「シェイクスピア・シアター」「状況劇場」などの舞台で役者としてのキャリアを積み、1986年、31歳の時、「夢みるように眠りたい」の主演で映画デビューすると、以来、30年以上にわたり、数多くの映画やテレビドラマで活躍している、佐野史郎(さの しろう)さん。今回は、そんな佐野さんのデビューからの出演作品を画像を交えてご紹介します。
「佐野史郎は昔冬彦さん(ずっとあなたが好きだった)で大ブレイクしていた!」からの続き
出演作品(映画)
それではここで、佐野さんのデビューからの主な出演作品をご紹介しましょう。
映画では、
1986年「夢みるように眠りたい」
1988年「帝都物語」
1989年「舞姫」
1990年「ZIPANG」
1991年「四万十川」
「夢みるように眠りたい」より。佐野さん(左)と大竹浩二さん(右)。
1992年「死霊の罠2-ヒデキ-」
1993年「はるか、ノスタルジィ」
1994年「我が人生最悪の時」
1995年「写楽」
1996年「罠 THE TRAP」
「死霊の罠2-ヒデキ-」より。
1997年「CAT’S EYE」
1999年「ゴジラ2000 ミレニアム」
2001年「修羅雪姫」
2002年「化粧師 KEWAISHI」
2003年「天使の牙B.T.A.」
「天使の牙B.T.A.」より。
2004年「完全なる飼育 赤い殺意」
2005年「容疑者 室井慎次」
2006年「親指さがし」
2007年「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」
2008年「チーム・バチスタの栄光」
「容疑者 室井慎次」より。(左から)佐野さん、柳葉敏郎さん、ノモガクジさん。
2009年「守護天使」
2010年「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」
2011年「はやぶさ/HAYABUSA」
2012年「マイウェイ 12,000キロの真実」
2013年「インターミッション」
「はやぶさ/HAYABUSA」より。(左から)竹内結子さん、西田敏行さん、山本耕史さん、鶴見辰吾さん、佐野さん、高嶋政宏さん。
2014年「偉大なる、しゅららぼん」
2015年「媚空 -ビクウ-」
2016年「仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー」
2017年「母 小林多喜二の母の物語」
2018年「となりの怪物くん」
2019年「WE ARE LITTLE ZOMBIES」
2020年「おかあさんの被爆ピアノ」
2021年「騙し絵の牙」
「偉大なる、しゅららぼん」より。
出演作品(テレビドラマ)
テレビドラマでは、
1987年 NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」
1988年「痛快!ロックンロール通り」
1989年「はいすくーる落書」最終回スペシャル
1990年 NHK大河ドラマ「翔ぶが如く」
1991年「世にも奇妙な物語『バカばっかりだ!』」
NHK大河ドラマ「翔ぶが如く」より。
1992年「ずっとあなたが好きだった」
1993年「誰にも言えない」
1994年 NHK大河ドラマ「花の乱」
1995年「沙粧妙子-最後の事件-」
1996年「義務と演技」
1997年「青い鳥」
「青い鳥」より。
1998年「凍りつく夏」
1999年「君といた未来のために 〜I’ll be back〜」
2000年「フードファイト」
2001年「プラトニック・セックス」
2002年「精霊流し〜あなたを忘れない〜」
2003年「交渉人」
2004年「ドールハウス」
2005年「女刑事みずき〜京都洛西署物語〜」
2006年「弁護士のくず」
2007年「華麗なる一族」
2008年「天と地と」
2009年「官僚たちの夏」
2010年「咲くやこの花」
2011年「デカワンコ」
2012年「謎解きはディナーのあとでスペシャル」
「デカワンコ」より。多部未華子さん、佐野さん、田口トモロヲさん。
2013年「ダンダリン 労働基準監督官」
2014年「戦力外捜査官」
2015年「一路」
2016年「黒の斜面」
2017年 NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」
「おんな城主 直虎」より。
2018年 NHK大河ドラマ「西郷どん」
2019年「砂の器」
2020年「ディア・ペイシェント〜絆のカルテ〜」
2021年「リコカツ」
「リコカツ」より。
ほか、数多くの作品に出演されています。
「ゴジラ2000ミレニアム」出演に「GODZILLA」吹き替えも
ところで、佐野さんは、1999年、映画「ゴジラ2000ミレニアム」に出演されたうえ、ハリウッド版の「GODZILLA」の日本語吹き替えにも参加されているのですが、
コアなゴジラファンにとっても、ぐいぐいと引きつけられるような、歓声をあげたくなるような素晴らしい作品だった
と、大満足のご様子で、
(戦うゴジラに、)セクシーさを感じた
と、佐野さん独特の表現でコメントされています。
「限界団地」では冬彦をしのぐ怪演
また、佐野さんは、2018年、団地を舞台にした心理サスペンス「限界団地」で、63歳にして、連続ドラマ初の主演を務められているのですが、
佐野さんは、主演とは知らずに台本を受け取ったそうで、その後、正式に主演のオファーがあった時のことを、
本当にハトが豆鉄砲を食らったような顔をしていたと思うんです。この年になって連ドラの主演をやれるとは思っていませんでしたしね。
朝から晩まで撮影していて、主演というのは撮っても撮っても終わらないというのが正直な気持ちですが、いろんな事件が起きますし、(劇中で)ミシンを踏んだり、太極拳をしたりとお稽古(けいこ)事も多いので新鮮です
と、語っておられます。
「限界団地」より。
そして、この「限界団地」、佐野さん演じる寺内誠司が、団地を昔のような交流や活気のある場にしようと、住人たちに様々な提案をするなど、積極的に働きかけていくのですが、古き良き団地に執着する寺内の行動は、徐々にエスカレートし、住人たちを圧迫・・・
と、佐野さんの狂気に満ちた演技が見どころとなっており、
佐野さんいわく、
マザコン夫・冬彦さんより10倍ヒドイ
ということで、佐野さんの怪演ぶりは、健在どころか、ますますパワーアップしているようです(笑)