「神津ファミリー」と呼ばれ、家族全員が芸能人や芸術家など自由業という、神津カンナ(こうづ かんな)さん。今回は、そんな神津さんの家族を簡単にご紹介します。

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年齢は?出身は?本名は?

神津さんは、1958年10月23日生まれ、
東京都の出身、

血液型はO型、

本名は、神津十月(読み方同じ)

学歴は、
東洋英和女学院(幼稚園・小・中・高等部一貫校)
⇒アメリカのサラ・ローレンス・カレッジ

だそうです。

母方の祖父はナンセンス(ユーモア)作家の中村正常

カンナさんの母方の祖父は、ナンセンス(ユーモア)作家の中村正常(なかむら まさつね)さんです。


祖父の中村正常さん。

正常さんは、昭和初期、当時ではまだ珍しかったナンセンス(ユーモア)文学を執筆し、若者の間で人気を博したそうですが、太平洋戦争が始まると(ユーモアは不要とされ)、正常さんの作品は検閲でひっかかって、雑誌などに掲載されなくなったそうで、仕事が激減。

(戦争中は戦争文学しか書くことが許されなかったそうです)

そんな中、ほかの多くの作家仲間は食べていくために戦争文学に転身したそうですが、

正常さんは、

人から押し付けられるものしか書けない国では二度とペンを握らない

と、作家を廃業したそうで、

戦後も文壇に復帰することはなかったため、作品は少ないそうです。

母親は女優の中村メイコ

カンナさんのお母さんは、女優の中村メイコ(なかむら めいこ)さんで、ユーモア作家のお父さん・中村正常さんと、新劇の女優で作家だったお母さん・チエコさんのもと、1934年に誕生すると、自由でユニークな両親の教育方針のもと、裕福で何不自由なく、伸び伸びと育ったそうです。

(お父さんが一律の学校教育を嫌っていたことから、小学校にもほとんど行っていないそうです)


母親の中村メイコさん。

そんなメイコさんは、1937年、2歳の時に、「江戸っ子健ちゃん」で映画デビューすると、一躍、天才子役として脚光を浴び、以降、喜劇を中心に数多くの映画に出演。

1955年、20歳の時には、「田舎のバス」で歌手としてもデビューするほか、ラジオ・テレビで司会なども務め、タレントとしてバラエティ番組にも出演。

近年は、往年の大スター、榎本健一さん、森繁久彌さん、三木のり平さん、美空ひばりさん、黒澤明さんらとのエピソードを、様々なメディアで披露するなど、古き良き昭和の芸能界の様子を後世に語り継ぐ役目を担っています。

父親は作曲家の神津善行

カンナさんのお父さんは、作曲家の神津善行(こうづ よしゆき)さんです。


父親の神津善行さん。

善行さんは、国立音楽大学器楽科卒業後、主に映画音楽を中心に、歌謡曲や吹奏楽曲、テレビ番組のオープニング曲など数多く作曲しています。

また、1977~1984年には、NHKの音楽番組「あなたのメロディー」で司会を務めるほか、近年は、時々、家族でトーク番組に出演しています。

妹は女優で刺繍作家の神津はづき

カンナさんの妹は、女優で刺繍作家の神津はづき(こうづ はづき)さんです。


妹の神津はづきさん。

はづきさんは、東洋英和女学院高等部を卒業後、ニューヨーク大学に留学すると、留学中に女優になる決意したそうで、帰国後、森繁久彌さん主演の舞台「屋根の上のバイオリン弾き」の端役で女優デビューすると、1983年には、花王名人劇場「わが家はカタログ」でテレビドラマデビュー。

以降、テレビ、映画、舞台に出演し、女優として活動を続けるのですが、1992年には、俳優の杉本哲太さんと結婚すると、女優業をセーブし、主婦業や子育てに専念。

2017年、55歳の時には、刺繍教室を開くほか刺繍作家として活動を始めると、翌年の2018年には、大人の女性のためのホームウエアブランド「Petit Tailor R-60」を立ち上げています。

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弟は洋画家の神津善之介

カンナさんの弟は、洋画家の神津善之介(こうづ よしのすけ)さんで、1992年、20歳の時にスペインのマヨルカ島に渡り、20世紀最後の印象派と称される画家のJ・トレンツ・リャドさんに師事すると、1997年、27歳の時に洋画家としてデビュー。


弟の神津善之介さん。

現在は、スペインのマドリードを拠点に活動しているそうで、2017年には、デビュー20周年を記念し、スペイン大使館で個展を開催しています。

「神津カンナは幼少期から父・神津善行とは距離を置いた関係だった!」に続く

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