若い頃は、「野獣を消せ」「時間ですよ」「愛のコリーダ」「プロハンター」などに出演され、幅広い演技に定評がある、藤竜也(ふじ たつや)さん。現在も、ヤクザ役、ぶっきらぼうな亭主関白の夫役、女性にモテモテだった往年の任侠スター役など、実に様々な役柄を演じられています。そんな藤さんの現在の出演作品について、調べてみました。

「藤竜也と妻の芦川いづみの結婚に石原裕次郎が尽力?子供は?」からの続き

Sponsored Link

指?

そんな藤さんを「指」で、多くの方が検索されているようです。

なぜだか、はっきりしたことは分かりませんでしたが、藤さんは、2015年、北野武監督の映画「龍三と七人の子分たち」で、龍三役を演じられており、龍三は、右手の薬指と小指がないという役なので、関心が集まっているのかもしれません。


(左から)吉澤健さん、中尾彬さん、近藤正臣さん、
藤さん、伊藤幸純さん、樋浦勉さん。

ちなみに、クライマックスのカーチェイスのシーンでは、藤さんは、実際にバスに乗られていたそうですが、残り3本の指で、バスにつかまっていたとのことで、

藤さんは、そのことについて、

指3本で掴まるのって疲れるんですよね。本当にすごい運転でしたから、遠心力で左右に引っ張られて。バスと同じ高さに障害物があって、どんどん当たっていくものだから、バスのガラスも割れたし。あれはすごいアクションシーンでしたよ。

と、語っておられました。


カーチェイスのシーン。

映画「初恋~お父さん、チビがいなくなりました」で倍賞千恵子と夫婦役

ところで、藤さんは、2019年、映画「初恋~お父さん、チビがいなくなりました」で、倍賞千恵子さんと、実に28年ぶりに夫婦役で共演されています。

この物語は、無口でぶっきらぼうな亭主関白な夫(藤さん)に50年尽くすも、長年積もり積もった寂しさを抱えて生きてきた妻の有喜子(倍賞さん)が、ついに、娘の菜穂子(市川実日子さん)に、

お父さんと別れようと思っている

と、打ち明けると、そんな時、かわいがっていた猫のチビが姿を消してしまい、チビを心の拠り所にしていた有喜子は次第に追い詰められ・・・というストーリーなのですが、

亭主関白な夫の役を演じた藤さんは、完成披露試写会で、

本当に嫌だった。何が嫌って倍賞さんにどうしても冷たくできない。監督からは、「そんな目つきや態度じゃ駄目だ」「日本の奥さんにとにかく嫌われてくれ」と言われてしまってね…

僕は仲良くなったらいけないから、(待機時間は)自分の車でじっとしていた。孤独でしたね。

と、おっしゃっていました♪


「初恋~お父さん、チビがいなくなりました」より。倍賞千恵子さんと藤さん。

実は、お二人は、プライベートでは、時々、一緒にお食事をするなどの交流があるそうで、特に女性に優しい藤さんにとっては抵抗のある役だったようですが、これも役者の宿命ですね♪

Sponsored Link

「やすらぎの郷」に出演~「やすらぎの刻~道」では松原智恵子と共演

また、藤さんは、2017年には、シルバー向けに制作された異色のお昼の帯ドラマ「やすらぎの郷」にも出演されており、

このドラマは、テレビ業界に貢献した者だけが入居できる、老人ホーム「やすらぎの郷」を舞台に、家族、遺産、過去の栄光、死への恐怖など、様々な思いを抱える入居者たちの人間模様を描いているのですが、

藤さんは、主人公で脚本家の菊村栄(石坂浩二さん)の亡き妻(風吹ジュンさん)に思いを寄せられていた、往年の任侠スター「秀さん」こと高井秀次役を演じられています。


「やすらぎの郷」より。藤さんと石坂浩二さん。

そして、2019年4月からスタートする、「やすらぎの郷」の続編「やすらぎの刻~道」でも、藤さんは、引き続き、高井秀次役を演じられているのですが、今回、新しく「やすらぎの郷」に入居してくる九重めぐみ(松原智恵子さん)にも、想いを寄せられるという、女性たちにモテモテという役どころ。

実は、お二人は、日活時代、任侠映画「侠花列伝 襲名賭博」で恋人役を演じられたことがあり、実に役50年ぶりの共演なのですが、

プライベートでも、藤さんの奥さんの芦川いづみさんと松原さんは仲良くされているそうで、先ほどの倍賞さん同様、やりづらい中で、お二人がどのような演技を見せてくれるのか、楽しみですね♪

(ちなみに、藤さんは、もう一役、菊村栄が執筆する山村の夫婦の一代記「道」のストーリーの中に登場する山男役も演じられています)


藤さんと松原智恵子さん。

さて、いかがでしたでしょうか。

藤さんの、

  • 指?
  • 映画「初恋~お父さん、チビがいなくなりました」で28年ぶりに倍賞美津子と夫婦役
  • 「やすらぎの郷」に出演~「やすらぎの刻~道」では50年ぶりに松原智恵子と共演

について、まとめてみました。

日活時代は、それまでなかったアウトロー役で活路を見出し、映画「愛のコリーダ」では、愛欲に溺れる情夫という180度違う役で、再び大きな注目を集めた藤さんですが、

それにしても、80歳近い年齢で、ダンディな魅力を漂わせることが出来るのは、藤さんくらいなものですね。凄すぎます!!

「藤竜也の若い頃は何年も通行人役?時間ですよの謎の男でブレイク!」

Sponsored Link