1990年代には、TRF、安室奈美恵さん、globe、篠原涼子さんら、数多くのアーティストを輩出してミリオンセラーを連発し、「小室ファミリー」と呼ばれるなど、時代の寵児となるも、やがて、ブームが終焉すると、多額の借金に苦しむようになった、小室哲哉(こむろ てつや)さんですが、その後は、活動の場を広げるべく、吉本興業に移籍します。
「小室哲哉の一大ブーム終焉の経緯とは?干されていた?」からの続き
吉本興業へ移籍し「笑う犬の冒険」で「超ハンサム侍」
一大ブームが終焉しただけでなく、ソニー・ミュージックエンタテインメントから契約解除されたことで、前受金の18億円を返還しなければならなくなった小室さんは、銀行から10億円借り、
2001年には、活動の幅を広げるべく、吉本興業へ移籍すると、バラエティ番組「笑う犬の冒険」のコントに、「超ハンサム侍」として出演し、話題とはなったのですが・・・
「笑う犬の冒険」で「超ハンサム侍」に扮する小室さん。
その後、
- 2001年 DJ DRAGON、原田大三郎さんとともに「GABALL」結成
- 2001年 アニメ「サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER」の音楽を担当
- 2002年 トランス・イベント「SHYNTHESIZED TRANCE」を主催
- 2003~2006年 CAT・ミュージックカレッジ専門学校の名誉校長に就任(?3年間)
- 2004年 Jリーグの大分トリニータのスーパーバイザーに就任
- 2004年 TM NETWORKデビュー20周年ライブ、globe結成10周年記念ツアー
- 2006年 コラボ企画「TKプロジェクト ガチコラ」で11組の芸人に楽曲を提供
- 2007年 Kimeruの「with you」をプロデュース、尚美学園大学芸術情報学部音楽表現学科特任教授に就任
と、活動するもパッとせず、プロデュース業は芳しくない状態が続きます。
吉本興業から事実上解雇される
そんな中、吉本興業とのマネジメント契約も2007年6月いっぱいで終了。
吉本興業は、契約満了に伴い円満な形で契約が終了したことを強調し、今後は「TM network」のアルバムリリースやライブ活動を含め、音楽活動は引き続き協力していく予定であることを発表していたのですが・・・
小室さんが吉本興業に在籍していた6年間は、ヒット曲を生み出すことができておらず、事実上の解雇だと言われています。
ファンクラブが突然閉鎖される
その後、小室さんは、新しい所属事務所が見つからず、所属事務所を探す浪人状態となってしまうと、
2007年9月12日には、小室さんのファンクラブ「FCコムック」のホームページに、「ファンクラブ閉会に関するお知らせ」と題し、
この度、誠に急ではございますが、2007年8月31日をもちまして、『FCコムック』の運営を終了させていただくことになりました
(中略)
現在、新しいファンクラブの発足予定はございません
と、掲載され、突然、ファンクラブまでもが閉鎖されます。
そこで、「J-CASTニュース」が小室さんのファンクラブの事務所に電話すると、吉本興業の広報室につながったそうで、
(閉鎖については、吉本興業の広報が担当していました)
突然の閉鎖ではありません。小室さんとは今年6月で契約が切れているため、ファンクラブもそれによって閉鎖するわけです
と、回答されたとのこと。
ただ、最近まで、入会を受け付けていたことから、あまりにも突然の閉鎖に合点がいかず、記者がその旨尋ねたそうですが、
それは、それぞれのファンの考え方は異なるでしょう。これ以上お話しすることはありません
との、回答のみで、ファンクラブが突然閉鎖した真相は分からずじまいだったそうです。
「小室哲哉は著作権を二重譲渡(5億円詐欺)していた!」に続く