趣味の麻雀があまりにも強すぎて、プロの九段たちを圧倒し、最高位十段が新たに設立されると、その十段位も獲得したという、ムツゴロウこと畑正憲(はた まさのり)さんですが、最高10日間連続、不眠不休で麻雀をやり、全勝したこともあったといいます。

「ムツゴロウ(畑正憲)の麻雀の腕前は最強プロより上で十段だった!」からの続き

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10日間不眠不休で麻雀をしたことがあった

趣味の麻雀では、麻雀九段のプロたちを圧倒する、驚くべき腕前を持つムツゴロウさんですが、麻雀愛も半端ではなく、「ムツゴロウ動物王国」では、誰かがぶっ倒れるまで打つという大会もしていたそうです。

また、ある年には、大晦日と正月をまたいで、不眠不休で10日連続で徹マンしたことがあったそうですが、当然ながら、他のメンバーは途中で脱落し、何度も入れ替わったそうですが、ムツゴロウさんはというと、寝ない時間が続けば続くほど元気になったそうで、ムツゴロウさんが全勝したのだそうです。

(ムツゴロウさんによると、いまだに、自身と同じペースで麻雀を打つ人には出会ったことがないとのこと)

尋常ではない根気と集中力の秘訣とは?

ちなみに、ムツゴロウさんは、10日間の最後の瞬間も、バタッと倒れる感じではなく、至って普通だったそうですが、

ムツゴロウさんは、この尋常ではない根気と集中力について、おたまじゃくしなどの研究になぞらえ、

ボクの中の学問という概念は他の人とは違うの。もうね、張り付いたらそこから動かないんだよ。興味を持ったらトコトンと。

この“トコトン”をちゃんと実践する。『今日はここまでやったからちょっと寝よう』とか、そんなヤワなことは絶対にやらないの、“やり通す“とはまさにこれでしょう

何かをやっているときに眠たくなるなんて中途半端な証拠ですよ。ボクはね、もう信じられない。いろんな人を面倒見てきましたけど、なんで学ぶことに興味を持たないのかなって。みんなね、今のヤツらはみんな勉強しちゃうんですよ

学ぶことと勉強するってことはもう全然違うんです。例えばですね、アマゾンの奥地に行ったとして、この奥には何があるんだろう?とか、興味を持ってどんどんと未開の文明を歩いていくものでしょ。

もうそういうのは一瞬一瞬に、どこもかしこも目を離すことができないくらいおもしろさが満載でしょうがないわけですよ。

今のヤツらってのはそういうのを勉強で済ませてしまう。4~5ページにまとめられた情報だけで“知り得た”と勘違いしてしまう。

それがもうボクには信じられないんだよ。例えばね、統計学なんてものがあって、高校のときに『これはおもしろそうだ!』って思ったの。ボクにとっちゃ小説と同じようなもんだから

と、語っています。

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ガン再発の恐怖から救ってくれたのが麻雀だった

また、ムツゴロウさんが、なぜ、これほどまでに麻雀に打ち込んでいるかというと、実は、ムツゴロウさんは、お兄さんの影響で高校2年生から麻雀を始めたそうですが、30代の頃、麻雀に明け暮れる生活を送る中、39歳の時、胃ガンにかかり、胃を全摘出したそうで、

たとえ、ガンを摘出しても、その後、5年間は、いつ再発するか分からない状態の中、「あと5年で死ぬかもしれない」と、非常に強い不安に襲われたそうで、

そのため、何かしていないと心が落ち着かなくなり、病み上がりにもかかわらず、麻雀を打ち続けたそうで、そうすることで、結果的に、不安から解放され、麻雀が生きることへのモチベーションとなったのだそうです。

「ムツゴロウ(畑正憲)の生い立ちは?幼少期は満洲で育っていた!」に続く


「ムツゴロウ畑正憲の精密麻雀」

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