」
- 1991年「曼荼羅 若き日の弘法大師・空海」
- 1994年「集団左遷」
- 1995年「きけ、わだつみの声 Last Friends」
- 1996年「勝手にしやがれ!! 逆転計画」
- 1996年「必殺! 主水死す」
- 1997年「パラサイト・イヴ」
- 1999年「借王6 ナニワ相場師伝説」
- 2000年「ホワイトアウト」
- 2001年「案山子 KAKASHI」
- 2002年「宣戦布告」
- 2003年「blue」
- 2004年「草の乱」
- 2004年「ミナミの帝王」
「ミナミの帝王」より。 - 2004年「スパイ・ゾルゲ」
- 2007年「眉山」
- 2010年「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」
- 2010年「桜田門外ノ変」
- 2012年「希望の国」
- 2013年「ROUTE42」
- 2013年「僕たちの高原ホテル」
河原崎建三の出演作品(テレビドラマ)
テレビドラマでは、
- 1967年「泣いてたまるか」
- 1968年「大奥」第28話
- 1969年「パンとあこがれ」
- 1970年「千葉周作 剣道まっしぐら」
- 1971年「おゝい雲」
- 1972年「忍法かげろう斬り」
- 1973年「赤ひげ」第26話
- 1974年「白い滑走路」
- 1975年「Gメン’75」 第8話
- 1976年「俺たちの旅」第14話
- 1978年「松本清張シリーズ・虚飾の花園」
- 1979年「柳生一族の陰謀」第20話
- 1980年「同心部屋御用帳 新・江戸の旋風」第27話
- 1981年「江戸の用心棒」第4話
- 1982年「影の軍団III」
- 1983年「眠狂四郎無頼控」第3話
- 1984年「暴れ九庵」第11話
- 1985年「小さな訪問者」
- 1986年「誇りの報酬」第15話
- 1987年「かなかなむしは天の蟲」
- 1988年「明日はアタシの風が吹く」
- 1989年「大忠臣蔵」
- 1990年「優しい関係」
- 1991年「また又・三匹が斬る!」第16話
- 1992年「金田一耕助の傑作推理/病院坂の首縊りの家」
- 1993年「松本清張の異変街道」
- 1994年「ザ・ワイドショー」
- 1995年「照柿」
- 1996年「鍵師」第4作
- 1997年「新・半七捕物帳」
- 1998年「奇跡の人」
- 1999年「氷の世界」
- 2000年「ビューティフルライフ」
- 2001年「事件記者 浦上伸介」第1作
- 2002年「三毛猫ホームズの犯罪学講座」
- 2003年「上条麗子の事件推理」
- 2007年「逃亡者 おりん」第17話
- 2008年「安宅家の人々」
- 2009年「ハンチョウ〜神南署安積班〜 シリーズ」
- 2010年「蛇のひと」
- 2012年「天の方舟」
- 2013年「デパート仕掛け人!天王寺珠美の殺人推理」第6作
- 2014年「SAKURA~事件を聞く女~」第6話
- 2015年「新・牡丹と薔薇」
- 2017年「アキラとあきら 」
ほか、数多くの作品に出演しています。
「河原崎建三の妻・大川栄子との馴れ初めは?子供(息子)は河原崎貴!現在は?」に続く
「必殺シリーズ」「桃太郎侍」「大岡越前」「遠山の金さん」「銭形平次」「江戸の用心棒」「鬼平犯科帳」「暴れん坊将軍」など、時代劇のシリーズものを中心に、数多くのテレビドラマや映画に出演し、誰でも1度はどこかで見たことがある …