1972年、テレビドラマ「太陽にほえろ!」で「殿下」こと島公之刑事役に抜擢されると、甘いマスクでたちまち大ブレイクし、人気俳優となられた、小野寺昭(おのでら あきら)さん。今回は、そんな小野寺さんのプライベートを中心にご紹介します。
「小野寺昭の若い頃は太陽にほえろで殿下も殉職していなかった?」からの続き
名探偵役で活躍
大ブレイクしたテレビドラマ「太陽にほえろ!」を1980年に降板された小野寺さんは、その後、2時間ドラマを中心に数多くのテレビドラマに出演され、
特に、
1986年~1990年「名探偵金田一耕助」シリーズ(金田一耕助役)
1987年~1989年「十津川警部」シリーズ(十津川省三役)
1989年~1990年「江戸川乱歩傑作」シリーズ(明智小五郎役)
1997年~1999年「京都・花の美人姉妹の推理」シリーズ(狩矢警部役)
での、名探偵役は人気を博し、シリーズ化。
「名探偵金田一耕助」より。小野寺さんと松原千明さん。
また、映画でも、
2008年「相棒 -劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン」
2009年「アマルフィ 女神の報酬」
2013年「コドモ警察」
2014年「猫侍」
2015年「龍三と七人の子分たち」
ほか、数多くの話題作に出演されました。
「龍三と七人の子分たち」の特別試写会より。(前列左から)萬田久子さん、藤竜也さん、北野武さん、近藤正臣さん、中尾彬さん。(後列左から)吉澤健さん、樋浦勉さん、小野寺さん、品川徹さん、伊藤幸純さん、安田顕さん。
嫁は?
そんな小野寺さんの気になるプライベートですが、小野寺さんは、1963年頃に結婚されているようです。
実は、小野寺さんは、長い間、プライベートについては伏せてこられたのですが、2005年、バラエティ番組「ズバリ言うわよ」に出演された時、初めて自身のプライベートを明かし、この時、結婚生活が42年であると、おっしゃっているのです。
そして、番組中、小野寺さんは、
1.結婚は生涯一度きりと思い込む!
2.喧嘩しても最終的に自分からあやまる。
3.犬を飼う!(家を空けることが多いので 寂しくないように)
の「結婚3か条」を守り続けてこられたことを打ち明け、これが夫婦円満の秘訣だとおっしゃっているのですが、
若かりし頃、イケメンで売っていた小野寺さんが、長い芸能生活でスキャンダルが一度もないのは、そういうことだったのですね。
素晴らしいです!
息子は?
小野寺さんには3人のお子さんがいらっしゃるようですが、情報がないことから一般のお仕事をされていると思われます。
小野寺さんは、2012年、テレビドラマ「もう一度君に、プロポーズ」で、竹野内豊さんと共演された時に、
竹野内さんは、ぼくの息子より1つか2つ下で、
ちょうど親子くらいの年齢なんです。
と、おっしゃっているので、
お子さんの一人は息子さんで、1970年か1969年生まれ、つまり、2020年現在、50歳か51歳のようです。(竹野内さんが1971年生まれなので)
ちなみに、小野寺さんには、お孫さんが6人いらっしゃるそうで、今ではすっかりおじいちゃんのようです。
「もう一度君に、プロポーズ」より。(左から)和久井映見さん、竹野内豊さん、小野寺さん。
現在は教授
ところで、小野寺さんは、俳優として活動されるかたわら、2007年に、大阪芸術大学短期大学部広報学科(現在はメディア芸術学科)演劇(演技演出)コースの教授に就任され、学生たちにお芝居を教えられているのだとか。
(2016年からは同コースの学科長を務められています)
そして、2017年8月27日のブログには、
私は、今年で11年目になりました。今年の1年生は積極的でやる気のある学生が多いです。今は夏休み中ですが、私は「グリーンマイル」の稽古で、夏休みは取れません。
平成29年度の新学期が開始しました。今年度もメディア・芸術学科は定員160名に対して157名です。少子化なのに我が学科は減ることも無く好調と言えるでしょう。
私も赴任してから丸10年が経ちました。いつになったら辞めることが出来るのでしょう?
と、綴っておられました。
登山
とはいえ、小野寺さんももう70代も半ば。そのパワーはどこから出てくるのでしょうか。
実は、小野寺さんは、50歳を過ぎてから、「山歩き」をスタートされており、日本を代表する「百名山」のうち、すでに60の山に登られているとのこと。
小野寺さんは、山歩きについて、
僕にとって山歩きは元気のバロメーター。頂上まで行って下山できるうちは舞台に立てる。体力づくりのトレーニングにもなる。俳優を続けていく限り、山にお邪魔することになりそうですね。
とおっしゃっていました。
70代にはとても見えない若々しさの秘訣は、そんなところにあったのですね。
これからも、末永いご活躍、期待しています!!
「小野寺昭の若い頃は太陽にほえろで殿下も殉職していなかった?」