草笛光子がお婆さん役を卒なくこなす秘密とは?


かつては、「犬神家の一族」「悪魔の手毬唄」など、気性の激しい女性の役を数多く演じてこられた、草笛光子(くさぶえ みつこ)さんですが、近年では、様々なお婆さん役を演じておられます。

「草笛光子のデビューからの出演ドラマ映画を画像で!」からの続き

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NHK朝の連続テレビ小説「まれ」でヒロインのおばあちゃん役

草笛さんは、2015年には、NHK朝の連続テレビ小説「まれ」で、ヒロイン・希(土屋太鳳さん)の祖母でパティシエのロベール幸枝役として出演され、

娘の藍子(常盤貴子さん)を置いてフランスに行ったかと思えば、今度は突然、希たちの前に現れたりと、自由奔放でありながらも、希に夢を与えるおばあちゃんを演じられているのですが、

ロベール幸枝はこの物語に、外国の風を持って入ってきました。私はそういう“風”を持って入る人だという事が新鮮で、うれしかったんです。「あ、面白い!」と思いました。

私は割と舞台などで海外の劇に出演することが多いので、外国人の役の方がスッと入れます。横浜生まれだからかもしれません(笑)

着物を着る役の時は、着物は中へ中へと気持ちが入るように作られているので、そういう役を演じられます。洋服は反対で外に広がっていく。これが私の性に合っているのかもしれません。

と、語っておられます。


「まれ」より。草笛さんと土屋太鳳さん。


「まれ」より。草笛さんと土屋太鳳さん。

ちなみに、劇中ではフランス語を話すシーンがあるのですが、

初めは難しくて大変だなと思いながらやっていましたけれど、終わってみたら懐かしくなってきました。というのは、「どんと晴れ」(’07年NHK総合)の時に岩手弁でやりましたが、あの時はフランス語風に話してくださいと言われました。

鼻に抜けるように、「ありがとうがんした」だと「がんした」のところです。そうしたらうまくニュアンスが出せると聞いて。あの時と少し共通点があった気がします。

と、おっしゃっていました。

「真田丸」では真田幸綱の正室役

草笛さんは、2016年には、NHK大河ドラマ「真田丸」で、真田幸綱(一徳斎幸隆)の正室で、「本能寺の変」後、自ら志願して、滝川一益、木曽義昌、徳川家康の人質となるも、常に泰然と構える「ばば様」こと、とり役を演じられているのですが、

その役作りについて、草笛さんは、

とりは、真田家を根っこで支える肝っ玉ばあさんです。武田信玄をよく知り、信玄もとりを認めていたそうです。

三谷(幸喜)さんの作品は今作が3回目ですが、最初にご一緒させていただいた舞台のお稽古で、早くも私がどんな性格なのかということを見抜かれてしまったようです(笑)。それで2作目は、私のキャラクターを役に投影してあて書きをされたみたいです。


「真田丸」より

さらに今作も、あまり史実に残っていない信繁の祖母ということで、私をイメージして『とり』という人物をお書きになったと聞きました。三谷さんからは、「ありのまま演じてください」と言われました。でも、それがいちばん難しいのよ(笑)。

実際、新しい台本を開くたびに難問とぶつかります。例えば、とりは、信繁(堺雅人さん)の話は耳に入るのに、信幸(大泉洋さん)の話はちっとも耳に入らない。それは、耳が遠いせいなのか、信幸よりも信繁に愛情が深いからか。

思わず三谷さんにメールして聞いたら、「両方です」と。難問でしょう?でも、難問をきっかけに、じゃあこんなふうに演じてみよう、別のシーンで生かしてみようなどとアイデアが膨らみます。

おもしろかったのは、信繁たちと泥んこの農民に変装し、落ち武者狩りの目を逃れる場面。不気味な笑いを浮かべて兵の気を散らす役目だったので、歯にぶどうの皮をつけて不気味さを倍増させました(笑)。

と、語っておられました。


「真田丸」より。(左から)堺雅人さん、草笛さん、大泉洋さん。

「ばあちゃんロード」で主人公のおばあちゃん役

草笛さんは、2018年には、海沿いの田舎町を舞台に、結婚を間近に控えたおばあちゃん子の孫娘・夏海(文音さん)が、足をけがして施設で暮らす祖母・キヨと一緒にバージンロードを歩くため、二人でリハビリに奮闘する姿を描いた、映画「ばあちゃんロード」で、祖母・キヨ役を演じられているのですが、


「ばあちゃんロード」より。文音さんと草笛さん。

ダブル主演を務められた文音さんは、

富山に滞在期間中、草笛さん、ホテルのご自分のお部屋にワードローブを運び入れて、ダンボールで5~6箱のお洋服を持ってきていました。私、ロケ先でタンスを買われた方を初めて見て(笑)。

あと、ツインベッドルームのベッドを1つ取り外してエクササイズスペースを作られて、ストレッチや筋トレをされていました。「さすが、一流の女優さん!」とホレボレ。

と、明かされており、

何気なくお婆ちゃん役をこなしているようでも、やはり、それだけの準備をされているのだと驚かれていました。


「ばあちゃんロード」より。草笛さんと文音さん。

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「結婚できない男」では主人公の母親役

草笛さんは、2019年10月には、テレビドラマ「まだ結婚できない男」で、主人公の桑野信介(阿部寛さん)の母親・育代役として出演されており、

第4話では、水漏れした自宅から避難するため、(他人を入れない主義である)息子・信介の部屋にお構いなしに転がり込んでくる、ズケズケした母親を演じられているのですが、

あんな偏屈な男を産んじゃったから、私(育代)にも責任はあるんです。しょうがないですよ、親だから。人は変な風に取るかもしれませんし、あの子は強いですが、(信介は)やっぱりかわいい子なんです

私も素っ気ない言い方をしているけれど、この親にしてこの子あり。似た者親子だから、しょうがない(笑)。第4話はひどいことをやり合いましたね(笑)。そりゃ親だから、部屋の片付けもするでしょう。

でも最後には本音をズバッと話すシーンもあります。だけどそこは、かとなく出さなくちゃいけないところが、このドラマの難しさでもあり、脚本のいいところ。

素っ気なくしているけれど、奥底にある愛情や、許しあえる気持ち、心から愛している、かわいいと思っている気持ちを大切にしたい。

と、語っておられました。


「結婚できない男」より。(左から)吉田羊さん、草笛さん、阿部寛さん

ちなみに、阿部寛さんとは、13年ぶりとなる共演だったそうですが、

変わってらっしゃらないですね。逆に「100歳まで仕事してくださいね」と言われたので、私が100歳になったらあの人70歳でしょ。

その時にまた親をやったら、あの人“まだまだ結婚できないじいさん”になっちゃう。想像したらおかしくて、心の中で大笑いしちゃった。

と、おっしゃっていました♪

さて、いかがでしたでしょうか。

様々なお婆ちゃん役を演じておられる草笛さんですが、実際の年齢もすでに80代後半。普通ならこの年齢で現役で仕事をするなんてなかなか考えられないところですが、日頃から鍛錬されている草笛さんならではでしょう。

こうなったら、阿部さんのおっしゃるとおり、是非100歳まで女優をまっとうしてほしいものです♪

「草笛光子が松岡昌宏と舞台で恋人役(44歳差)!」に続く

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