歌舞伎の家に生まれたことから、弟・五代目尾上菊之助さんが誕生すると、家族が菊之助さん中心となり、疎外感を感じていたという、寺島しのぶ（てらじま しのぶ）さんですが、一方、菊之助さんとは、姉弟として深い絆を感じていたといいます。
「寺島しのぶの幼少期は家が弟中心の生活で疎外感を感じていた！」からの続き
弟・菊之助とは深い絆を感じていた
寺島さんは、弟の五代目尾上菊之助さんとは、姉弟として、深い絆を感じているといいます。
というのも、幼い頃は、両親が仕事で外出しがちだったため、家での遊び相手はほとんど菊之助さんだけで、話し相手も菊之助さんであることが多く、お母さんがいない時は、自分が母親の役目をしなくてはと、幼いなりに思っていたからだそうです。
また、男の子っぽい性格の寺島さんに対し、菊之助さんは女の子のようだったそうで、寺島さんが離れようとすると、「お姉ちゃん、どこ行っちゃうの？」と聞いてきて、寺島さんが「ついてくれば」と答えると、行くところ、どこへでもついてきて、習い事にさえもくっついて来たそうで、乗馬教室について来た時には、引き綱で馬場を一周したりしながら、寺島さんのレッスンが終わるのを待っていたのだそうです。
幼い頃はしばしば弟・菊之助にプロレス技をかけていた
ちなみに、寺島さんは、大のプロレス好きだったため、当時、覚えたてのプロレスの技、スコーピオン・デス・ブロックを菊之助さんにかけていたそうで、
菊之助さんは、今でもよく、インタビューなどで、
よくプロレスの技をかけられて姉に痛めつけられていました
と、明かしています（笑）
弟・菊之助とは周囲から「異例の仲の良さ」と言われるほど仲が良かった
そんな寺島さんは、歌舞伎のように、親と子が師弟関係にある家では、自然と、（師弟関係にはない、情愛のようなものを求めるせいか）その兄弟姉妹の仲は深まるような気がしているそうですが、
実際、寺島さんと菊之助さんの間には、それ以上の何かがあるそうで、大人になってからも、家の中で一番話しをするのは菊之助さんで、菊之助さんにしても、舞台上でのことを、お母さんがいろいろ指摘してもあまり聞かないそうですが、（たとえ、お母さんと同じことを言ったとしても）寺島さんの言うことは聞くそうで、周囲からも、「異例の仲の良さ」と言われるほどだったそうです。
（菊之助さんが年頃になるまでは、二人で、フランスのパリに旅行に行ったり、買い物にも行ったりしていたそうです）
男性に甘えられたり頼られることが好き
ちなみに、寺島さんは、幼い時に、いつも菊之助さんから、「お姉ちゃん」「お姉ちゃん」と頼られてきたせいか、今も、男性に甘えられたり頼られると嬉しく、俄然、やる気が出てきて、相手のことを考えすぎるほど世話をしてしまうそうですが、
一方、自分一人で生きている人や、生きていこうとする人、明らかに辛そうなのに、何も打ち明けてくれない人などは、「私に頼ってくれないんだ！」と、自分が必要とされていないように感じ、本当にさびしい気持ちになるのだそうです。
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