お父さんの神津善行さんが理想の父親になろうと努力する姿に、怖れつつも、尊敬の念を抱き、良い父親だと思っていたという、神津カンナ(こうづ かんな)さんですが、お母さんの中村メイコさんとは、昔から、何でも言い合える気楽な関係だといいます。

「神津カンナは父・神津善行には畏怖の念から全て従っていた!」からの続き

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母・中村メイコとは何でも言い合える関係

カンナさんにとって、父・神津善行さんは、畏怖する存在で、一般的に言われるような父と娘の関係(娘に甘い父親)ではなかったそうですが、

一方、お母さんの中村メイコさんとは、昔から、自然に付き合えたそうで、今でも、お母さんは、カンナさんの書いた作品に対し、「あれは面白かったわよ」「この前のはイマイチね」と、批判も含めてコメントしてくるそうで、お父さんとは対象的に、お互いズケズケと率直に物を言い合える関係だそうです。

(ただ、そんなお母さんも、同じ女優である妹の神津はづきさんには、お芝居のことは一切言わないそうで、そこは、同業者への配慮があるのだそうです)

母・中村メイコは神津善行を「良き父親」として守り通していた

ちなみに、カンナさんが幼い頃、お母さんは、稼ぎの点において、お父さんよりも勝っていたそうですが、家庭内において、お父さんのことを「良き父親」として守り通していたところがあったといいます。

というのも、お父さんは、当時、住んでいた狭い家でも仕事部屋をデンと確保していたほか、お父さんが仕事を始めたら、子供たちは居間で遊んではいけないという暗黙のルールがあったそうで、

ある日のこと、カンナさんが、お父さんが出かけた後、散乱している五線紙を片付けて遊ぼうとすると、お母さんに、ものすごい勢いで叩かれたそうで、

(これ以外にも、汚い手でお父さんのピアノを触ったり、弾いたりしても、お母さんに叩かれたそうです)

これは、お父さんの商売道具に触ってはいけないということで、

お母さんからは、

お父さんは作曲家です。その作曲したお金で生活しているのだから、お父さんの仕事のものにやたらと手をつけたりしてはいけない

と、耳にタコができるほど言われたのだそうです。

(ただ、カンナさんには、お母さんが、子供たちに言い聞かせていると同時に、自分自身にも言い聞かせているように見えたそうで、このことを思い出すと、今でも、胸が痛くなるそうです)

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母・中村メイコは作曲家という夫の職業を娘に説明しつつ自身も納得しようとしていた

また、カンナさんは、仕事から帰ってきたお母さんに、よく、

(お父さんは)夕方までず~っと寝てたよ。そのあとね、ゴルフして、テレビ見てた。全然、仕事なんかしてなかった

と、言いつけたそうですが、

(お父さんは、ほぼ毎日家にいてピアノに向かって五線紙に何やら書き込み、その合間にぼーっとしたり、碁を打ったり、挙句の果てには寝ていたそうです)

お母さんは、

仕事にはいろいろあってね、外で土を掘るのが仕事の人もいれば、魚を売るのが仕事の人もいるのよ。お父さんの仕事は音楽を作ることだけれども、作る前に考えることがたくさんあるの。寝ているように見えても、あれは考えているのよ

と、作曲家という、子供には理解しづらいお父さんの職業について、コンコンと説明したそうですが、

やはり、カンナさんには、お母さんが、子供たちに言い聞かせていると同時に、自分自身にも言い聞かせているように見えたそうです。

(ただ、カンナさんは、今、考えても、お父さんは寝ていたと思うそうです(笑))

「神津カンナは幼少期から両親が互いを立てる姿を見て育っていた!」に続く

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