幼い頃から、絵や音楽が好きで、ファッションデザイナーにも憧れたことがあったという、緒形敦(おがた あつし)さん。そんな緒形さんのご家庭は実は芸能一家。そこで今回は、緒形さんのご家族、俳優デビュー、学歴について調べてみました。
祖父は緒形拳
緒形さんのおじいさんは、俳優の緒形拳(おがた けん)さんです。
緒形拳さんは、1960年、映画「遠い一つの道」で映画デビューされると、1965年には、大河ドラマ「太閤記」の主役、豊臣秀吉役に抜擢。
翌年の1966年にも大河ドラマ「源義経」の弁慶役で出演されており、異例の2年連続大河ドラマ(しかも主役級)出演を果たされています。
その後も、
1972年「新・平家物語」
1976年「風と雲と虹と」
1978年「黄金の日日」
1982年「峠の群像」
1991年「太平記」
1997年「毛利元就」
2007年「風林火山」
と、数多くの大河ドラマに出演されるほか、
1978年「鬼畜」
1979年「復讐するは我にあり」
1983年「楢山節考」
「楢山節考」より。緒形拳さんと坂本スミ子さん。
1981年「魔界転生」
1986年「火宅の人」
1992年「おろしや国酔夢譚」
2004年「ミラーを拭く男」
2006年「長い散歩」
など、映画でも常に主役を張る活躍ぶりだったのですが、2008年、「肝ガン」のため、亡くなっています。
緒形拳さんは、とてもやさしいおじいちゃんだったそうで、一緒にキャッチボールをするなど、かわいがってくれたそうです。
父親は緒形直人
お父さんは、俳優の緒形直人(おがた なおと)さんで、1988年、「優駿」で映画デビューされると、1990年には、トレンディドラマ「予備校ブギ」で主演を務め、一躍人気を博します。
「予備校ブギ」より。(左から)織田裕二さん、緒形直人さん、的場浩司さん、田中美佐子さん。
その後も、
1993年「愛するということ」
1994年「ボクの就職」
1995年「100億の男」
1996年「愛とは決して後悔しないこと」
など、連続ドラマに出演。
また、1992年に出演された大河ドラマ「信長 KING OF ZIPANGU」では、お父さん(敦さんのおじいさん)の緒形拳さんと、大河ドラマ史上初の親子共演を果たされています。
母親は仙道敦子
お母さんは、「鬼龍院花子の生涯」「白蛇抄」などの演技が高く評価され、名子役と言われた女優の仙道敦子(せんどう のぶこ)さんで、1986年、17歳の時には、主演を務めたテレビドラマ「セーラー服反逆同盟」が大ヒットし、一躍アイドル的な人気を博すと、その後は、トレンディドラマを中心に出演。
1993年に緒形直人さんと結婚されると、芸能活動を休止し、主婦業と子育てに専念されていたのですが、2018年、テレビドラマ「この世界の片隅に」で、主人公の母親役で女優業に復帰されています。
「徹底的に愛は・・・」より。吉田栄作さんと仙道敦子さん。
兄弟は?
また、緒形さんは、3人兄弟の長男で、弟さんと妹さんがいらっしゃるようですが、情報がないことから、一般のお仕事をされていると思われます。
「陸王」でデビュー
さておき、緒形さんはというと、2017年、映画「陸王」で、俳優デビューされています。
「陸王」は、創業100年続く老舗足袋業者「こはぜ屋」の4代目社長、宮崎紘一(役所広司さん)が、足袋の需要が激減し、落ち込んだ経営を立て直そうと、
マラソン足袋「陸王」の開発をスタートさせるために奮闘するというストーリーで、緒形さんは、宮崎紘一の息子、大地(山﨑賢人さん)の同級生、広樹役を演じられています。
大地が心を許せる友人という重要な役どころを演じるにあたり、
緒形さんは、
今回初めてドラマに出演させて頂くのですが、僕がやるべきことは、何事にも本気で、全力で挑戦するのみと思っています。一つ一つのシーンに全てを懸けて、力を入れて取り組んでいるつもりです。
両親、祖父と同じ道を進むことは覚悟がいることでしたが、このような環境の中で育ったことにとても感謝し、僕も全力で俳優として頑張りたいと思います。
と、意気込みを語っておられました。
「陸王」より。緒形さん(左)と山﨑賢人さん。
学歴は?
最後に、緒形さんの学歴ですが、緒形さんは、中学卒業と同時にアメリカの高校に留学。卒業時には、現地のアート系の大学に進学が決まっていたそうですが、俳優の道に進むかどうか迷った末、俳優になる選択をし、帰国されたそうなので、学歴は、高校卒業ということになります。
ちなみに、緒形さんは、英語がペラペラなのだそうです。
さて、いかがでしたでしょうか。
- 祖父は緒形拳
- 父親は緒形直人
- 母親は仙道敦子
- 兄弟は?
- 「陸王」でデビュー
- 学歴は?
について、まとめてみました。
2019年には、Amazonビデオの配信ドラマ「MAGI 天正遣欧少年使節」に、千々石ミゲル役で出演された、緒形さん。
お父さんの緒形直人さんも、この作品に、豊臣秀吉役で出演されており、共演シーンこそありませんでしたが、親子初出演を果たされています。
いつか、偉大なおじいさんやお父さんを超えるような素晴らし俳優になれるといいですね。
ご活躍を期待しています。