1971年、15歳の時、「ミス・セブンティーンコンテスト」で見事グランプリに輝くと、翌1972年には、テレビドラマ「アイちゃんが行く」の主演でたちまち人気を博した、坂口良子(さかぐち りょうこ)さん。そんな坂口さんの歴史を追っていきます。

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年齢は?出身は?身長は?本名は?

坂口さんは、1955年10月23日生まれ、
北海道余市郡余市町のご出身、

身長163センチ、

血液型はO型、

学歴は、
⇒余市町立東中学校
⇒小樽双葉女子学園高校(現双葉高等学校)
⇒(編入)堀越高等学校卒業

ちなみに、本名は「野澤良子(のざわ りょうこ)」です。

若い頃が超かわいい

坂口さんは、子どもの頃から「フォーリーブス」のファンで、「フォーリーブス」会いたさに芸能界を目指し、1971年、15歳の時、雑誌「セブンティーン」「ミス・セブンティーンコンテスト」に応募すると、見事、グランプリを獲得し、芸能界入り。

同年には、モデル活動を開始し、「さぼてんとマシュマロ」でテレビドラマデビューも果たすと、翌1972年には、早くも、テレビドラマ「アイちゃんが行く」で主演に抜擢され、その愛らしい笑顔でたちまち人気を博します。


「アイちゃんが行く」より。高橋悦史さんと坂口さん。

そして、その後も、

1973年「新・サインはV」
1974年「ウルトラマンタロウ」第50話
1975~1977年「前略おふくろ様」
1978年「ポーラ名作劇場 『みずきの花匂うとき』」
1979年 NHK大河ドラマ「草燃える」
1980年「池中玄太80キロ」


「新・サインはV」より。


「前略おふくろ様」

など、立て続けに出演すると、マドンナ的存在として人気を博し、「お嫁さんにしたい女優ナンバーワン」と呼ばれるようになったのでした。

西田敏行と「池中玄太80キロ」

ちなみに、坂口さんの代表作の一つである、1980年のテレビドラマ「池中玄太80キロ」は、通信社のカメラマン、池中玄太(西田敏行さん)が、3人の娘を持つ未亡人、鶴子(丘みつ子さん)と結婚するも、鶴子がすぐに亡くなってしまい、自分にまだなついていない三人の娘を育てることになるというストーリーで、

坂口さんは、玄太と同じ通信社の記者で、(当時)これからの時代を象徴するキャリアウーマンといった役柄の、鳴山暁子役を演じられているのですが、

記者としてカメランマンの玄太と一緒に仕事をするうち、次第に玄太に惹かれていくヒロインを爽やかに演じられ、ドラマはヒット。(後に二人は結婚するという設定になっています)


「池中玄太80キロ」より。(後列左から)有馬加奈子さん、坂口さん、杉田かおるさん。
(前列左から)安孫子里香さん、西田敏行さん。

実は、このドラマは、水谷豊さん主演の「熱中時代」の続編が再開されるまでの、いわば、つなぎのようなドラマだったのですが、

当時、実力派俳優として人気がうなぎのぼりだったものの、ゴールデンタイムでの主演は初めてだった西田さんにとっては、大チャンスとも言える大切な作品で、坂口さんはそんな西田さんの成功に、大きく貢献されたのでした。

アイドル歌手としても~セクシー路線へ転身

そんな坂口さんは、清純派女優として人気を博す一方で、1972年には、ファーストシングル「あこがれ」で歌手デビューされると、


「あこがれ」

その後も、

1974年「幸せさがし」(自身の主演ドラマ「家なき子」の主題歌)
     「青い山脈」(ドラマ「青い山脈」の主題歌)
1975年「幸福ゆき」(ドラマ「幸福ゆき」の主題歌)
1978年「サヨナラの下書」
1982年「まるで少年のように」


と、自身が出演するテレビドラマの主題歌などを担当し、アイドル歌手としても活動。

また、1983年には、写真集「置き手紙」でセクシーなショットを披露すると、雑誌ではヌードも披露し、1986年には、グラビア写真集「坂口良子 写真集」を発売されるなど、清純派女優からセクシー路線へと転身されたのでした。


置き手紙―坂口良子写真集

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出演作品(テレビドラマ、映画)

それでは、ここで、坂口さんのそのほかの出演作品もご紹介しましょう。

テレビドラマでは、

1973年「月曜スター劇場『たんぽぽ』」
1974年「ボクは恋人」
1975年「傷だらけの天使」第24話
1976年「グッドバイ・ママ」
1977年「ジグザグブルース」


「傷だらけの天使」より。坂口さんと萩原健一さん。

1978年「三男三女婿一匹第2シリーズ」
1979~1984年「三毛猫ホームズシリーズ」
1980年「87分署シリーズ・裸の街」
1981年「松本清張の小さな旅館」
1982年「おまかせください」

1983年「みんな大好き!」
1984年「なぜか、ドラキュラ」
1985年 NHK連続テレビドラマ「真田太平記」
1986年「白虎隊」
1987年「松本清張スペシャル・渡された場面」


「真田太平記」より。坂口良子さんと丹波哲郎さん。

1988年「京都・女性記者シリーズ『京都周山殺人街道』」
1989年「京都・女性記者シリーズ『京都鞍馬殺人街道』」
1990年「京都・女性記者シリーズ『京都物集女殺人街道』」
1991年「京都・女性記者シリーズ『京都大原殺人街道』」
1992年「京都・女性記者シリーズ『京都大石殺人街道』」

1993年「京都・女性記者シリーズ『京都北国殺人街道』」
1994年「心に秘めた幻の蝶」
1995~1999年「当番弁護士シリーズ」
1996~2002年「臨床心理士シリーズ」
1997年「一色京太郎事件ノート5」


「臨床心理士シリーズ」

1998年「札幌・増毛冬物語 暴かれたカルテ」
2000年「風の行方」
2002年「外科医・有森冴子母」
2003年「やとわれ女将 菊千代の事件簿」
2004年「万引きGメン・二階堂雪」


「万引きGメン・二階堂雪」より。
(左から)岩崎ひろみさん、木の実ナナさん、坂口さん。

2007年「警察署長・たそがれ正治郎4『同窓会殺人事件』」
2008年「水戸黄門」 第38部
2010年「フリーター、家を買う。」
2011年「渡る世間は鬼ばかり 最終回スペシャル」
2012年「渡る世間は鬼ばかり ただいま!!2週連続スペシャル」

映画では、

1976年「キンキンのルンペン大将」
     「犬神家の一族」
1977年「獄門島」
     「人間の証明」
1978年「女王蜂」


「キンキンのルンペン大将」より。坂口さんと愛川欽也さん。

1980年「帰ってきた若大将」
1983年「嵐を呼ぶ男」
1990年「曖・昧・Me」
1993年「帰って来た木枯し紋次郎」
2007年「牡丹灯篭」


「帰ってきた若大将」より。
(左から)加山雄三さん、田中邦衛さん、坂口さん。

ほか、数多くの作品に出演されています。

「坂口良子の元旦那は地上げ屋!離婚理由は?尾崎健夫との馴れ初めは?」に続く

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