1955年、「俳優座養成所」に7期生として入所すると、その後は、数多くのテレビドラマや映画に出演し、名バイプレイヤーとしての地位を確立された、山本學(やまもと がく)さん。今回は、そんな山本さんの出演作品を画像を交えてご紹介します。

「山本學の若い頃は「愛と死をみつめて」「白い巨塔」でブレイク!」からの続き

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出演作品(映画)

それでは、ここで、山本さんの主な出演作品をご紹介しましょう。

映画では、

1957年「裸の町」
1958年「女であること」
1960年「武器なき斗い」
1961年「松川事件」
1965年「スパイ」
     「新・鞍馬天狗 五條坂の決闘」
     「座頭市地獄旅」


「座頭市地獄旅」より。林千鶴さんと山本さん。

1966年「刺青」
     「新・事件記者 大都会の罠」
1967年「にせ刑事」
1968年「ヒロシマの証人」
1969年「悪名一番勝負」
1970年「幕末」


「刺青」より。若尾文子さんと山本さん。

1975年「金環蝕」
1978年「分校日記 イーハトーブの赤い屋根」
1984年「潮音-ある愛のかたみ」
1993年「虹の橋」
1994年「四十七人の刺客」
1999年「梟の城」


「金環蝕」より。

2009年「僕の初恋をキミに捧ぐ」
2013年「永遠の0」
     「燦燦」
2015年「あらうんど四万十 ―カールニカーラン―」
2016年「フローレンスは眠る」
2020年「峠 最後のサムライ」


「燦燦」より。吉行和子さんと山本さん。

出演作品(テレビドラマ)

テレビドラマでは、

1962年「巣立ち」
1963年 東芝日曜劇場「カミさんと私シリーズ」
1964年 東芝日曜劇場「愛と死をみつめて」
      東芝日曜劇場「土曜と月曜の間」
1965年「源氏物語」
1966年「わが心のかもめ」


「愛と死をみつめて」より。山本さんと大空眞弓さん。

1967,1974年 東芝日曜劇場「女と味噌汁その6、29、30」
1967年 NHK大河ドラマ「三姉妹」
1968年「ザ・ガードマン」
1969年 NHK大河ドラマ「天と地と」
     「日本任侠伝」
     「無用ノ介」


「女と味噌汁」より。(左から)長山藍子さん、池内淳子さん、山本さん。

1971年「青空浪人」
     「シークレット部隊」
      東芝日曜劇場「亜紀子」
1972年「ありがとう」
1973年「お姉ちゃん」
     「銭形平次」第357話
1973~1975年「必殺シリーズ」

1974年「銭形平次」第434話
     「ぶらり信兵衛 道場破り」
1975年「剣と風と子守唄」
     「賞金稼ぎ」
     「破れ傘刀舟 悪人狩り」
      東芝日曜劇場「愛のふれあい」


「愛のふれあい」より。山本さんと若尾文子さん。

1977年 東芝日曜劇場「証明」
     「気まぐれ本格派」
     「新五捕物帳」
1978年「赤とんぼ」
     「白い巨塔」
     「特捜最前線」


「特捜最前線」より。

1979年「不毛地帯」
     「風の隼人」
     「女が職場を去る日」
1980年「裸の大将放浪記」
1981年「まんさくの花」
1982年「化粧台の美女~江戸川乱歩の『蜘蛛男』」

1983年「松本清張スペシャル・歯止め」
     「大奥」
1984年「若き血に燃ゆる~福沢諭吉と明治の群像」
     「花の生涯」
1985年「不良少女と呼ばれて」
      NHK大河ドラマ「新・平家物語」
      NHK大河ドラマ「春の波涛」


「春の波涛」より。山本さんと名取裕子さん。

1986年「影の軍団IV」
     「時にはいっしょに」
1987年「松本清張の黒い樹海」
     「妻よ妻よ」
     「宅配便の」」
1991年「松本清張スペシャル・数の風景」

1994年「地方記者・立花陽介3」
1995年「風たちの遺言」
     「沙粧妙子」
      NHK大河ドラマ「八代将軍吉宗」
1997年「雲の上の青い空~歌手誕生物語~」
     「沙粧妙子」
     「白愁のとき」


「沙粧妙子」より。

1998年 火曜サスペンス劇場「身辺警護2」
     「暴れん坊将軍IX」
     「剣客商売」
     「お局探偵亜木子&みどりの旅情事件帳2」
1999年 NHK大河ドラマ「元禄繚乱」
2001年「いのちの現場から7」
     「神の手を持つ絵師」
     「白い影」
     「水戸黄門」
     「弁護士 朝吹里矢子1」


「神の手を持つ絵師」より。岸部一徳さん(左)と山本さん(右)。

2003年「松本清張没後10年企画・疑惑」
     「ちゅらさん2」
     「スタジオ演劇」
2005年「父に奏でるメロディー」
     「新・人間交差点」
     「花より男子2」
     「わたしたちの教科書」


「花より男子2」より。井上真央さんと山本さん。

2007年「はだしのゲン」
     「多摩南署たたき上げ刑事・近松丙吉7」
     「捜査検事・近松茂道14」
2008年「眉山」
     「春さらば~おばあちゃん」
2009年「浅見光彦~最終章~」
     「つばさ」


「はだしのゲン」より。

2010年「おばさん会長・紫の犯罪清掃日記」
     「君たちに明日はない」
     「まっつぐ~鎌倉河岸捕物控~」
     「獣医ドリトル」
     「忠臣蔵~その男、大石内蔵助」
2011年「チーム・バチスタSP2011~さらばジェネラル!天才救命医は愛する人を救えるか~」
     「松本清張ドラマスペシャル 砂の器 第二夜」
     「南極大陸」
     「愛・命」
     「松本清張没後20年特別企画 ドラマスペシャル 波の塔」
     「相棒」


「相棒」より。

2013年「浅見光彦シリーズ46」
     「最も遠い銀河」
     「遺留捜査」
     「最も遠い銀河」
     「福家警部補の挨拶」
2014年 NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」


「軍師官兵衛」より。

2015年「ウロボロス~この愛こそ、正義。」
     「2030 かなたの家族」
     「三つの月」
     「負け組法律事務所~沈黙する証人~」
     「世田谷駐在刑事3」

2016年「撃てない警官」
     「ゴールドウーマン」
     「陽炎の辻スペシャル~居眠り磐音」
     「刑事吉永誠一 涙の事件簿13 湖で拾った女」
     「検事・沢木正夫4」


「刑事吉永誠一 涙の事件簿13 湖で拾った女」より。

2017年「監察官・羽生宗一5」
     「刑事7人」第3シリーズ
     「赤ひげ」
      NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」
2018年「越路吹雪物語」
     「ハゲタカ」
     「下町ロケット」


「おんな城主 直虎」より。山本さん(左)とすわ親治さん(右)。


「ハゲタカ」より。


「下町ロケット」より。立川談春さん(左)と山本さん(右)。

ほか、数多くの作品に出演されています。

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「下町ロケット」で農家の老人役

ちなみに、山本さんは、2018年、宇宙科学開発機構の研究員だった佃航平が、死んだ父親の経営していた中小企業「佃製作所」の社長となり、社員たちと共に奮闘する姿を描いた、池井戸潤さんの同名小説を原作とするテレビドラマ「下町ロケット」で、米農家である殿村(立川談春さん)の父・殿村正弘役を演じられているのですが、

実は、台本に、「心臓が悪い」と書いてあったことから、

途中で死んじゃう役だろう

と、気軽に引き受けられたそうで、

山本さんは、ドラマのロケ先だった新潟県まで自分で車を運転して行き、そこからまた一人で車を運転して東京に戻られていたそうですが、

(翌日、別の場所でロケがあった時には、朝早起きして、また、自分で車を運転して行ったことから、疲れ切って、水だけ飲んで寝てしまったこともあったそうです)

いつまでたっても、台本がFAXで送られてきて、気がつくと、その年の12月30日まで撮影があり、死ぬどころか、超ハードな役だったそうです(笑)

「山本學の前妻は水野久美!後妻は?子供は?」に続く


「下町ロケット」より。山本さん(左)と立川談春さん(右)。

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