大沢樹生さんとともに息子の虐待疑惑が持ち上がった喜多嶋舞さんですが、元夫の大沢樹生さんが息子の心の病を明かし、虐待の事実を否定したことで騒動は収束。しかし、2013年、今度は大沢さんが息子さんと自分の血縁関係をDNA鑑定したことが「週刊女性」によってスクープされ・・・
「若い頃は?父親と母親は?大沢樹生との馴れ初めは?子供は?」からの続き
虐待告白は嘘?
2012年10月、当時15歳だった息子さんが、突然、「週刊文春」で、喜多嶋さん大沢樹生さん夫妻から、虐待を受けていたことを告白するのですが、
その告白によると、3歳頃から喜多嶋さんの虐待は始まり、保育園のお弁当を残すと殴られ、小学校入学後は、勉強を間違えると、風呂の浴槽に張った水に何度も顔を沈められたのだとか。
また、ハイヒールのヒールの部分で殴られたこともあったそうで、それを知った大沢さんが怒って、喜多嶋さんと夫婦喧嘩となり、そのことが離婚の原因となったのだとか。
離婚後は、大沢さんと暮らすことになった息子さんですが、今度は、大沢さんからも暴力を受けるようになり、警察に駆け込んだことも。そして、2008年に大沢さんが再婚した後も虐待は続き、
お前がいると家族が壊れる。
と、暴言を吐かれたこともあったとか。
最終的には、アルバイトからの帰宅が門限に遅れたことで、怒った大沢さんに玄関で蹴られたり殴られたりした挙句、日本刀をのどに突きつけられ、
これ引いたら死ぬぞ。
と言われたそうで、このことで家出し、「週刊文春」に、両親からの虐待を告白するに至ったのだそうです。
息子は心療内科に通院していた
この報道を受けた喜多嶋さんは、当然ながら、息子を殴ったり浴槽に顔を押し付けたりしたことはないと完全否定。家出した息子さんの身を案じて涙を浮かべられます。
(大沢さんの現在の奥さんも、息子さんが語ったような虐待はなかったと否定しています。)
一方、大沢さんは、自身のブログで、息子さんには、乳児期の疾病による長期入院と手術による心的外傷後遺症があり、特に、(息子さんが虐待を告白した)ここ数ヶ月、言動や行動がエスカレートしていたことから、心療内科を受診させていたことを告白。
息子さんの週刊誌への告白が、自身の虐待関与が疑われる内容だったことから、息子さんの病状を明かされたそうで、大沢さんはブログに、
「客観的事実と大きく異なる本人の認知及び言動」が主な症状であり、先生からも、「被害的状況と本人が訴える内容については、誤認及び誤解に基ずくことが大部分を占める為、治療が完全に終了するまでは、その客観性を信頼出来ない」との診断結果が出ておりました。
と説明され、息子さんが「週刊文春」で訴えた内容は、事実ではないと、虐待を否定されたのでした。
そして、その翌日には、捜索願を出していた息子さんが無事見つかり、大沢さんはブログで、
これからも私達 家族は、もちろん息子共々前を向いて生きて参ります。
と、綴られていたのですが・・・
大沢樹生がDNA鑑定をしていた。しかもその結果は・・・
2013年の年末、「週刊女性」が、驚きの報道をしたのです。
それは、2013年の2月に、大沢さんが息子さんのDNA鑑定をし、なんと、その結果が、「総合父性指数 0」「父性確率 0%」、つまり、息子さんは大沢さんの子どもでない、という結果が出たのでした。
(大沢さんは、息子さんの病気のほか、現在の奥さんとの間にできた子どもが死産し、自分のDNAに問題があるのではと思い悩んでおり、息子さんと性格や体格が似ていないことも、以前からひっかかっていたそうです。)
これを受け、大沢さんと喜多嶋さんは、弁護士を間に入れて話し合い、親権は再び喜多嶋さんに。そして、大沢さんは、2013年7月に、「親子関係不存在確認」の『調停』を申し立てるのですが、
その直前に、喜多嶋さんが、息子さんを、両親の喜多嶋修さん内藤洋子さん夫妻に養子縁組させていたそうで、大沢さんは、あらためて、親権者を喜多嶋修さんと内藤洋子さんに変更して、調停手続きを進められたのですが、喜多嶋さん側は、息子さんの精神的不安定などを理由に、調停を拒否され、不成立になっていたというのです。
ちなみに、このスクープの直後、今度は息子さんが「女性自身」で、大沢さんが留守のときに、検査結果を見たと告白。
「そこには、僕とパパは99・9%親子、たしかにそう書いてありました」
と、おっしゃっています。
大沢樹生が会見
このスクープに対し、大沢さんは、2014年1月に会見を開かれると、まず、
昨年末からお騒がせしています一連の騒動で、改めてお騒がせ、心配をおかけして申し訳ございません。
と謝罪され、息子さんに対しては、
傷をつけてしまった。詫びても詫びきれません。
喜多嶋さんに対しては、
しっかりと息子に向き合って、母親としての愛情をかけて接してほしい。
とコメントされ、最後には、ハンカチで目元を拭いながら、
今後、私の事を親父と思ってくれるなら光栄。友達でもいい。心から応援したい。
と、おっしゃったのでした。
大沢樹生の会見に怒りの反論
すると、この会見に納得がいかない喜多嶋さんは、2014年1月、「女性自身」のインタビューで、
大沢さんが記者会見で話しているのをテレビで見て、あまりにも悲しくて・・・なぜ、事実でないことをあそこまで平然と言えるのかと。
こちらが「泥仕合を挑んでいる」のように言われていましたが、私はこれまで、大沢さんが語っているような、プライベートのことに関してはいっさいお話ししておりません。
そもそも、どうしてこんな情報が漏れるのでしょうか。誰が話しているんでしょうか? そのことに、ずっと不信感が募っています。
アメリカにいる息子も、大沢さんの会見をネットで知って号泣していました・・・
再鑑定には応じます。でも、大沢さんが鑑定書を突きつけてきた際にも、弁護士さんを通じて、「A(息子)に鑑定の話をするのは、彼のためにも、せめて18歳になるまで待とう」とお話ししていたはずなのですが・・・
あちらの弁護士さんが、そのことに関する合意書を作成しているさなかに、あのような形で報じられてしまったんです。
息子はその内容と大沢さんの発言を知ったとき、すごいショックで、部屋から出てこないで大泣きしていました。それほど繊細な子なんです。
実は、息子に(聴覚に)障害があることは、妊娠発覚のすぐ後にわかっていたんです。当時、担当医の方には「まだ若いんですから、今回は・・・」と言われたこともありました。
それでも、大沢さんは、「なんとか産んでくれ」と私に懇願していました。もしお腹の子が別の人の子供だったら、産みますか?
断言します。Aの父親は大沢さんです。ですから、大沢さんが言っているようなことはありえないと、あちらにもお話ししています。
息子はいま、アメリカで心機一転頑張っているところなんです。独り立ちできるようになったころに、Aが望むなら再鑑定をすればいい。
ただ、いまはそっとしておいてあげたい。もうこれ以上、息子の心を傷つけたくはありませんから・・・
と、大沢さんの主張を真っ向から否定。
(DNA鑑定には、数種類の方法があり、鑑定方法によっては、全く逆の結果となることもあるそうです。)
それもそのはず、大沢さんは、親父と思ってくれるなら光栄と言いつつ、2013年7月に「親子関係不存在確認」の『調停』を申し立てているのですから。
実子裁判で大沢樹生が勝訴
そして、2015年10月、大沢さんはついに、今度は「親子関係不存在確認」の『訴訟』を提起。
すると、同年11月19日、
原告(大沢さん)と被告(息子さん)の間に、親子関係が存在しないことを確認する。
と、いう判決が。
実は、2014年1月には、現在の奥さんとの間に娘さんが誕生しており、親子関係のない「息子さん」と縁を切り、将来、相続が発生した時の娘さんの取り分が、減るのを避けられたのでした。
判決の決め手は?
ちなみに、ある司法関係者は、この判決について、
昨年、DNA鑑定の結果をもとに親子関係の不存在が争われた最高裁では、「血縁がないことを理由に親子関係を取り消すことはできない」と判断されており、今回もその判例が踏襲されるとの見方は強かった。
それだけに今回の判決は驚きをもって受け止めている。
と、コメントされており、それほど実子裁判が難しいことが分かります。
それでは、なぜ、今回の裁判では、大沢さんの主張が認められたのでしょう。
実は、民法772条第2項では、
婚姻成立の日から200日を経過した後に生まれた子供は、婚姻中に懐胎したものと推定する。
と定められているのですが、1997年1月14日に誕生した「息子さん」は、結婚成立の日から「200日目」に生まれています。
つまり、201日以降に生まれたならば大沢さんの子なのですが、200日目に生まれたことから、上記の規定にあてはまらなかったのです。
さらには、DNA鑑定の結果。
また、息子さんは代理人の弁護士も立てず、口頭弁論にも出廷されなかったのですが、このように、争う意思がなかったことも、判決に影響を及ぼしたのでした。
しかし、この騒動はこれで収まるはずもなく、その後、喜多嶋さんは世間から激しいバッシングを受けることに・・・