バンド活動を経て、作詞家となると、松田聖子さん、太田裕美さんほか、数多くのアイドルやミュージシャンに詩を提供し、数々のヒット曲を生み出した、松本隆(まつもと たかし)さん。
そんな松本隆さんは、2013年頃、生まれ育った東京を離れ、自宅を神戸、仕事場を京都に移したといいます。
今回は、松本隆さんが神戸と京都に拠点を移した理由や、近況などをご紹介します、
「松本隆の最初の妻は?再婚相手(3番目の妻)は書道家の川尾朋子!子供は?」からの続き
松本隆が神戸と京都に拠点を移した理由は?
松本隆さんは、2013年頃、生まれ育った東京を離れ、神戸に移住したそうですが、実は、学生の頃から、京都に住みたいとずっと思っていたのだそうです。
というのも、松本隆さんは学生の頃、「はっぴいえんど」時代、京都でライブをすることが多く、当時は東京よりも京都での人気が高かったそうで、
1969年9月、20歳の時、ロックバンド「エイプリル・フール」のドラマーとしてデビューすると、解散後の1970年3月には、「はっぴいえんど」を結成し、ロックのサウンドに日本語の歌詞を乗せることにこだわったという、松本隆( …
そんな青春時代の思い出がつまった場所に住みたいと、還暦を過ぎたことをきっかけに、物件探しを始めると、そのうち、神戸にいい場所が見つかったそうで、まずは神戸に住むことにしたそうですが、
そのうち、京都にもいいところを見つけ、海と山に囲まれた神戸に自宅を、友達の多い京都に仕事場を構えたのだそうです。
(現在は、神戸と京都を拠点に、関西近郊を転々としているそうです)
松本隆の神戸の自宅は免震の高層マンション
ちなみに、松本隆さんの神戸の自宅は、部屋からは神戸港が一望できる免震の高層マンションだそうで、窓を開けると、海風が入り、山側の窓からは六甲の風が入るそうで、風の通りが良く、夏でも快適なのだそうです。
ただ、凪(なぎ)の時間も決まっており、風が止むと急に暑くなるそうですが、それでも、東京では味わえない神戸の風がとても気に入っているのだそうです。
松本隆は神戸の元町周辺を舞台にした曲「トアロードのハレ娘」の作詞を手掛けていた
そんな松本隆さんは、神戸の元町周辺を舞台にした曲「トアロードのハレ娘」の作詞をし、2024年5月6日、神戸市内のライブハウスでお披露目したそうですが、
歌詞の一部がリニューアルされて、神戸市中央区のトアロード中央商店街にあるシンボルアーチに刻まれています。
この「トアロードのハレ娘」は、「はっぴいえんど」時代からの盟友・鈴木茂さんが自身のバンド用に作曲し、作詞を依頼されたことから、作ったそうで、
松本隆さんは、
なんかトアロードの歌っていうのが自然にできちゃった。別に作ろうと思ったわけじゃなくて、鈴木茂という昔、同じバンドでやってたギタリストがいて、その人が新しい曲ができたから詩を付けてくれとなって、ある日トアロードの詩がひらめいたのでそれを作った。
こんな大騒ぎになることじゃないんだけど
と、語っています。
ちなみに、「トアロードのハレ娘」は、トアロードを満喫する女性が、粋な帽子にコンバースを履いてケーキを買いに行くという、ファッションセンスの高い神戸市民をイメージした歌詞に、1980年代を思い起こさせるような明るく軽やかなメロディが特徴の楽曲となっています。
1969年9月、「ヴァレンタイン・ブルー」(後の「はっぴいえんど」)を結成すると、1970年代は、「はっぴいえんど」のドラマーとして活躍するほか、多くの楽曲の作詞を手掛けた、松本隆(まつもと たかし)さん。 そんな松本隆 …