1986年4月、3枚目のシングル「シーズン・イン・ザ・サン」が大ヒットを記録すると、その後も夏を中心に立て続けにシングルをリリースし、次々とヒットを飛ばした、「TUBE」のヴォーカル、前田亘輝(まえだ のぶてる)さん。以降、「夏」「海辺のリゾート」を思い起こさせる楽曲で人気バンドの地位を確立されています。

「前田亘輝の下積時代は?ベストセラーサマーがヒットするも・・・」からの続き

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「シーズン・イン・ザ・サン」が大ヒット

こうして、自分たちの納得のいく曲作りをしようと決意された前田さんは、元「ビーイング」だった織田哲郎さんに作曲を依頼し、徹底的に曲作りにこだわります。

そして、1986年4月、「The TUBE」から「TUBE」に名前を改め、3枚目のシングル「シーズン・イン・ザ・サン」をリリースすると、キリン生ビールのCMソングに起用されたこともあり、30万枚の大ヒットを記録。

前田さんは、この曲が最初にラジオ番組のチャートにランクインした時、車の中で聴いておられたそうで、

信じられなかった。びっくりしてすぐに車を止め、ラジオ局に電話して、「TUBEってほかにいませんよね?」と聞いたぐらい(笑)。

この曲のヒットでみんなで話し合ったのは、やっぱり好きなことをとことん突き詰めたのがよかったということ。それまでは、大人の言うこと聞いてりゃいいと、どこかで俺たちずるかったんです。

と、おっしゃっていました。

その後も、前田さんらは、

1986年9月「BECAUSE I LOVE YOU」
1987年4月「SUMMER DREAM」
     8月「Dance With You」

1988年4月「Beach Time」
1989年6月「SUMMER CITY」


と、立て続けにシングルをリリースすると、いずれもヒット。

そして、1990年5月にリリースした、「あー夏休み」からは、

織田哲郎さんの曲みたいにカッコよくできずとも、自分たちで作った歌を歌いたい。

との希望から、メンバー自ら作詞作曲を担当し、

1991年7月「さよならイエスタデイ」
1992年5月「夏だね」
1993年5月「夏を待ちきれなくて
1994年7月「恋してムーチョ」




と、夏を中心にシングルをリリースすると、これらも全てヒット。

前田さんらは、人気バンドとしての地位を、確固たるものとされたのでした。

馬主

ところで、前田さんを「馬主」で多くの方が検索されているようです。

というのも、前田さんは、飛行機の中で、映画「シービスケット」を観て感動し、競馬に興味を持たれたそうで、同時に、馬主という存在を初めて知り、その後、馬主資格を取得。

最初の所有馬「コイシテムーチョ」「ノブサマー」は、デビューを果たせず、登録を抹消されますが、2009年には、「ノブクィーン」が念願のデビュー。

(結果は、3番人気の5着)

そして、2010年には、「ノブヴィクトリー」が札幌新馬戦で8番人気で初勝利を挙げたのでした。

前田さんは、オフィシャルブログに、

やってくれました!!ノブヴィクトリー!!
前田亘輝初勝利でございます!

思い起こせば、「シービスケット」という映画を、
飛行機の中で見たのが始まりでした。

痛く感動したと同時に馬主さんと言う存在を知り、競馬を一度もした事がない私は、
友人の藤田伸二騎手や高田潤騎手をはじめとする、
様々な方に色々と教えてもらい、
競走馬の素晴らしさを覚えていきました。

そして、初めて勝つ事が出来ました。

友人からのおめでとうコールやメールで、
嬉しさがこみあげてきてます。

関係者の皆様、そして応援してくれた方々、
本当にありがとうございました。

と、その喜びを綴られています♪

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飯島直子との離婚原因は?現在の彼女は?

そんな前田さんの気になるプライベートですが、

前田さんは、1997年、女優の飯島直子さんと結婚されています。

お二人は、飯島さんの誕生日会で知り合われたそうで、もともと飯島さんが「TUBE」の大ファンだったこともあり、交際に発展。

交際中には、飯島さんが前田さんの自宅にスーパーの紙袋を持って入っていくところが写真週刊誌にスクープされていました。

ただ、2001年、結婚からわずか4年で離婚。

もともと女性関係が派手だった前田さんの女性遊びが、結婚しても変わらなかったようで、尽くすタイプの飯島さんが、ほとんど家に帰って来ない前田さんを、ご飯を作って一晩中待っていたとのこと。

ちなみに、離婚後は、前田さんに浮いた話がないのですが、

前田さんは、そんなご自身を、

いつも来年はないと思い、その時できることはしておかねば、という危機感があっただけ。今まで一度も安心したことはないです。

また、年齢を重ねたこと、結婚と離婚をしたことで、幸せや痛みなど大きな感情の起伏を経験し、作品にも深みが出たのかもしれない。最近は恋をしてない自分に危機感があって、周囲に誰か紹介してよと言っては嫌がられてます(笑)

と、おっしゃっていました。

さて、いかがでしたでしょうか?

2015年、「TUBEデビュー30周年記念ツアー最終公演」で年明けに声帯の手術を受けることを発表されると、2016年2月には無事手術を終え、パワーのある歌声を取り戻された前田さん。

一時期は、「夏=TUBE」のイメージに葛藤したこともあったようですが、やはり、「TUBE」といえば、夏。前田さんには、夏にぴったりの気持ちのいい歌声をいつまでも保って頂きたいものです。

「前田亘輝の下積時代は?ベストセラーサマーがヒットするも・・・」

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