1964年、「いいかげん馬鹿」で映画デビューして以来、数々の作品に出演されている、なべおさみさん。今回は、そんななべさんの出演作品を画像を交えてご紹介します。
「なべおさみは昔シャボン玉ホリデーのキントト映画でブレイクしていた!」からの続き
出演作品(映画)
それではここで、なべさんのデビューからの主な出演作品をご紹介しましょう。
映画では、
1964年「いいかげん馬鹿」
「明日の夢があふれてる」
1965年「日本一のゴマすり男」
1966年「てなもんや東海道」
「鐘」
1967年「青春太郎」
「クレージーだよ 天下無敵」
「喜劇 ニューヨーク帰りの田舎ッペ」
「座頭市 血煙り街道」
「ドリフターズですよ! 前進前進また前進」
1968年「温泉ゲリラ 大笑撃」
「ハナ肇の一発大冒険」
「吹けば飛ぶよな男だが」
「悪党社員遊侠伝」
「日本ゲリラ時代」
「まっぴら社員遊侠伝」
「日本一の裏切り男」
「ザ・タイガース 世界はボクらを待っている」
映画「吹けば飛ぶよな男だが」より。犬塚弘さん(左)となべさん(右)。
「温泉ゲリラ 大笑撃」のポスターより。(左から)犬塚弘さん、香山美子さん、なべさん。
1969年「喜劇 大激突」
「クレージーの ぶちゃむくれ大発見」
「夜の牝 花と蝶」
「夜の牝 年上の女」
「クレージーの大爆発」
「ニュージーランドの若大将」
「奇々怪々 俺は誰だ?! 」
「夜の牝 花のいのち」
「日本一の断絶男」
「新網走番外地 さいはての流れ者」
1970年「美空ひばり・森進一の花と涙と炎」
「クレージーの 殴り込み清水港」
「アッと驚く為五郎」
「ハレンチ学園」
「ハレンチ学園 身体検査の巻」
「座頭市 あばれ火祭り」
「ひらヒラ社員 夕日くん」
「ひらヒラ社員夕日くん ガールハントの巻」
「喜劇 右むけェ左!」
「喜劇 右むけェ左!」より。犬塚弘さん(左)となべさん(右)。
1971年「男の世界」
「夕日くん サラリーマン脱出作戦」
「喜劇 昨日の敵は今日も敵」
「起きて転んでまた起きて」
1972年「喜劇 新婚大混線」
「虹をわたって」
「女生きてます 盛り場渡り鳥」
「舞妓はんだよ全員集合!! 」
「喜劇 泥棒大家族 天下を取る」
「起きて転んでまた起きて」より。堺正章さんとなべさん。
1973年「夕日くん サラリーマン仁義」
1974年「ムツゴロウの結婚記」
1976年「トラック野郎・爆走一番星」
「太陽は泣かない」
「あにいもうと」
1977年「日本人のへそ」
1978年「走れクラウス 第1部」
「ピンク・レディーの 活動大写真」
「トラック野郎・爆走一番星」より。
1981年「帰ってきた若大将」
「ダンプ渡り鳥」
「連合艦隊」
「裸の大将放浪記〜山下清物語〜」
「ブルージーンズメモリー」
「すっかり・・・その気で!」
1982年「あゝ野麦峠 新緑篇」
「誘拐報道」
1983年「ふしぎな國・日本」
1985年「愛・旅立ち」
「山下少年物語」
「あっこちゃんの日記」
1986年「キネマの天地」
1987年「塀の中の懲りない面々」
「ゴルフ夜明け前」
1988年「TOMORROW 明日」
「ラブ・ストーリーを君に」
1989年「せんせい」
1999年「平成金融道 裁き人」
「ドンを撃った男」
「サラリーマン金太郎」
「借王6 <ナニワ相場師伝説>」
2001年「銀の男 六本木伝説」
2004年「漫☆画太郎SHOW」
「地獄プロレス」
2005年「SHINOBI-HEART UNDER BLADE-」
2016年「天使にアイム・ファイン」
出演作品(テレビドラマ)
テレビドラマでは、
1967年「レモンのような女」第3話
1968年「三匹の侍」第6シリーズ 第11話
1969年「どんといこうぜ!」
1970年「独身のスキャット」
1973年「アイフル大作戦」第1話
「独身のスキャット」より。大原麗子さんとなべさん。
1975年「どてらい男・戦後編」
1978、1980~1981年「暴れん坊将軍シリーズ」
1980年「猿飛佐助」
1982年「噂の刑事トミーとマツ」第2シリーズ 第13話
1983年「松本清張の連環」
1983~1996年「名無しの探偵シリーズ」
「どてらい男・戦後編」より。なべさん(左)と西郷輝彦さん(右)。
1984年「鬼龍院花子の生涯」
1985年「裸の大将」第16話
1986年「月とスッポン」
1990年「女王蜂」
1993年「大岡越前」第13部 第12話
1997年「早乙女千春の添乗報告書5」
2000年「身辺警護6」
2003年「ビギナー」
2004年「ざこ検事 潮貞志の事件簿2」
2008年「温泉(秘)大作戦5」
「早乙女千春の添乗報告書5」より。(左から)小沢真珠さん、名取裕子さん、なべさん。
2010年「警視庁取調官 落としの金七事件簿」
2011年「戦国疾風伝 二人の軍師 秀吉に天下を獲らせた男たち」
2012年「捜査検事・近松茂道11」
2018年「妖ばなし」
「妖ばなし」より。なべさんと和さん。
ほか、数多くの作品に出演されています。
テレビドラマ「独身のスキャット」で主人公・村上貫一役
ところで、なべさんは、1970年、アメリカ映画「アパートの鍵貸します」(1960)をもとに企画された、平凡なサラリーマンが自身のマンションを毎夜貸し出すことを思いついき、夜ごと訪れる様々な人物との交流を描いたテレビドラマ「独身のスキャット」で、主人公のサラリーマン・村上貫一役を演じられているのですが、
この作品、ウルトラマンをヒットさせていた「円谷プロダクション」が大人向けドラマに初進出した作品だそうで、
なべさんは、2017年、満田かずほ監督とのトークショーで、
TBSの前身のラジオの時代にものを書いていたんです、KRラジオで。赤坂へ越す前。ぼくには縁の深いところ。でも「シャボン玉ホリデー」は日テレで、そこでお世話になっちゃって。
(「独身のスキャット」の)プロデューサーが円谷一さん。この人がぼくに会いに来て、やらないかと言ってくれて。それまでは面識なくて、ゴジラとか出てませんし
と、出演に至った経緯について明かされています。
「独身のスキャット」は不本意な出演だった
ただ、当時、「円谷プロダクション」は制作費のかけ過ぎなどで行き詰まっており、
おれ、麗子(ヒロイン役の大原麗子さん)と話して、これやめようって言ったの。面白くないから。「スキャット」は1クール(3ヶ月)でやめて、太秦に行ってぼくが木下藤吉郎、大原麗子がねねやって、そっちに移行する(「青春太閤記 いまにみておれ」(1970))
と、「独身のスキャット」は、ワンクール(1970年1月7日から3月18日まで)で放送が終了したそうで、
なべさんは、
渡辺プロっていう独断と偏見の強い、テレビの申し子みたいなプロダクションにいて。当時は紅白に19人くらい出していて、そういう事務所。ここにいたら腕がつかないって思いました。
(「独身のスキャット」は)仕事だからやったんです。好むと好まざるに関わらず、強い事務所はどんどん入ってくる。自分では選べない。
と、「独身のスキャット」は、不本意ながらの出演だったことを明かされています。
「なべおさみは「明治大学替え玉事件」で干されていた!」に続く