いしだあゆみの元旦那はショーケン萩原健一！離婚理由は？交際＆結婚歴は？

１９７９年頃、歌手から女優業へと活動の場をシフトされると、「野獣刑事」「男はつらいよ寅次郎あじさいの恋」「火宅の人」などの映画で栄えある賞を受賞され、名実ともにトップ女優の地位を確立された、いしだあゆみさん。しかし、そんないしださんのプライベートは波乱に富んだものだったようです。

「いしだあゆみの若い頃は歌手！ヒット曲は？出演ドラマ映画は？」からの続き

萩原健一と結婚

いしださんは、１９８０年５月２７日、ショーケンこと俳優の萩原健一さんと結婚されています。

お二人は、１９７７年、テレビドラマ「祭ばやしが聞こえる」で共演されると、１９７８年３月には熱愛が週刊誌で報じられるのですが、

萩原さんは、この時、モデルの小泉一十三と婚姻関係にあったうえ、２歳になる娘さんがいたことから、いしださんのお母さんが結婚に反対。

それでも、お二人は順調に愛を育まれ、約１年の同棲生活を経て、１９８０年４月４日に婚約会見を開かれると、

いしださんは、

２年前、誤解されて、いろいろ書かれたが、（１９７８年、妻子ある萩原さんとの交際が報道されたこと）一緒にいて安心感があった。

と、萩原さんと結婚を決めた理由について明かされ、

萩原さんも、

（独身だと）下着を自分で洗ったり・・・（約1年前、結婚指輪をあげた次の日から、いしださんに）下着を洗ってもらっている

と、おっしゃったのでした。

婚約会見での萩原健一さんといしださん。

ちなみに、会見では、淡々とした印象を与えていた、いしださんでしたが、会見が終わり、記者たちが機材を片付けている時、いしださんと親しい記者から、

あゆみちゃん、結婚おめでとう！

と、声をかけられると、いしださんは手で顔をおおい、涙がポロポロとこぼれていたそうで、萩原さんとの結婚には万感の想いがあったようですね。

芸能界を事実上引退

こうして、結婚されたいしださんは、芸能界を休業（事実上引退）。

（萩原さんの「引退という言葉は使わないほうがいい」とのアドバイスで、表向きは「休業」でしたが、その言葉どおり、ほどなくして芸能活動に復帰されています）

姉さん女房のいしださんと、やんちゃな萩原さんのラブラブぶりは、「おしどり夫婦」と言われ、幸せな家庭を築かれていると思われたのですが・・・

披露宴での萩原健一さんといしださん。

夫・萩原健一が逮捕

なんと、結婚３年目の１９８３年４月、萩原さんが「大麻所持」で現行犯逮捕。

当時の週刊誌の取材によると、萩原さんは、１９８０年、黒澤明監督の映画「影武者」に出演された際、共演者から大麻を譲り受けていたようで、その共演者が大麻所持で逮捕され、そこから芋づる式に逮捕者が出る中、萩原さんにも疑いがかかり、

代々木の自宅マンションで、いしださん立ち会いのもと、麻薬取締官が家宅捜索をすると、リビングのテーブルの上にむき出しのまま置かれた、大麻樹脂１２グラムが発見されたのでした。

そして、ちょうどそこに帰宅した萩原さんが、大麻が自分のものであることを認め、萩原さんの手に手錠がかけられると、いしださんは、泣き叫び、崩れ落ちたのでした。（その一部始終を、週刊誌の記者がカメラに収めていたそうです）

1983年、「大麻取締法違反」で逮捕される萩原健一さん。

萩原健一の浮気で離婚を決意

その後、萩原さんには、「懲役１年執行猶予３年」の判決が下り、一年間はすべての芸能活動を休止せざるを得なくなるのですが、

離婚がささやかれる中、いしださんは、

他人さまからどんなにバカな男と言われても彼は私の夫です。見捨てることはできません。

と、萩原さんをかばい、離婚を否定。

しかし、萩原さんは、執行猶予となった後も、いしださんの注意を聞かず、お酒を飲み歩く生活を続けると、１９８４年２月には、飲酒運転でバイクをはねる事故を起こしてしまい、「道路交通法違反」と「業務上過失致傷罪」で逮捕。

執行猶予が取り消され、実刑判決になるかと思われた中、罰金８万円の略式起訴で済んだのですが・・・

「大麻所持」の時には、萩原さんをかばい続け、耐え忍んでいたいしださんも、事故後には、

何も言うことはありません。もう、あきれました

と、コメント。

実は、ほぼ同時期に、萩原さんと女優の藤真利子さんの浮気疑惑が噂されており、さすがのいしださんも、ここまでは許せず、１９８４年３月１０日、離婚されたのでした。

離婚会見

そして、いしださんは、１９８４年３月１７日の夜、離婚会見を行うと、

妻として自信がなくなってしまった。専業主婦ではないので家庭をおろそかにして主婦失格です。私の方から別れようと言いました。

彼の妻として、良妻でも悪妻でもなく、愚妻でしかなかったなと思います。彼のためによかれと思ってやったことが、みんな逆効果になってしまって。

と、離婚に至った経緯については、自分の非のみを述べ、

（事実上、離婚の引き金となったと思われる萩原さんの大麻事件と交通事故についても、）

事件はショックでしたが、直接の原因はそれだけではありません。（離婚の）けじめをつけたのは１年ぐらい前から。自分勝手な気苦労ばかりが重なって・・・。どうしようもない私に愛想が尽きました。

と、やはり、ここでも萩原さんをかばう発言を繰り返し、

現在の心境も、

自分でもびっくりするぐらいこの１カ月は本当に寂しかった。２月に家を出た時は自分に対しての敗北感を感じました。私が（離婚を）言い出したので私の手で届け（離婚届け）を今月中にも出したい。

大恋愛の末に結ばれた人なので、できるならもう一度、惚れさせてもらいたい。一番の思い出は警察で初めて接見した時。とても男っぽかった。そのあと彼には「春まで頑張ろうね、耐えてください」と（声をかけた）。

と、萩原さんへの未練をにじませつつ、辛い心境を明かされたのでした。

そして、慰謝料については、