「仮面ライダーキバ」でブレイクされた、俳優の瀬戸康史(せと こうじ)さん。様々な作品に幅広く出演され、その演技力に定評がある一方で、「D☆DATE」として、アイドル的な活動もされています。


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オーディションで芸能界へ

瀬戸さんは、2005年7月、
「第2回D-BOYSオーディション」で、
準グランプリを獲得し、芸能界に入られました。

瀬戸さんはもともと、
獣医を目指されていたそうですが、

16歳の時、親御さんが、
瀬戸さんの応募書類を、
勝手にオーディションに送られたのだとか。

親御さんは昔から、瀬戸さんを、
芸能界に入れたかったらしく、

過去にも一度、オーディションに、
連れて行かれたことがあったとのことで、
今回も特に驚かなかったそうです。

瀬戸さんは、オーディションには、

たまたま受かった。

と謙遜されていましたが、

それがきっかけとなり、
芸能の道に進むことになったのでした。

テニミュ!

そして、翌年の2006年には、
「テニスの王子様」で菊丸英二役を演じ、
ミュージカルデビューを果たされています。

瀬戸さんは、
この役が決まった時のことを、

嬉しかったですね。

すぐ両親に連絡して、
すごく喜んでくれたんですけど、
近所に言って回る癖があって(笑)

いろんな所から電話がかかってきて、大変でした。
でも、嬉しかったですけど(笑)

と、振り返っておられました。

やっぱり、
ご両親が一番喜ばれたようですね♪

仮面ライダー!

そして、2008年には、
平成仮面ライダーシリーズ「仮面ライダーキバ」で、
主人公の紅渡(くれない わたる)役を演じ、
一躍注目を浴びられました。

あるプロデューサーの話によると、

実は、瀬戸さんは、
「平成仮面ライダーシリーズ」の、
転機となる俳優だったとか。

現在でこそ、「平成仮面ライダーシリーズ」は、
若手俳優の登竜門となっており、

仮面ライダーを演じた若手俳優は、
必ずブレイクすると、
芸能事務所から絶大な信頼を得ているそうですが、

シリーズ当初は、芸能事務所に、
俳優の出演依頼を持ちかけても断られることが多く、

かといって、
なかなか芽が出ない役者では、いまいちと、

仮面ライダーに出演してくれる、
若い俳優を探すのが、大変だったそうです。

その流れを変えたのが、
「仮面ライダーカブト」水嶋ヒロさん、
「仮面ライダー電王」佐藤健さん、

そして、瀬戸さんだったとのこと。

この3人には、いずれも、芸能事務所の秘蔵っ子で、
「仮面ライダー」に出演し、大当たりしたということで、

それならうちも、という風に、
多くの芸能事務所が、仮面ライダーに、
秘蔵っ子を出演させるようになったのだそうです。

おそらく、昔は、

「仮面ライダーなど、所詮子ども向きの番組」

と軽視されていたのでしょう。

だから、芸能事務所は、そんな番組に、
とっておきの俳優を使いたくなかったのでしょうね。

過酷な撮影

ちなみに、仮面ライダーの撮影はハードで、
朝3時に起きて、朝5時や6時から、
撮影が始まることはよくあり、
そのうえ、休みはほとんどないのだとか!

冬になると、日が短くなる分、
スケジュールはますますタイトになるそうです。

そこに、仮面ライダーの映画撮影が加わると、
さらにハードになり、
そんな状態が1年近く続くというのです。

俳優としての正念場

現に瀬戸さんも、「仮面ライダーキバ」と、
テレビドラマ「恋空」の撮影を掛け持ちされ、

1日の睡眠時間は3分だったと、
(そんなわけはありませんが(^^))
おっしゃっていました。

両方の作品のセリフを、
移動の車の中で覚えられ、

しかも驚くことに、1回台本を読んだだけで、
覚えられたとか。

時間がないことから、
すごい集中力が発揮されたのでしょう。

こんな過酷な撮影を通して、
俳優として強くなるうえ、

取材やイベントの対応を学ばれたりと、
1年の間に、多くのことを吸収し、
まさに、急成長できるとのことで、

「仮面ライダー」は、
俳優にとっても、キャリアの中で、
転機となる作品となっているようです。

瀬戸さんも例外ではなく、
その後は、

テレビドラマでは、
2009年「オトメン(乙男)」で、有明大和役
2010年「輪廻の雨」で、三上修平役
2011年 NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国~」で、森蘭丸役
2012年「眠れる森の熟女」で、高岡祐輔役

「江~姫たちの戦国~」で、森蘭丸を演じる瀬戸さん。

2013年「斉藤さん2」で、小杉大造役
2014年「ロストデイズ」で、主演の篠裕太役
2015年 NHK大河ドラマ「花燃ゆ」で、吉田稔麿役
2016年 NHK朝の連続ドラマ「あさが来た」で、成澤泉役

と、多くの話題作に出演されています。

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花燃ゆ

前述のとおり、瀬戸さんは、2015年、
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」で、
吉田稔麿(よしだ としまろ)役を演じられています。

「花燃ゆ」で、吉田稔麿を演じる瀬戸さん。

吉田稔麿は、松下村塾(しょうかそんじゅく)の塾生で、
高杉晋作(高良健吾さん)や久坂玄瑞(東出昌大さん)、
入江九一(要潤さん)と共に学んでおり、

ドラマの中で、稔麿は、
伊勢谷友介さん演じる吉田寅次郎(後の吉田松蔭)に、

「君の志は何だ」

と聞かれます。

少しの間の後、稔麿は、

「存分に学びとうございます!」

と答えたのですが、

瀬戸さんは、
この短いセリフについて、

そのセリフはものすごく胸に突き刺さりました。
シンプルでストレートなセリフですけど、
ものすごい熱意がにじみ出ていて、

瀬戸康史としても、
問われているように思えました。

役と自分がダブるところがあって、
何のために俳優をやっているんだろうとか、
自分を見詰め直すことができました。

と、語っておられました。

稔麿は情報収集能力に長けた、
控えめで、家族思いの、
心優しい人物として描かれており、

瀬戸さんは、
このような人物を演じられたことについて、

山口県の方は別にして、
久坂や高杉に比べて、
稔麿のことをご存知ない方が多い中で、

稔麿がどういう人物だったか、
が良く描かれていたと思います。

視聴者の方からも、稔麿に共感する声が、
寄せられていると聞いていますし、
彼の葛藤を演じることができて、ものすごく充実していました。

と、語っておられました。

さて、デビューから10年、
「仮面ライダーキバ」の出演をきっかけに、
瀬戸さんの活躍ぶりには、目を見張るものがあります。

今後も、瀬戸さんからは、
目が離せそうにありません!!

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