十朱幸代さんと事実婚状態だった小坂一也さんと交際したことで、「略奪愛」とバッシングされ、その後は、深作欣二監督と長い間、不倫関係にあったという、松坂慶子(まつざか けいこ)さんですが、ついに、1991年、38歳の時、ジャズギタリストの高内春彦(ハル高内)さんと結婚。しかし・・・すんなりとはいきませんでした。
ジャズギタリストの高内春彦と結婚
長らく悪女扱いされていた松坂さんですが、「フランス・カンヌ映画祭」の帰り、休養を兼ねてアメリカ・ニューヨークに立ち寄ると、その際、友人にジャズギタリストの高内春彦(ハル高内)さんを紹介されたそうで、これをきっかけに、高内さんと交際。
1991年、38歳の時には、めでたく結婚となったのですが・・・
高内春彦との結婚は「美女と野獣」「究極の格差婚」と揶揄されていた
長年、世の男性を魅了し、恋多き女と呼ばれていた松坂さんは、常に誰と結婚するのか注目されていただけに、想定外の結婚相手に、メディアは大変驚き、「美女と野獣」「究極の格差婚」と揶揄されます。
(トップ女優の松坂さんに対し、高内さんは、音楽業界でも知られていない無名の音楽家で、外見はというと、ヒゲをはやし、小太りの体型でした。)
高内春彦さん
松坂慶子の父親は結婚に猛反対
さらには、そんな世間の声に呼応するように、松坂さんのお父さんがメディアに登場し、娘の結婚を猛反対。
ギタリストかなんか知らんが、収入もないのに亭主ヅラして毎日、ゴロゴロしているだけ
慶子に寄生して、のうのうと生きている。結婚当初は、1日に500万円も稼ぐとか、もうすぐ原宿のマンションが手に入ると言っていたが、全部嘘。
あの男は、娘を利用しているだけ。
と、マスコミを通して、高内さんを罵倒し続けたのでした。
(お父さんは、激怒し、実家の表札から、「慶子」の名をドリルで削り取ったとか)
両親と絶縁
一方、松坂さんは、そんなお父さんに対し、しばらくは結婚を認めてもらおうと説得を試みるのですが、
お父さんからは、相変わらず、
あんなヒモみたいな男をかばう娘も許せん
などと言われたそうで、
(その間、高内さんは、一切、発言することはなかったそうですが、発言すれば火に油を注ぎ、お父さんがますます激昂するだろうと考えていたそうです)
やがては、いつまでも夫を悪く言う両親を許せず、無視するようになり、ついに、1992年には、絶縁を宣言したのでした。
結婚後は7年間ニューヨークで暮らし子供(娘)も2人出産
その後、松坂さんは、両親から逃れるように、高内さんの仕事の拠点だったアメリカ・ニューヨークに移住し、以降、7年間をニューヨークで過ごしているのですが、現地では、子供も2人(共に娘)出産。
長女は百音(もね)さん(2018年時点で25歳)、次女は麻莉彩(まりさ)さん(2018年時点で23歳)というそうで、姉妹揃って芸能界デビューをしたこともあるようですが、その後、二人ともハワイの大学で美術を学ばれたとのことで、
(現在は、情報がないことから、どうされているのか不明です)
後に松坂さんは、
NYでは毎日が日曜日みたいで本当に楽しかったですね。子育てのときは仕事をセーブして、なるべく娘たちと一緒に過ごしましたし、私の場合は、生活を丁寧に送ることが自然と演技に反映されると思えるようになりました
と、語っています。
夫・高内春彦と和解せぬまま父親が他界
ちなみに、2006年にはお父さんが糖尿病を患って寝たきりになり、松坂さんは帰国しているのですが、2007年には、高内さんと和解せぬままお父さんが他界されています。
(お父さんは、一度も、孫娘2人を見ることがなかったそうです)
「松坂慶子は両親と絶縁するも後に母親の介護をしていた!」に続く
当時の高内春彦さんと松坂さん。