大学4年生の時に、雑誌「週刊朝日」の表紙を飾り、モデルデビューされると、その後は女優業に転身し、「弁護士・高林鮎子シリーズ」「はぐれ刑事純情派シリーズ」で人気を博した、眞野あずさ(まの あずさ)さん。そんな眞野さんの生い立ちから、大学時代、デビュー、ブレイクに至るまでの経緯について、調べてみました。

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年齢は?出身は?身長は?本名は?

眞野さんは、1957年7月4日生まれ、
神奈川県鎌倉市のご出身、

身長164センチ、

血液型はA型、

本名は「真野あづさ」(読み方同じ)、

学歴は、
神奈川県立光陵高等学校
⇒聖心女子大学文学部英文学科卒業

趣味は、
パソコン、英会話、

ちなみに、お姉さんは女優の真野響子さんで、俳優の柴俊夫さんは義兄(お姉さんのご主人)、女優の柴本幸さんは姪(お姉さんの娘)にあたります。

大学時代はアルバイトに励む

眞野さんは、お父さんが「日本航空」勤務のサラリーマンという家庭で生まれ育つのですが、すでにお姉さんの真野響子さんが女優として活動されていたこともあり、高校時代には、何度も女優としてスカウトされたそうです。

ただ、お姉さんと比較されることが嫌で毎回断り、また、「真野響子の妹」と騒がれるのも嫌だったため、学校ではできるだけ目立たないようにしていたそうです。

そんな眞野さんですが、お父さんに、高校卒業後の進路について、

女性に学歴は必要ない。短大で充分だ

と、言われると、

残り2年の学費は自分で払う

と、反発し、4年制の大学に進学。

そのため、大学時代は、学費を払うために、デパートのお惣菜売り場の売り子、家庭教師、選挙事務所のスタッフ、株の電工掲示スタッフ、魚のたたき売り、ビジネスショーのオペレーターなど様々なアルバイトに励まれたそうです。

「週刊朝日」の表紙でモデルデビューするも・・・

そんな中、眞野さんは、アルバイトの一環で、ファッション雑誌「non-no」の専属モデルに応募するも、残念ながら最終審査で落選。

ただ、その際、審査員にスカウトされてモデル事務所に入ると、大学4年生の時には、雑誌「週刊朝日」の表紙を飾り、モデルデビュー。

そして、その後も、CMなどの仕事をされていたそうですが、ギャラが良すぎたため、金銭感覚が麻痺していくことが怖くなり、最終的にはモデルの仕事をやめて、地道なアルバイトの生活に戻り、大学卒業後は、半年間、TBSラジオ局長の秘書のアルバイトをされていたそうです。

その後の経緯は不明ですが、1982年には、テレビドラマ「風の鳴る国境」で女優デビュー。


「風の鳴る国境」より。眞野さんと名取裕子さん。

しかし、その後、出演する予定だった映画の仕事を両親が勝手に断り、事務所を辞めさせられてしまったのでした。

NHK朝の連続テレビ小説「心はいつもラムネ色」で脚光を浴びるも・・・

それでも、翌年の1983年には女優に復帰すると、「夕暮れて」「徳川家康」「おしん」「千春子」などのテレビドラマに立て続けに出演。

そして、1984年には、NHK朝の連続テレビ小説「心はいつもラムネ色」で、福本裄乃役(吉本興業の創業者・吉本せいさん)を演じ、一躍注目の的に。


「心はいつもラムネ色」より。

しかし・・・今度は、知名度と自身の実力のギャップに悩み、女優をやめることを考え、半年間、活動を休止されたのでした。

橋爪功と「弁護士・高林鮎子」、藤田まことと「はぐれ刑事純情派」

それでもやはり思い直したようで、1986年には、橋爪功さんとのタッグで事件を解決していく推理ドラマ「弁護士・高林鮎子」で、弁護士の高林鮎子役を演じると、ドラマは大ヒットを記録。

以降、2005年まで続く大人気シリーズとなると、そのほかにも、数多くの2時間ドラマやサスペンスものに出演。


「弁護士・高林鮎子」より。眞野さんと橋爪功さん。

そして、1988年には、刑事ドラマ「はぐれ刑事純情派」で、主人公の安浦刑事(藤田まこと)さん行きつけの高級バーのママ・片桐由美役を演じられると、眞野さんの美しい和服姿と、安浦刑事の癒やし的な存在は、たちまち中年男性の間で人気を博したのでした。


「はぐれ刑事純情派」より。眞野さんと藤田まことさん。

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出演作品(テレビドラマ、映画、cm)

それでは、ここで、眞野さんの主な出演作品ご紹介しましょう。

テレビドラマでは、

1982年「風の鳴る国境-明子と早苗-」
1983年「NHKドラマ人間模様『夕暮れて』」
      NHK大河ドラマ「徳川家康」
      NHK朝の連続テレビ小説「おしん」
1984~1985年 NHK朝の連続テレビ小説「心はいつもラムネ色」

1986~2005年「弁護士・高林鮎子シリーズ」
1983年「ポーラテレビ小説『千春子』」
1984年「アイコ17歳」
1986年「武蔵坊弁慶」
1987年「旅はおしゃれに」
     「ばら色の人生」
      NHK朝の連続テレビ小説「はっさい先生」


「弁護士・高林鮎子シリーズ」より。眞野さんと橋爪功さん。

1988~2009年「はぐれ刑事純情派」
1990年「山村美紗京都サスペンス 水仙の花言葉は死『洛中洛外花ごよみ』」
1990~1994年「藤田まことの丹下左膳シリーズ」
1991~1998年「銭形平次」
1999年「ママさん記者明衣子の事件」


「銭形平次」より。(左から)北大路欣也さん、眞野さん、三波豊和さん。

2000年「着物デザイナー 黛涼子の推理紀行シリーズ」
2001年「上条麗子の事件推理シリーズ」
2003年「高校教師」
     「検事・朝日奈耀子シリーズ」
2005年「着物デザイナー 黛涼子の推理紀行シリーズ」
2006年「さくら署の女たち」


「検事・朝日奈耀子シリーズ」より。内藤剛志さんと眞野さん。

2007年「警視庁捜査ファイル さくら署の女たち」
2011年「刑事吉永誠一 涙の事件簿シリーズ」
2013年「刑事吉永誠一 涙の事件簿」
2014年「マトリの女 厚生労働省 麻薬取締官」


「マトリの女 厚生労働省 麻薬取締官」より。真野響子さん(左)と眞野さん(右)。

映画では、

1985年「食卓のない家」
1987年「恋人たちの時刻」
1989年「はぐれ刑事純情派」

CMでは、

1985年「サントリー『生樽』」※お姉さんの真野響子さんと共演
1989年「日本リーバ『LUX』」
1991年「ニコニコのり株式会社『ニコニコのり』」

などに出演されています。

「眞野あずさの旦那は?娘は?米長邦雄と不倫していた?」に続く

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