2004年、阪神タイガースの監督に就任すると、2005年には、阪神をリーグ優勝に導き、その後、オリックス・ブルーウェーブの監督を経て、2022年、2度目の阪神監督に就任すると、2023年には、就任1年目にして、阪神を18年ぶりのリーグ優勝&38年ぶりの日本一に導いた、岡田彰布(おかだ あきのぶ)さん。

今回は、そんな岡田彰布さんの若い頃(監督・コーチ時代)から現在までの活躍や経歴を時系列でまとめてみました。

岡田彰布

「【画像】岡田彰布の若い頃は?高校からプロ野球現役時代までの経歴を時系列まとめ!」からの続き

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岡田彰布は39歳の時にオリックスの仰木彬監督に誘われ二軍助監督兼打撃コーチに就任

1995年に現役を引退した岡田彰布さんは、1996年、39歳の時には、再び、仰木彬監督に誘われ、二軍助監督兼打撃コーチに就任すると、2年間、選手の見極め方と育成法を勉強したそうです。

岡田彰布の40代の頃

41歳の時に吉田義男監督に誘われ阪神の二軍助監督兼打撃コーチに就任

そして、1998年、41歳の時には、阪神タイガースの吉田義男監督に誘われ、古巣・阪神の二軍助監督兼打撃コーチに就任すると、

翌年の1999年には、野村克也監督のもと、二軍監督兼打撃コーチ、2000年、二軍監督(専任)となり、二軍監督時代には、2度のファーム日本選手権優勝を果たしています。

48歳の時に「JFK」を編み出し阪神をリーグ優勝に導いていた

そんな岡田彰布さんは、2003年、46歳の時には、星野仙一監督のもと、一軍内野守備走塁コーチとなると、2004年には、星野監督の後任として、阪神の一軍監督に就任。

すると、監督就任2年目の2005年、48歳の時には、球史に残る継投パターン「JFK」を編み出し、金本知憲選手、矢野輝弘選手、赤星憲広選手、今岡誠選手ら打撃陣の活躍と相まって、阪神タイガースをリーグ優勝に導いたのでした。

岡田彰布
2005年、阪神タイガースをリーグ優勝に導き胴上げされる岡田彰布さん。

審判の判定に抗議し選手全員を引き上げさせていた

実は、岡田彰布さんは、この年(2005年)の9月6日には、中日戦で審判の判定を巡って激怒し、選手を全員引き上げさせ、没収試合寸前になったことがありました。

岡田彰布
2005年、中日戦で審判の判定に激怒する岡田彰布さん。

ただ、最終的には、牧田俊洋球団社長の説得を受け入れ、18分後に試合を再開すると、サヨナラ負けのピンチで、クローザーの久保田智之投手に、

打たれろ!メチャクチャやったれ!!

と、言い、

久保田智之投手も、見事、期待に応えてピンチを脱すると、この後、中村豊選手のホームランでチームは勝利。

これを堺に、阪神は連勝を重ね、9月29日、甲子園球場での対巨人戦でリーグ優勝を達成したのでした。

岡田彰布
監督就任以来初めてマウンドに上がり保田智之投手に言葉をかける岡田彰布さん。

岡田彰布が50代の頃

50歳の時にオリックス戦で初の退場処分を受けていた

また、岡田彰布さんは、2007年6月8日のオリックス戦で、鳥谷敬選手が谷球審に「守備妨害」を告げられると、ベンチを飛び出し、谷球審に右手人差し指を突き出して、まくし立てながら猛抗議を行っているのですが、

その際、谷球審を左手で小突いてしまい、現役時代を含めて初の退場処分(暴力行為として)を受けています。

(ただ、球審の判定は疑問が残るものでした)

岡田彰布
2007年6月8日、オリックス戦で猛抗議する岡田彰布さん。

51歳の時に13ゲーム差をつけていた巨人に逆転優勝されていた

岡田彰布さん率いる阪神は、2008年(51歳)、開幕から好調で、オールスター前には早くもマジック「46」が点灯していたのですが、

北京オリンピックに、藤川球児投手、新井貴浩選手、矢野輝弘選手の主力選手3名が離脱した後、歯車が狂い始めると、9月には、最大13ゲーム差あった巨人に同率首位に追いつかれ、ついには、巨人に逆転優勝されてしまい、責任を取る形で監督を辞任しています。

ただ、岡田彰布さんは、阪神監督を辞任した本当の理由が阪神フロントとの確執にあったことを、後に、鳥谷敬さんとの対談で明かしています。

54歳の時にオリックスの監督をシーズン途中で解任されていた

岡田彰布さんは、2008年に阪神の監督を辞任後、2009年オフ、52歳の時には、オリックスの監督に就任するのですが、

3年連続Bクラスに終わると、3年目の2012年、54歳の時には、シーズン途中にもかかわらず、紙切れ1枚で監督を解任されたといいます。

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岡田彰布の60代の頃(現在)

64歳の時に2度目の阪神タイガース監督に就任

岡田彰布さんは、2022年、64歳の時には、2度目の阪神タイガース監督に就任しているのですが、

現役時代からフロントや現場に軋轢(あつれき)を生んでいたことや、阪急阪神ホールディングス角和夫会長の猛プッシュによる監督就任だったことから、球団内には、阪急の介入を嫌うものが多くおり、岡田彰布さんの監督就任に反対する声も多かったと言われました。

就任1年目にしていきなり阪神をリーグ優勝&日本一に導いていた

それでも、岡田彰布さんは、2023年(65歳)、阪神監督1年目、守り勝つ野球をモットーに、レギュラー選手の守備位置を固定して、守備の練習を徹底させるなど、守備の立て直しに着手するほか、四球を選んで出塁率を上げさせる野球を行い、順調に貯金を積み重ねていくと、交流戦では負け越し、一時は首位を明け渡すも、

7月30日に首位を奪還すると、その勢いのまま、8月には球団16年ぶりとなる10連勝、9月は負けなしの11連勝で、最終的には、ぶっちぎりでリーグ優勝を決めたのでした。

岡田彰布
2023年、阪神を18年ぶりのリーグ優勝に導き、胴上げされる岡田彰布さん。

ちなみに、岡田彰布さんは、2023年シーズン中は、「優勝」という言葉を封印し、「アレ」と表現していたのですが、優勝争いとなっても、選手が浮つかないようにするために使っていたといいます。


お読みいただきありがとうございました

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