村野武範の現在は？妻は？息子は？飛び出せ青春でブレイク！くいしん坊万才も！

１９７２年、テレビドラマ「飛び出せ！青春」で熱血教師役を演じ、一躍人気者になられた、村野武範（むらのたけのり）さん。その後、数多くのテレビドラマや映画に出演される一方で、元内閣総理大臣の菅直人さんに似ていることで話題となり、バラエティ番組にも出演されています。

プロフィール！

村野さんは、１９４５年４月１９日生まれ、
東京都清瀬市のご出身です。

身長１７６センチ、

血液型はA型、

出身大学は、
早稲田大学商学部、

趣味は、
料理、盆栽、麻雀、
落語観賞、釣り、クルマ、

特技は、モノマネ、

だそうです♪

少年時代

村野さんは、中学生の時、
当初、卓球部に所属していたのですが、
夏休みの毎日の練習が嫌になり、退部。

そんな折、友達に誘われて、
演劇部に入られます。

しかし、高校に入ると、今度は、
石原裕次郎さんに憧れて、
船員になろうとするのですが、

商船系の大学には、苦手な数学が、
受験科目にあり、あえなく断念。

その後は、商社マンに憧れたそうで、
大学は、早稲田大学商学部に進学されています。

商社マンを目指すも・・・

そして、大学入学後は、商社マンを目指し、
クラブもＢＥＡ（Business English Association）
に入られるなど、真面目に勉強されていた村野さんですが、

部室に入ったら日本語禁止というルールに、

少々英語を勉強しても、
相当に話せるようにならなければ、
商社マンになることは難しい。

と、感じたそうで、１年生の５月には、
早々と商社マンになることも諦められたのでした。

演劇の世界へ

そこで、村野さんは、大学１年の夏休み、
何をやりたいか、考え抜かれたそうで、
中学の時、演劇部にいたことを思い出し、

楽しかったからまた演劇をやってみようかなぁ

というノリで、
大学の劇団「こだま」に入団。

しかし、大学３年生の時には、
学生演劇の限界を感じられ、「こだま」も退団。

その後、詳しい経緯は分かりませんでしたが、
研究生として、劇団「文学座」に入団され、

劇団「文学座」を卒業後は、テレビの世界に、
活動の場をシフトしていかれたのでした。

テレビドラマデビュー

そして、１９６９年には、なんと、
「走れ玩具」で、いきなり主演に抜擢され、
テレビドラマデビュー。

「走れ玩具」より。

村野さんは初めてのテレビドラマということで、
セリフを話す時、つい、舞台と同じように、
大きな声を出してしまったそうで、

マイクがありますから、普通の声で。

と、スタッフに注意されたことを、
振り返っておられました♪

また、１９７１年には、
映画「八月の濡れた砂」に出演。

村野さんは、若者たちの非行を描いたこの映画で、
無軌道で、自分の欲望のままに行動する、
若者のうちのひとり、健一郎役を演じ、
一躍脚光を浴びたのでした。

「八月の濡れた砂」より。（左から）テレサ野田さん、
村野さん、広瀬昌助さん、藤田みどりさん。

「飛び出せ！青春」

こうして、村野さんは、テレビドラマや映画で、
重要な役を立て続けに演じられると、

１９７２年、２本目のテレビドラマ、
「飛び出せ！青春」では、
主人公の熱血教師、河野武役に抜擢。

「飛び出せ！青春」より。村野さんと酒井和歌子さん。

この作品は、教師の河野が、
落ちこぼれが集まる学校のサッカー部を、
指導していく青春ストーリーなのですが、

これまでの熱血教師ものとは違って、
河野は模範的な教師という訳ではなく、

生徒のいたずらにより、違う高校で、
新任の挨拶をしてしまうような、
三枚目のキャラクターということで、

「新鮮で面白い」

と話題になったのだそうです。

長髪でプロデューサーとモメる

実は、この当時、村野さんは長髪で、
撮影に際し、プロデューサーから、

「先生らしく髪を短く切って」

と命令されるも、
村野さんは、切りたくなく、

男性のロングヘアがはやる兆候があったので
「どっちが生徒か分からない先生」なら、
長髪の方がいいと思いますよ」

と反発。

それでもプロデューサーは納得せず、
無理やり床屋に連れていかれ、
髪を切られそうになったそうですが、

村野さんは断固として、
これを拒否されたそうで、

視聴者から、長髪に対して抗議が来たら、
すぐに切ることを条件にＯＫしてもらい、
長髪のままで撮影はスタート。

すると、クレームは１件もなく、
結果的には、「ボサボサの長髪」という、
型破りな教師が好評を博したのでした♪

くいしん坊!万才

また、村野さんは、俳優としてだけではなく、
１９８８年には、料理番組「くいしん坊!万才」で、
レポーター「七代目くいしん坊」に就任。

実は、しばらくニヒルな役が続いたためか、
制作側に飽きられてしまっており、

この時期、村野さんは、
仕事が激減していたそうで、

空いた時間を活かし、
料理や釣りを趣味で始められたところ、

「村野は料理に詳しい」

という話を、「くいしん坊!万才」のスタッフが、
聞きつけ、出演依頼をされたのだとか。

ん・・・村野さん、ラッキーすぎる！

なんとも言えない味とは、マズイ意味

そして、番組では、数多くの料理を食し、
紹介されてきたのですが、

やはり、その中には、
口に合わない料理もあったそうで、

「マズイ！」なんて言えないから、
「なんとも言えない味ですね」なんてごまかすんです(笑)

と、おっしゃっていました。

また、逆に、美味しい料理も、
ずっと食べていると飽きてしまうそうで、

ロケ先の７割が漁港ということで、
いい加減、魚料理にも飽きてしまい、

撮影が終わった後は、
旅館までの間にコンビニに寄って、
カップラーメンや菓子パンを買い込み、

夕飯は、舟盛りを食べずに、
仲居さんに隠れて、テーブルの下で、
カップラーメンを食べていたのだとか！

（もちろん、舟盛りは、
　スタッフ全員で食べられたとのことです。）

現在は割烹料理店を経営

そんな村野さんは、現在、
「くいしん坊！万才」の経験を活かし、

東京、赤坂の溜池山王で、
「ぐるめダイニングむらの」という割烹を、
友人と共同経営されているそうで、

うちのお店は、料理人もいいですし、
料理が安くてうまいというのは、
当然のことだと思っています。

それ以外には、お客様をおもてなしする、
スタッフのサービスだとかホスピタリティが、
一番大切だと思います。

せっかく美味しいものを食べていても、
スタッフのちょっとした気遣いのない態度で、
美味しくないものに変わってしまったりしますからね。

と、おっしゃっていました。