1956年にNHKドラマ「この瞳」で女優デビューして以来、清純派女優として活躍するも、1970年、32歳の時には、一転、「細うで繁盛期」で主人公をいじめる意地悪な小姑役を演じてブレイクした、冨士眞奈美(ふじ まなみ)さん。今回は、そんな冨士さんのデビューからの出演作品を画像を交えてご紹介します。

「冨士眞奈美は細うで繁盛期の意地悪な小姑役でブレイク!」からの続き

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出演作品(映画)

それでは、ここで、冨士さんのデビューからの主な出演作品をご紹介しましょう。

映画では

1958年「欲」
     「大東京誕生 大江戸の鐘」
1960年「切られ与三郎」
1962年「お吟さま」
1963年「七人の刑事」
     「歌え若人達」
1965年「黒い賭博師」
     「野郎に国境はない」


「切られ与三郎」より。市川雷蔵さんと冨士さん。

1966年「脂のしたたり」
     「新書・忍びの者」
1970年「夜遊びの帝王」
     「反逆のメロディー」
     「女たらしの帝王」
1974年「小林多喜二」
1988年「快盗ルビイ」
1994年「やくざ道入門」
     「第2回欽ちゃんのシネマジャック「食べる ある愛のカタチ」」


「夜遊びの帝王」より。梅宮辰夫さんと冨士さん。

2000年「しあわせ家族計画」
     「すずらん」
2001年「ハッシュ! 」
2006年「釣りバカ日誌17 あとは能登なれハマとなれ!」
2008年「たみおのしあわせ」
2011年「サラリーマンNEO 劇場版(笑)」
2019年「ばあばは、だいじょうぶ」


「ばあばは、だいじょうぶ」より。冨士さんと寺田心さん。

出演作品(テレビドラマ)

テレビドラマでは、

1956年「この瞳」
1959年「輪唱」
1961~1964年「若い季節」
1962年「お気に召すまま」第2話、第19話
1963年「球形の荒野」
1965年「チコといっしょに」
1965~1968年「東京警備指令 ザ・ガードマン」


「輪唱」より。冨士さん(左)と小林千登勢さん(右)。

1968年「意地悪ばあさん」
1969年「キイハンター」
1970~1973年「細うで繁盛記」
1971年「おひかえあそばせ」
1971~1972年「気になる嫁さん」
1972~1973年「パパと呼ばないで」
1973~1974年「雑居時代」
1974年「妻と女の間」


「細うで繁盛記」より。(左から)新珠三千代さん、高島忠夫さん、谷幹一さん、冨士さん。


「気になる嫁さん」より。左端が冨士さん。

1983年「高校聖夫婦」
1984年「パパになりたかった犬」
1984~1985年「なぜか、ドラキュラ」
1986年「深夜にようこそ」
1989年「晴のちカミナリ」
1990年「翔ぶが如く」
1991年「次男次女ひとりっ子物語」


「パパになりたかった犬」より。冨士さんと伊東四朗さん。

1993年「火曜サスペンス劇場「わが町」」
1994年「長男の嫁2-実家天国-」
1995年「新婚なり!」
1996年「ナニワ金融道2」
1997年「ひとつ屋根の下」
1997~1998年「検察事務官 小錦ヤエ子」」
1999年「田舎で暮らそうよ」
2000年「新 女検事・霞夕子」第15作「知らなかった」


「長男の嫁2-実家天国-」より。(左から)竜雷太さん、石田純一さん、浅野ゆう子さん、冨士さん。


「新 女検事・霞夕子」より。小松政夫さんと冨士さん。

2001年「ハッシュ!」
2002年「名古屋仏壇物語」
2003年「末っ子長男姉三人」
2004年「奥さまは魔女」
2005年「第一級殺人弁護」
2006~2007年「ドクター・ヨシカの犯罪カルテ」
2007年「警視庁黒豆コンビ」
2009年「つばさ」

2011年「やっとかめ探偵団」
2012年「葬儀屋松子の事件簿1」
2013年「狸な家族」
2014年「紙の月」
2015年「警部補・杉山真太郎〜吉祥寺署事件ファイル」
2016年「ショカツの女」第12作
2017年「やすらぎの郷」
2019年「やすらぎの刻〜道」


「ショカツの女」より。


「やすらぎの郷」より。有馬稲子さん(左)と冨士さん(右)。

ほか、数多くの作品に出演されています。

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映画「ばあばは、だいじょうぶ」では寺田心にメロメロ

ところで、冨士さんは、2019年、認知症を患った祖母を孫の視点から描いた映画、「ばあばは、だいじょうぶ」で、認知症を患ったおばあちゃん役を演じられているのですが、

心ちゃん可愛い。心ちゃんがね、「僕、撮影が終わって“ばあば”と会わなくなっても、どこかでバッタリ会ったら、“ばあば”って呼んでいいですか?」なんて言うから、本当は“ばあば”なんて呼ばれたくはないけど、あの子だったら可愛いから「いいわよ」って言ったの(笑)

と、孫の翼役を演じた寺田心くんのかわいさにメロメロだったようで、

心ちゃんは本当のプロ。疲れたらどこでもすぐ寝ちゃうし、騒いでも何しても寝ているの。それで起こすと寝起きが良くてね。ぐずらないで、ちゃんとすぐに間違えないでセリフを言うの。すごいわよ。

例えば、私がうっかりして心ちゃんのセリフを飛ばしちゃったりするじゃない?そうすると、「僕のセリフが間にあるんだけどな」って言ってね。ちゃんと覚えているからやり直したのよ(笑)

と、映画さながらに、本当のおばあちゃんと孫のような関係を築かれていたようです♪

「冨士眞奈美の元旦那との離婚理由は?娘は岩崎リズ!」に続く

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