1992年にメジャーデビューし、「ROSIER」「TRUE BLUE」「DESIRE」「END OF SORROW」「IN SILENCE」など数々のヒット曲を連発した「LUNA SEA」。人気絶頂の2000年に終幕するも、10年後の2010年、活動を再開しています。


「中学時代~伝説のインディーズ時代~
メジャーデビュー~終幕」
の続き

気になる「終幕」の理由ですが、
どうやら、その前の「1997年の活動休止」頃から、
違和感はあったようです。

順番に見ていきましょう。

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活動休止

当時の「活動休止」は、
SUGIZOさんが切り出されたようで、

RYUICHIさんは賛成。
真矢さんとJさんは反対。
INORANさんは中立。

ちなみに、RYUICHIさんが、
その理由について、

自分の夢だったはずのものに対して、
呼吸ができなくなっていった。

と、テレビ番組で明かされると、

SUGIZOさんも、それを受けて、

強迫観念みたいになっていた。
LUNA SEAで必死に走ってきたので、音楽も人としても、
新しいエネルギーを吸収する必要があると思った。

と、おっしゃっていたそうですが、

反対意見の、真矢さん、Jさんらと、
どのように話し合ったのかは、
分かりませんでした。

RYUICHIがソロで大ブレイク

活動休止後は、メンバーそれぞれが、
ソロで活動するのですが、

RYUICHIさんが、本名の「河村隆一」で、
バンド時代とは正反対とも言える、
さわやかなキャラクターを押し出すと、

ソロファーストシングル「I love you」
を皮切りに、「Glass」「BEAT」「Love is…」
がいずれも大ヒット。




さらに、2枚目のアルバム「Love」は、
歴代の男性ソロアーティストのアルバム売上記録を更新する、
驚異的なセールスを記録。
(いまだにこの記録は破られていないそうです)

また、テレビドラマやバラエティにも出演されるなど、
河村さんは、俳優、タレントとして、
たちまち、お茶の間の人気者となったのでした。

「河村隆一」が「LUNA SEA」に

そして、翌年の1998年には、
「LUNA SEA」は活動を再開するのですが、
わずか2年後の2000年に終幕。

後に、SUGIZOさんは、

今だから言うけど・・
RYUはLUNA SEAに戻ってきてもあくまでも
(ソロ活動の)河村隆一でいたから・・・

バンドの顔がロックであることを捨てちゃったから、
その後は説得力に欠けた。

と、明かされていたことがあったそうで、

RYUICHIさんが「河村隆一」としてのキャラを、
バンドに持ち込まれたことに、強い不満があったようです。

実際、活動休止前と再開後では、
まったく曲調が変わっており、

ポップス志向だったRYUICHIさんの、
意向が強く反映されていたのかもしれません。

ただ、その活動再開後にリリースした、

9thシングル「STORM」
10thシングル「SHINE」

が、いずれもオリコン初登場1位を記録。


この事実に、SUGIZOさんは、なおさら、
いらだちを募らせたのかもしれませんね。

顔を見るのも嫌なほどの不仲に

ちなみに、最後は、メンバー全員の仲が悪くなり、
お互いの顔を見るのも嫌なほどになったそうで、

楽屋は別々、打ち上げでも、
それぞれ別々のところに座り、

地方イベントでは、一緒に車に乗りたくないため、
車も5台を用意してもらうほどだったとか。

RYUICHIさんは、

僕は仲が悪くなった理由もなんとなく分かる。
性格が合わないというよりも、顔を合わせると

「音を出さないといけない」
「モノを作らなければならない」

といった強迫観念があり、仲が悪くなってしまった。

と、おっしゃっていましたが、

ちょっと違うような・・・

やはり、「LUNA SEA」の活動休止後も、
ソロで大成功を収めたRYUICHIさんと、
他のメンバーの間には、
理解し合えない大きな溝があったようですね。

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再結成の真相は?

しかし、そんな「LUNA SEA」も、
10年後の2010年に再結成。

というのも、「再結成」は、
RYUICHIさんから申し出られたようで、

まだ、わだかまりが残っているメンバーを、
スタッフに説得してもらい再会されると、
RYUICHIさんが謝罪。

そして、RYUICHIさんが、
仲介的な役割を果たされたことで、

次第に、メンバー全員が、
打ち解けていったのだそうです。

ちなみに、SUGIZOさんは、最後の最後まで、
再結成に反対だったそうですが、

終幕後、RYUICHIさんが、
タレントとしての河村隆一を封印し、
実力派シンガー路線に転向された姿を見て、

また、やっていけると思い、
再結成に同意されたのでした。

さて、いかがでしたでしょうか?

類まれな才能が集まり、とてつもなく、
大きな影響を与えるバンドに成長した「LUNA SEA」

当初は、成功という一つの目標に向かって、
お互いの強い個性や音楽性の違いを、
もろともせずに乗り越えられたものの、

一度成功し、ビジネスとなってしまうと、
どうしてもこのようになってしまうのかもしれませんね。

終幕後、

真矢さんは、

いちドラマーから再出発しようとしたら、
肩書きがなくなった途端に、
手の平を返すような対応をする人がいて、
人生勉強になりましたね。

自分がやったお返しだなと思って、
ありがたく受け止めさせて頂きましたよ。

SUGIZOさんは、

今思えば、(スタッフ、メンバー、ファンへの)
感謝の気持ちを忘れていた。

「もし俺だったらもっとできる」
という過信がメンバーの誰にもあったはず。

と、語っておられ、

終幕したことによって、
大切なことが分かったことを明かされていました。

様々な経験、葛藤、感情を乗り越えて、
またひとつになった「LUNA SEA」の絆は、
なによりも固いはず!

これからもまた、あの唯一無二の音楽を、
聴かせてほしいですね。

応援しています!!

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