離婚後も、元ご主人の林秀彦や娘の岩崎リズさんとは良好な関係を築かれている、冨士眞奈美(ふじ まなみ)さんですが、女優の吉行和子さん、岸田今日子さんとも、とても仲が良かったそうです。そこで、今回は、そんな3人の関係についてご紹介します。
「冨士眞奈美の元旦那との離婚理由は?娘は岩崎リズ!」からの続き
吉行和子と岸田今日子の3人仲良し友達
冨士さんは、女優の吉行和子さんと岸田今日子さん(2006年に「脳腫瘍」による呼吸不全で他界)の3人、とても仲が良かったそうです。
もともとは、冨士さんと岸田さんが、テレビドラマ「鏡子の家」での共演で仲良くなられたそうで、
その後、冨士さんが結婚して家庭に入っている間に、吉行さんと岸田さんが清水邦夫さんの舞台で2度続けて共演して仲良くなり、1984年末~1985年初めにかけて一緒にインドを旅行したことで親友になると、そこへ、冨士さんが離婚して独身になったことから、3人仲良くなられたそうです。
(左から)吉行和子さん、冨士さん、岸田今日子さん。
俳句
そんな3人は、冨士さんの好きなボクシングの試合を3人で見に行かれるほか、山下洋輔さんの追っかけをして仲が深まったそうですが、俳句もそのうちの一つだったそうで、
(冨士さんは、若い頃から俳句をたしなみ、句会にも参加されていたそうで(俳号は衾去(きんきょ))、一時、結婚で遠ざかるも、離婚後、約10年ぶりに句会に参加されると、その後は、本格的に取り組み、俳句にまつわる本や句集も出版されています。)
もともと句会に参加されていた富士さんと岸田さんが吉行さんを誘い、吉行さんも句会に参加されるようになったそうです。
ただ、吉行さんは、俳句には興味がなく、冨士さんと岸田さんが俳句(句会)の話をする時、あまりにも楽しそうだったことから合流されたそうで、
冨士さんには、
あなた(冨士さん)はお母さんが亡くなったときも、悲しみを俳句に託して、少し気持ちを抑えたりできる。私にはそれができなくて、母が亡くなっても俳句とは結びつかないの。俳句への関わり方がやっぱりずいぶん違うと感じる。
と、おっしゃっていました。
仲良しでいる秘訣は「入り込みすぎないこと」
そんな仲の良い3人ですが、お互いに家を行き来することはないそうで、冨士さんが吉行さんを自宅に招いたのは、自宅を新しくリフォームした時のたった1回のみ。
また、吉行さんに至っては、冨士さんを一度も家に呼んだことがないそうです。
というのも、吉行さんのお兄さんで作家の吉行淳之介さんによると、吉行さんは、気に入った布地を天井まで貼るなど、自宅をとてもきれいにされているそうで、
汚れるからという理由で台所は一度も使ったことがなく、おいしいたくあんを人からもらっても、匂うからとそのまま1本丸かじりした、というほど、潔癖症なのがその理由のようですが、
そのほか、泳げないのにスキューバダイビングをしたり、若い頃は喘息(ぜんそく)にもかかわらずタバコを吸っていたという、破天荒な吉行さんについて、冨士さんが、
みなさんもわかると思うけど、この人と付き合うのは大変なんです(笑)
と、言うと、
吉行さんは、
よくがんばって付き合ってくれていると思う。
と、認めつつも、
人間としてのあるルール、一線を越えない関係を尊重しているから長く付き合っていけるのよね。
と、仲良しでいる秘訣を明かし、
女の人って、すごく仲がよかったのに、突然、敵みたいな関係になることがあるじゃない? あれは付き合い方がまずかったのよね。お互いに入り込みすぎちゃダメ。
と、いくら仲が良くても、ある程度距離を置くことの重要性を語っておられました。
「徹子の部屋」より。冨士さん(左)と吉行和子さん(右)。
性格が違うから楽しい
ちなみに、岸田さんが存命中は3人でよく旅行されたそうですが、
吉行さんは、どこの国にいってもマッサージしてくれる人を探しに夜一人で出かけるそうで、冨士さんは心配になって探しに行ったこともあったほか、
岸田さんはというと、ヘリコプターで(オーストラリアの)キラウエア火山を遊覧したり、ジープで川を横断するなど激しいことが好きだったそうですが、冨士さんは、怖くて、火山の遊覧などしなかったそうで、
3人とも性格も行動もバラバラだったそうですが、それが、ただただ楽しかったとか。
それでも、
私たちって別れるまでは尽くすけど、別れたら未練はない。ふたりとも人生金持ちには縁がなかったわね。家電製品を買ってあげたり、貧乏な人ばっかり(笑)
と、冨士さんはおっしゃっており、男性関係だけは共通していたようです♪
さて、いかがでしたでしょうか。
冨士さんの、
- 年齢は?出身は?身長は?本名は?
- 前田美波里と岸惠子は遠縁の親戚
- 父親は新聞記者
- 幼少期はラジオで選挙速報を聞くのが好きだった?
- おてんばな文学少女だった?
- 母親からは自立を促されれていた
- 中2でオペラに魅了される
- オペラを夢中で練習
- 舞台「アンネの日記」のオーディションを受ける
- 記者を目指していた
- 「劇団民藝」から推薦を受ける
- カメラテストでのオペラでNHKドラマの主役に抜擢
- NHK専属女優第一号も演技経験ゼロからのスタート
- 生放送で居眠りしていた
- デビュー当初は大山のぶ代とルームシェアしていた
- 清純派女優として人気を博すも・・・
- 再び記者転身を目指していた
- 父親の他界で女優業を続けることに
- 「細うで繁盛記」の意地悪な小姑役でブレイク
- 清純派女優から憎まれ役に転身した理由とは?
- 新珠三千代とは仲良しだった
- 出演作品(映画)
- 出演作品(テレビドラマ)
- 映画「ばあばは、だいじょうぶ」では寺田心にメロメロ
- 放送作家の林秀彦と結婚
- 離婚理由は?
- 鬱屈した結婚生活も前向きにとらえる
- 娘は岩崎リズ
- 娘の岩崎リズとは仲良し
- 吉行和子と岸田今日子の3人仲良し友達
- 俳句
- 仲良しでいる秘訣は「入り込みすぎないこと」
- 性格が違うから楽しい
について、まとめてみました。
80代になっても、いまだ衰えを知らず、パッと明るく、豪快な人柄の冨士さん。これからもまだまだ、お元気な姿を見せてほしいものです♪
「冨士眞奈美の生い立ちは?幼少期はお転婆な文学少女だった?」
オーストラリアにてアボリジニ(原住民)と。(左から)冨士さん、吉行和子さん、岸田今日子さん。