雪村いづみさんを母親に、イタリア系アメリカ人を父親に持つ、朝比奈マリア(あさひな まりあ)さんは、15歳で芸能界デビューすると、エキゾチックな美貌で、女優、モデル、歌手としてマルチに活躍しました。
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若い頃はエキゾチックな美貌でアイドル・タレントとして活躍
朝比奈さんは、1976年、15歳でモデルとしてデビューすると、以降、そのエキゾチックな美貌で、CM、雑誌のモデル、女優として活躍するほか、司会者としても、頭の回転が早い知的なトークで人気を博しました。
「MARIA」で歌手デビューすると「わが青春のアルカディア」の挿入歌も
また、1979年には、オリジナルアルバム「MARIA」で歌手デビューも果たすと、
「MARIA」
1982年には、松本零士さん原作の劇場版アニメ「わが青春のアルカディア」の挿入歌「太陽は死なない」「星空のラストソング」も歌唱するなど、歌手としても活動しました。
「わが青春のアルカディア」
漫画「ベルサイユのばら」の池田理代子にモデルになるよう勧められていた
実は、朝比奈さんは、少女時代、漫画「ベルサイユのばら」の大ファンで、漫画家のアシスタントになることを望んでいたそうですが、「ベルサイユのばら」の作者・池田理代子さんには、
それだけ綺麗で、モデルの才能があるのに勿体ない
と、漫画のアシスタントになることを止められ、モデルになることを勧められていたそうです。
漫画「妖子」のモデルだった
さらに、池田さんが描く、「週刊セブンティーン」での連載漫画「妖子」(原作は池田悦子さん)の、主人公の少女・妖子は朝比奈さんをモデルにして描かれていたそうで、
池田さんは、朝比奈さん主演でドラマ化まで企画していたそうですが、前段階での打ち合わせが長引くうち、朝比奈さんが中学生に見えないくらい大人っぽく成長し、妖子の持つ危うい少女というイメージではなくなってしまったことから、やむなく断念したのだそうです。
池田理代子さんが朝比奈さんをイメージして描いたという「妖子」
(ちなみに、朝比奈さんは、2012年、「ベルサイユのばら」40周年記念「ベルサイユのばら展」の初日に会場に駆けつけ、志垣太郎さん、湖月わたるさん、初風諄さんとともに池田さんを祝福しています)
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